2020/8/10放送
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
第ニ月曜日の今日は旧約聖書のモーセの生涯から学びましょう。 奴隷状態の神の民をエジプトから脱出させるために神はモーセを立てます。その使命に立つ前にモーセは数々の挫折を通して砕かれ整えられました。そして、神の御名にある神の主権に信頼することを神はモーセに教えたのです。
身も心も信仰も整えられたモーセは兄アロンと共にエジプトの王ファラオの前に立ちます。
エジプトは様々な偶像で満ち溢れ、怪しげな呪術を行う者も大勢いました。その王宮に、まことの神を知るモーセたちが立ちます。真の神を侮り、不思議を見せよと豪語する王に対し、モーセは、アロンの杖が蛇になるという神の奇跡を示したのです。
しかし王は驚くどころか呪術者によって同じようなわざを行わせました。悪しき悪霊のわざによるのでしょうか。あるいは蛇が杖のように見せかけられていたのでしょうか。
ところがアロンの杖が彼らの杖を飲み込んだのです。エジプトで偶像化されていた蛇に対し、まことの神の勝利が示されました。それでも王は心を頑なにして神の民を出ていかせません。
しかし王の頑なさを神は良く分かっていました。そして王の頑なさの故に、神の大いなるわざがエジプトで力強く現されることになります。人の愚かさを通してさえ神は御自身の力を示されるのです。
最初はエジプトの繁栄の源であるナイル川への神の裁きでした。
モーセは王にこう語りました。
「【主】はこう言われます。あなたは、次のことによって、わたしが【主】であることを知る、と。ご覧ください。私は手に持っている杖でナイル川の水を打ちます。すると、水は血に変わり、ナイル川の魚は死に、ナイル川は臭くなります。」
旧約聖書 出エジプト記 7章17節から18節
ナイル川の死はエジプトの死とも言えるでしょう。水はいのちと繁栄の要因だったからです。しかしエジプトの呪術者たちも同じような事をして見せ、王は心を頑なにするのです。そこにも神様の招きがありました。王も呪術者も徹底して神様に砕かれる必要があったからです。神様は私たちの人生を取り扱い、ご自身こそ真の神であることを示されるのです。
(PBA制作「世の光」 2020.8.10放送でのお話より )
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