松井たら と申します。たらちゃんと呼んでいただけたらうれしいです。
今、“(有)たら工房”で書籍の制作・編集と、“ふうるふうる”(http:/www.ne.jp/asahi/tara/m/)でボディーワーク&スピリチュアルワークを仕事にでき、右脳も左脳も使う生活ができるということは、大きなギフトだと思っています。
書籍の制作・編集をしている私がヒーリングの方面に足を踏み入れたきっかけは、10年ほども前に催されたあるヒーリングフェスティバルでした。
どうせならいろいろと体験してみるのも一興と、朝一番から出かけ、まず受けたのがオーラ・ソーマのリーディングでした。 「もしかして私の人生をどっかで見ていたの?」 そう思ったほどの的確なリーディングにまずびっくり。驚いたことに、その後受けた5種類ほどのセッションも、すべて同じ方向性を示していたのでした。
「自分が本当にやりたいことをやる時期が来ている」、「勉強する時期が来た」……。これは真剣に考えたほうがいいなあと思いをめぐらしたところ、私がやりたいことは、独学で勉強していたアロマセラピーをきちんと学ぶことと、出会ってしまったオーラ・ソーマを学ぶことでした。
以前に台湾式リフレクソロジーの「足の汚れが万病の原因だった」という本を作成したおり、自分でも実践してその効果のすばらしさを知っていたため、ボディーワークには興味がありました。でも、本当にこっちの方向に行ってもいいのかというためらいがあり、おそるおそるおずおずと足を踏み入れたのです。そのおかげで時間をかけて学ぶことができ、さらにいろいろなヒーリングに出会え、いろいろなワークに参加できたことは、私にとって大きな幸運でした。
というのは、そのころ、大きな壁を感じていたからです。 摂食障害(拒食症・過食症)や虐待からのサバイバルの問題を抱えて家を出、それからずっと自分の育て直しをしていました。しかし、これ以上どうしたらよいか、途方に暮れていたのです。
他人を頼ってはいけない、一人で何とかはい上がらなくてはいけないと思い込み、いろいろな分野の本をたくさん読み、必要だと思った講座などで学びながら、深く狭い穴で一人でもがいていました。
それが、そのフェスティバルがきっかけで好きなこと・やりたいことを学んでいった過程で、もう苦行はやめよう、やりたいことをやってもいいんだ、気持ちよく楽しく学んでいいんだ、自分の幸せは自分が責任をもってつくりあげていくものなんだと、はっきり意識できるようになっていったのです。
自分を幸せにできるのは自分だけなんですね。
“今の自分”は、自分が選び、行動した結果がつくりあげたもの。
自分が収穫できるものは、自分がまいた種から実るものだけです。
たくさんのかたに、いろいろなきっかけや気づきをいただいても、それを生かすのは自分です。
それなら、なりたい自分になるために種をまこう。自分で自分を幸せにする責任をもとう。人から手をさしのべていただけるならありがたくそれを受けよう。
自分の力を自分のために使ってもいいのだ。自分のためにお金をかけてもいいのだ。楽しいと思うことをやってもいいのだ……。
こんな、普通ならとっくにわかっているだろうことを理解するために、私は大回りしていたようです。でも、その大回りのおかげでたくさんのことを体験できたことは、今の自分の仕事にもとても役立ってくれています。こうなることは必然だったのだな、苦しんでいたことは大きなギフトだったんだなと、今では感謝しています。
また、そんなことはあるはずがない、これは幻聴や錯覚だと否定していた「大いなるものから何かを受け取っていること」を認められるようになりました。
つらい経験でも、生き延びられれば無駄になることはないんですね。
学べば学ぶほど、自分は何も知らないんだなあとしみじみ感じます。
すべての人がそれぞれに自分に責任をもって生き、自分の道を気持ちよく最高に歩んでいける、そして、互いの違いを認めてそれを受容し、共に生きていける、そうなれたらいいなと思います。
あるとき、次のようなメッセージをいただきました。
「光を通すパイプ役としては、
空(くう)であり
聖であり
浄であることを
シャーマンとしては
多方向の時空軸をもつ
道標であることを」
また、自分はボディーワークとスピリチュアルワークを通してどんなことをしているのだろうかと考えていたとき、
「たまふり たましずめ」
「揺り動かし 体と魂の揺り動かし」
という言葉をいただきました。
これらがどういう意味であるのかがすっかりわかったわけではありませんが、今はこの言葉・精神を、自分の道を歩むための大切な道標としています。
そして、いつでも楽しく学ぶ、視点を転換する、自分に気づくなどを心がけています。
そそっかしくて単細胞なので、まだまだ十分に実行できているわけではありませんけれど、理想は高く掲げて、ゆっくりとでも進んでいきたいです。
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