風が止んだ。
公園裏側の畑地で、焚き火が始まった。落葉を焚いているのかもしれない。
煙が緩やかに流れた。
独特の匂いが、鼻にツンときた。
突如として、母への想いがよみがえった。
今年は母の50回忌なのだ。
過日、弟から連絡があった。
あの頃から、もう50年も経ってしまった。ずいぶん遠くまで来たものだ。
けぶりたる焚き火の匂ひ母恋し 鵯 一平
苦労し通しで逝った母だった。
親孝行の真似事もできなかった自分が悔しい。
幾つになっても母は恋しいもの。みなさん、どうかお笑い下さいますな。
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