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安倍政権の改憲は改悪

2017-08-03 11:01:45 | まじめな話

 “動詞を中心にして読み、それに主語を補うと書かれていることがよくわかる”という詩人・谷内修三が、その読み方で現憲法と自民党の改憲案を読み比べたところ、わかったことが7月15日の東京新聞「考える広場 9条、変える?」に掲載されました。
 わかったことって何かって? それは「首相が国民の解釈(異議申し立て)を禁止し、権力者として「国」を指揮、監督する」こと、「首相の独裁を保障しようとしている」こと。
 フザケンジャナイ、デゴザイマス。
 記事から抜粋します。全文の約80%なので、もはや抜粋なんてもんじゃないかもしれないけどね。
 
◆独裁保障につながる 詩人・谷内修三さん
 現憲法の九条の主語は一貫して「日本国民」です。日本国民が政府に対し、「戦争をさせない」と言っている。ところが、改憲案では次々と主語が変わっています。冒頭こそ主語は「日本国民」ですが、九条の二で「国防軍は(…)国会の承認その他の統制に服する」と主語が「国防軍」になる。「日本国民」の意思が無視されているのです。九条の三では「国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない」と、「国」が主語になる。ポイントは「国民と協力して」です。軍隊は一人ではできない。「国」によって兵隊として使われ、殺し、殺される多数の「国民」が必要なのです。つまり、「徴兵制」が含意されていると思います。主語の変更の中に「国」が「国民」を支配するという思想が表れています。

 安倍晋三首相は、現九条を維持しつつ自衛隊の存在を明記する改正方針を新たに提案しました。それを受け、自民党憲法改正推進本部が議論のたたき台として出した条文案は、九条の二として「前条の規定は(…)自衛隊を設けることを妨げるものと解釈してはならない」としました。現憲法の主語である「日本国民」を押しのけ、条文をさまざまに解釈することを「日本国民」に禁止しているのです。

 誰が禁止するのか。「内閣総理大臣」です。首相が国民の解釈(異議申し立て)を禁止し、権力者として「国」を指揮、監督するということです。この改憲案は単に自衛隊の明文化を狙っているのではない。首相の「独裁」を保障しようとしています。憲法は「国」のためのものではない。「日本国民」である「われら」の、もっと言えば「私」のためのもの。私はそれを「内閣総理大臣」などには渡したくないのです。


 憲法ってさ、国家の基礎となる法で、つまり国家のあり方を決めたルール。
 で、国家権力は放っておくと暴走して、好き勝手なことをするから、憲法はそれに歯止めをかけている。
 その憲法を元に法律が作られる。
 憲法は国家権力の暴走から国民の自由を守り、国家権力を制限して人権を保障するためのもの。
 法律は「憲法理念の具体化」や「社会秩序の安定」のために国民の権利や自由を制限するためのもの。

  安倍政権の憲法改正案は、国民の権利や自由を制限して国家権力が・首相が好き勝手できるようにするってことなんだね。なーにが改正だ、改悪の悪の悪じゃん。まっぴらごめんだね。
 憲法改正反対。独裁者はいらない。戦争はいらない。原発はいらない。


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