2020/8/11放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「神はパウロの手によって」という題でお話ししましょう。使徒の働き19章の続きです。
さて神はパウロの手によって異常な力あるわざを次々になされました。これを「力ある奇跡」と訳す聖書もあります。例えば次のようなことでした。
人々がパウロの身につけている手拭いや前掛けを取って病人に当てると、その病気が取り除かれ、悪霊が出ていったのです。パウロはエペソでも、神の国を語らないときは腰に前掛けをかけ、手拭いをつけて天幕作りをしていました。仕事で汚れた前掛けや手拭いまでも苦しんでいる病人を癒やしたのです。
これが異常な神の力でなくて何でしょうか。パウロは働きながら傍(はた)を楽にしてあげたのですね。働くとは、自分と共に周りの人を助け、養い、楽にしてあげることです。このご時世、医療従事者の方々に心から感謝します。
さて、これを目撃した不埒(ふらち)なユダヤ人のまじない師で諸国を遍歴して輩(やから)が、悪霊に憑かれている者に向って主イエスの名を唱え、「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。出ていけ。」と試しに言ってみたのです。 すると悪霊がこれに対して、「イエスなら自分は知っている。パウロも分かっている。だが、お前たちは一体何者だ。」 そして悪霊に憑かれている人が彼らに飛びかかり、みんなを押し付け、殴り倒し、彼らは傷を負い、裸のまま帰ったのです。
神の独り子イエスの名を信じる者は悪い霊を支配し、怖がることはないのです。逆にまじないや占いの霊に支配されている人々は悪霊を支配することはできません。エペソに住む人々はユダヤ人でまじない師をしている者たちのことを知らされ、恐怖に襲われ、主イエスの名を崇めました。
それから、魔術を行っていた多くの者たちが魔術の本を持ち出して来ては、みんなの前で焼き捨てたのです。その値段を総計したところ、銀5万、約1千万円にものぼることが分かりました。天地万物の創造主である全知全能の神は現代においても私たちの手によって力あるわざを成し遂げてくださるのです。病める人に手当をしたり、悪霊のことばによって支配されている心に神のことばを施し、解放することができるのです。
(PBA制作「世の光」2020.8.11放送でのお話より )
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