2024/11/06放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は、「イエスの言(ことば)を聞いて」という題でお話ししましょう。イエス・キリストのことばが語られるとき、そこには様々な反応があらわれてきます。「だれでも渇く者はわたしのところに来て飲むがよい」という説教を聞いて、人々の間に三つの反応が起こりました。ヨハネの福音書7章40節からです。
まず第一の人たちは、この方はまことの預言者である、と認めました。人々はイエス様を神から遣わされた預言者だと信じ、受け入れたのです。預言者として尊敬できますからイエス様のことばを神のことばとして受け入れ従っていくことができるでしょう。
第二の人たちは、この方はキリストである、と告白しました。イエスはキリストである、という信仰告白です。キリストとは名前ではなく称号です。太閤秀吉の太閤と同じです。太閤とは天皇にお仕えする大臣という意味ですね。ですから、キリストとはメシア・救世主という称号です。イエス様こそ私たちが待ちに待った救世主キリスト・救い主である、と告白したのです。
第三の人たちは、「キリスト救世主はまさかガリラヤから出て来ない。『キリストはダビデの子孫から、また、ダビデのいたベツレヘム村から出る』と聖書に書かれているではないか」、と言いました。いわゆる反対者たちです。しかし反対者たちの多くはよく調べもしないで反対するということです。イエス様はガリラヤ出身ですが、生まれたのはダビデ王と同じベツレヘムの村でした。しかもイエスはダビデの子孫、ヨセフを父としていたのです。
このように、イエス様の説教によって三種類の人々に分かれ、論争と分裂が生じたとヨハネは書いています。
今日に至るまでイエス・キリストの教えについて分裂し、論争が繰り広げられてきました。ですから驚くことはないでしょう。大切なことは私たちがどの種類の人々に与(くみ)するか、ということです。ラジオの前の皆さんは、第一と第二の人々に属していただきたいのです。
聖書のことばです。
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」使徒の働き16章31節
( PBA制作「世の光」 2024.11.06放送でのお話しより )
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