今年1月に次の世界にいった犬のハルトは、柴犬とたぶんコーギーの雑種。認知症になりやすいのは、①柴犬系の雑種、②柴犬、③柴犬以外の日本犬といわれていたのよ。はい、ハルトもぼけたねー。たぶんぼけると思ってたから、サプリやらなにやらいろいろやってたんだけどねー。
で、 昨日の東京新聞夕刊に、犬の認知症の記事がありました。
そのなかに、「過去の研究で「柴犬は認知症になりやすい」と指摘されているが、柴犬を含む上位五犬種を比較したところ、柴犬の平均点は高めだったが、四種とのはっきりとした違いはみられなかった。」と書かれていて、ちょっとびっくり。
すべての飼い主さん、気をつけてね。
記事から抜粋します。
●高齢犬の2割に認知症疑い 8歳以上の半数が「予備軍」
人間の五十歳ほどに当たる八歳以上の飼い犬の約20%に、アルツハイマー病に似た認知症(認知障害症候群)が疑われる行動がみられることが、日本獣医生命科学大獣医学部(東京)の入交真巳(いりまじりまみ)講師の調査で分かった。今後発症が懸念される「予備軍」も半数に達していた。
発症初期なら餌や生活習慣の改善で症状が治まる場合があり、入交さんは「高齢犬が急に年を取ったと感じたら、早めに専門の獣医師に相談してほしい」と話している。
入交さんは「予備軍や症状が軽いうちに、運動やゲームで脳に刺激を与え、脳の老化を防ぐ働きがある専用のドッグフードなどを与えることで大きく改善する例もある」としている。
<犬の認知症> 犬も高齢化に伴って人のアルツハイマー病に似た認知症になる。「おすわり」ができない、室内や屋外での排せつ習慣を忘れるなどの症状のほか、昼夜が逆転したり、攻撃性が増したりすることもある。対症療法だけで根本的な治療法はない。おやつやゲーム、運動などの刺激で症状の進行を抑えることができるとされる。
これ、昨年と今年に全国の動物病院やドッグランを利用した九百六十一匹の飼い主さんに、「睡眠のリズム」「排せつ行動」「飼い主などへの反応」など10項目を質問票で尋ねたもので、認知症かもと疑わしい例のうち獣医師が診断したのは17%ということです。調査数が少ないしかなりゆるい調査のように思えるけど、でもね、犬だって認知症になるのはほんとよ。
重い認知症の犬は、最終的には鎮静剤や麻酔薬で症状を抑えるしかないけど、でもそうしたら、命が縮まる。
「予備軍や症状が軽いうちに、運動やゲームで脳に刺激を与え、脳の老化を防ぐ働きがある専用のドッグフードなどを与えることで大きく改善する例もある」とのことだけど、ハルトの場合はダメでした。
でもね、「あれ?」っと思ったら早く獣医さんに相談してね。お願いします。
適切に対処できることを、心から祈っています。