写真は市民の森にある「リスの家」で撮影。
暖かいせいか、リスの動きは素早い。カメラで追うのは大変だった。
日本の政界にこれを望んでも、とても無理のよう。
日本の政治は、いかにも遅い。課題が山積しているのに、この停滞はなんとしたことか。
障碍があって停滞しているのではない。結果は承知の上で、動きを遅くしている。これは緩慢や鈍重ではなく、政治のサボタージュだ。
定額給付金を盛り込んだ第二次補正予算は、定めにより、両院協議会に持ち込まれた。与党が多い衆院では可決しても、野党が多い参院では通らなかったからだ。
その食い違いを調整し、政治の停滞を防ぐための両院協議会ではなかったのか。その両院協議会で、協議がスムーズに運ばれなかった。
両院協議会の議長は、籤引きで決めるのだそうだ。たまたま民主党が籤を引き当てたので、深夜になって協議を打ち切ったのだそうだ。
翌日再開の協議会で与党議員が議長になったことで、協議が決着したのだという。
もともよ衆院と参院の意見が異なったから設置した両院協議会ではなかったか。そこで意見調整ができるはずがない。そんな度量も知恵も期待していない。淡々と事務的に処理すればいいのだ。にもかかわらず、単に時間を空費した。税金の無駄遣いも甚だしい。
定額給付金の支給に拘る与党と、定額給付金を切り離したい野党との、いつものような茶番劇だったのだ。
そんな茶番劇は、常に選挙を意識してのこと。まったくやりきれない。
オバマ大統領は、新しい施策を打ち出し、具体的に動き出している。
日本は低次元のお粗末な茶番劇で終始。
国際政治からも置き去りにされている。
グダグダと愚にもつかない分かり切った議論。先が見えているのに動かない政治。これはサボタージュだ。
政治家と国民の認識の差を、今もまた痛感している。
昨日は首相の施政方針演説があった。
興味がなかったので、聞いていない。
我が国の政治の遅れに、もう呆れてしまった。当面、期待はしないことにする。
写真は一昨日に撮影したリス。ちょこまかちょこまかと素早い動きをするので、とても撮りにくい被写体だ。
政治家たちに、リスの爪の垢を煎じて飲ませたい。
すこし品位のない表現になってしまいました。ご免なさい。
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