２兆円の定額給付金で揉めている。
閣僚がもらうとかもらわないとか。もらったら地元で焼き肉を食べるとか。
また一方では、他の雇用対策や景気対策で使えば、もっと成果が期待できるので、この金は使うべきではないという野党意見も出ている。
突然に言い出したのは麻生首相だったが、根っこは公明党の定額減税案だ。
驚いたことに、国民も、「もっと効果が期待出来る施策に使うべき」 と言っているとか。
こんな論議を繰り返しているのだから、もはや呆れを通り越して悲しい。
２兆円でこのような議論になっているのに、麻生首相がＩＭＦ（国際通貨基金）へ拠出すると言明した１０兆円は、その後どのようになったのだろうか。
あの１０兆円だって、元はと言えば国民の税金だ。何の議論も審議もなく、ポンと拠出できる性格の金なのだろうか。まさか麻生太郎さんのポケットマネーではあるまい。
さらに言えば、折角麻生首相が太っ腹を見せたのに、国際的な反応は鈍かった。
国際的に信を失ったＩＭＦの見直しもせず、「１０兆円を出します」と言ったって、一顧だにされるはずはなかったのだろう。
定額給付金の２兆円もさることながら、あの１０兆円について、十分な説明を求めたい。
これから仕事場へ。今日は比較的多忙。
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