仕事場の幹部たちが、禁煙に取り組み始めてから、もう数ヶ月が経った。
過去に幾度か、このブログで経過を記事にしてきた。
今回をもって最終としたい。
なぜかいい報告ができない結果となってしまった。とても残念。
A氏が取り組み始めたことが、ブログに取り上げるスタートとなった。
禁煙作戦の仕掛けは簡単だ。T製薬のNというガムを噛みながら、禁煙しようという話だ。
Nには若干のニコチンが含んでいる。禁断症状が緩和される。禁煙できる作戦だった。
A氏の取り組みは、B氏の禁煙がキッカケだった。そのころB氏の禁煙はほぼ順調で、すでに3週間ほど続行できていた。
「もう大丈夫ですよ」 その当時の自信満々たるB氏の弁。
A氏はすぐに禁煙状態にはしなかった。12月1日をもって0本にするという作戦だった。どう考えても優柔不断。「大丈夫かなあ」と、私はそのころから懸念を感じていた。
そのようなA,B氏の取り組みを眺めていたC,Dの両氏が、勢いよく参戦してきた。
「よかったなあ」 私は内心、心から彼らの成就を願った。
ところが、一両日でC,D氏が白旗を掲げた。
「いやあ、禁煙する理由がありません」 そんな言葉があった。
その後、B氏が栄転をした。仕事が忙しくもあり、責任がより重くなった。禁煙の挫折を人づてに聞いた。
先日の賀詞交歓会で顔を合わせたら、
「仕事が順調になったら、また禁煙します」 と、B氏が照れくさそうに言っていた。
ところで問題のA氏。
やはり、キッパリとは止めていない。
誰かに、「どうぞ」と奨められると、ひょいと吸ってしまうとのこと。もう不可能に近い。よほどの強い気持ちを持たない限り、これ以上の前進はできない。
やはり禁煙は難しい。
禁煙しなければならない身体的事情がないと成功しない。A氏は丈夫な人なので、逼迫感がない。「別に止めなくたって……」と、内心では思っている。これでは禁煙できない。
B氏には、キッカケとなる身体的な事情があったはず。しかし、当面のストレスには勝てなかった。この挫折は大きい。
こんなブログを書き始める前、実は2人が見事に禁煙に成功していた。
彼らには、取り組む強い理由があった。
いや、理由があったわけではない。煙草を止めたい理由は、幾つでもある。
禁煙に成功した人たちは、何かを禁煙の理由と見立て、心を強くしたのだと思う。
成功するも挫折するも、気持ち一つだ。覚悟が大事だ。
私の禁煙成功までに、数多い挫折が繰り返された。なんとか成就できたのは、身体的事情があったからだ。それがなかったら、気持ちの弱い私には、成就できなかったかもしれない。
喫煙者に考えてほしいことがある。周囲の者の苦痛だ。禁煙の動機には弱いだろうが。
禁煙の難しさを、改めて感じた次第。
その点私は、今になって自分を褒めている。
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