今日は孫姫が帰る日です。
息子たち父娘を、私たち老人夫婦が送って行くのです。
二人を玄関先で見送ったことがありました。その時、事態を察しきれなかった孫姫が、淋しそうな表情でキョトンとしました。私たちには耐えきれない瞬間でした。
それ以来、送って行くことが標準形態となりました。
父娘家庭でなければ、そのような感情にはならないでしょう。
「淋しい家庭なのだから・・・」 根底にはそんな感情が潜んでいます。これはなかなか厄介な感情で、何年経過しても薄れません。
息子から言わせれば、「余計な心配だ。大丈夫ったら大丈夫!」となるに違いありません。
しかし私たちには、1歳未満のころに母親に逝かれた孫娘が不憫で、その感情から脱却できずにおります。その孫も、4歳になりました。
それはそれとして、約1週間というもの、奴隷のごとき幸せな時間でした。
息子も孫も心得たもので、すべて、「お祖父ちゃん!」と声がかかります。
正直な話、ヘトヘトです。しかしそんな素振りを見せたとたん、権利を剥奪されかねません。だから、命令が出れば、「即刻かつ実直」に従ってきたのです。
ブログどころではありませんでした。笑ってください。
これから送って行くのですが、夫婦二人だけの帰路は、もう悲惨・無惨です。
老爺が老婆を庇い、老婆が老爺に気を使って、気息奄々の帰り道となるのです。
ブログ友のみなさんの眼には、滑稽に映るでしょうが、私たちが選んだ老後の生き方なのです。いいえ、もっとも大きな愉楽です。
明日からは自分の時間が戻ってきます。
幾つかの撮影行も考えております。
何故って、今日の写真は昨年に撮影したもの。1週間ほどは孫を撮る以外、レンズを覗いておりません。
上の写真の中で、苛められて嬉しがっている鴨がいたら、それは私です。
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