kan-haru blog 2008
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第1号工事機の工事作業
第1号工事機は、4月30日に大森町駅南端に移設されて以来1ヶ月以上経過しましたが、そのまま移動せずに工事を行っています。
5月の半ばの14日頃より、上りホーム側の工事機作業窓から基礎杭穴の加工工事が進められ、21日には工事機上に保管の4本の基礎杭鉄筋筒枠が、上りホームの基礎杭鋼管内に挿入されました。
左:上り線ホーム基礎杭穴加工工事(5月14日) 中・右:上り線ホーム基礎杭鉄筋筒枠挿入(5月21日)
同24日には、大森町駅上りホームの南端では、作業囲い箱を設置して1号工事機による基礎杭穴最終工事作業が日中もかけて行われました。これにより、大森町駅ホーム上の基礎杭工事は終了となりました。
基礎杭穴最終工事作業(右写真拡大)
・大森町駅出入口部の基礎工事
大森町駅ホーム南端の1号工事機作業窓下の基礎杭工事は上下ホームとも終了しましたので、28日の終電車の通過後に大森町駅第1踏切道では、大森町駅の東と西口の改札機手前の出入り口通路部の工事を行っておりました。この部分には、大森町高架駅入口の高架橋脚が築造されますので、その準備の工事と思われます。
大森町駅東口出入り口部の基礎杭工事
仮駅舎の西口は、出札機と改札機が工事個所に接近しておりますので、工事がし難い場所であり、駅舎の線路際の仮の囲い板が外され、工事用の防護の囲い板に交換されました。
大森町駅西口出改札口
駅出入り口部分の基礎杭工事は、出入り口通路に敷いてある通路板を剝がして、その上部の仮屋根板を除去し、高架橋脚部周辺を露出して加工機を設置して基礎工事が行われます。
大森町駅西口出入り口部の基礎杭工事
30、31日の大森町駅東・西口での1号工事機による終電後の工事開始の作業を見ると、駅西口出入り口上の基礎杭作業のために取り外した仮屋根板を、東口出入り口の駅舎屋根上に運搬する作業が行われておりました。工事の間保存をした屋根は、始発前には復元の作業が行われ、これを毎日繰り返されます。
工事により大森町駅西口駅舎屋根を取外し(左・中写真)て、東口駅舎屋根上に保管(右写真)
・工事車による機械化工事
工事は、1・2号工事機の外各種の工事機や工事車などが活躍して、機械化工事で実施します。工事車にも、種々の形式のものが使われています。ここでは、31日に使用された基礎工事用の道路・線路両走行の工事車の機能を見ます。
屋根が取り外され後の基礎工事の開始には、第1京浜国道から工事車が到着します。道路を走行して来た工事車は、踏切上で線路の中心に停車(左写真)します。自車搭載の回転式ジャッキーを降ろして、車体を揚げてタイヤを中空に浮かし(中写真)ます。次に車体の向きを回転させ、線路上で平行(右写真)にさせます。
道路・線路両走行工事車(左:道路を走って線路上で停止、中:ジャッキーで車体を浮かす、右:車体を線路と平行に置く)
鉄道線路上の工事車の後鉄輪を降ろして線路に嵌め(左写真)ます。続いて前鉄輪を降ろして線路に嵌め(中写真)て、線路上を工事場所まで自走(右写真)します。
道路・線路両走行工事車(左:後鉄輪を線路上に降ろす、中:前鉄輪を線路上に降ろす、右:工事場所まで線路を自走)
第1号工事機も、2007年11月2日に大森町駅構内のホーム北端に移設されてから、7ヶ月を経過して駅構内南端の基礎工事も本格化して、大森町高架駅の築造がこれから始まろうとする工期を迎えたようです。
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(6月分掲載Indexへ)
・カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次 2008年前期版、2006・2007年版 へ
・サブ・カテゴリー別Index 京浜急行の高架化 大森町付近工区、梅屋敷付近工区、京急蒲田付近工区、雑色付近工区、糀谷付近工区 へ
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次回 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第19回その2) へ>
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第1号工事機の工事作業
第1号工事機は、4月30日に大森町駅南端に移設されて以来1ヶ月以上経過しましたが、そのまま移動せずに工事を行っています。
5月の半ばの14日頃より、上りホーム側の工事機作業窓から基礎杭穴の加工工事が進められ、21日には工事機上に保管の4本の基礎杭鉄筋筒枠が、上りホームの基礎杭鋼管内に挿入されました。
左:上り線ホーム基礎杭穴加工工事(5月14日) 中・右:上り線ホーム基礎杭鉄筋筒枠挿入(5月21日)
同24日には、大森町駅上りホームの南端では、作業囲い箱を設置して1号工事機による基礎杭穴最終工事作業が日中もかけて行われました。これにより、大森町駅ホーム上の基礎杭工事は終了となりました。
基礎杭穴最終工事作業(右写真拡大)
・大森町駅出入口部の基礎工事
大森町駅ホーム南端の1号工事機作業窓下の基礎杭工事は上下ホームとも終了しましたので、28日の終電車の通過後に大森町駅第1踏切道では、大森町駅の東と西口の改札機手前の出入り口通路部の工事を行っておりました。この部分には、大森町高架駅入口の高架橋脚が築造されますので、その準備の工事と思われます。
大森町駅東口出入り口部の基礎杭工事
仮駅舎の西口は、出札機と改札機が工事個所に接近しておりますので、工事がし難い場所であり、駅舎の線路際の仮の囲い板が外され、工事用の防護の囲い板に交換されました。
大森町駅西口出改札口
駅出入り口部分の基礎杭工事は、出入り口通路に敷いてある通路板を剝がして、その上部の仮屋根板を除去し、高架橋脚部周辺を露出して加工機を設置して基礎工事が行われます。
大森町駅西口出入り口部の基礎杭工事
30、31日の大森町駅東・西口での1号工事機による終電後の工事開始の作業を見ると、駅西口出入り口上の基礎杭作業のために取り外した仮屋根板を、東口出入り口の駅舎屋根上に運搬する作業が行われておりました。工事の間保存をした屋根は、始発前には復元の作業が行われ、これを毎日繰り返されます。
工事により大森町駅西口駅舎屋根を取外し(左・中写真)て、東口駅舎屋根上に保管(右写真)
・工事車による機械化工事
工事は、1・2号工事機の外各種の工事機や工事車などが活躍して、機械化工事で実施します。工事車にも、種々の形式のものが使われています。ここでは、31日に使用された基礎工事用の道路・線路両走行の工事車の機能を見ます。
屋根が取り外され後の基礎工事の開始には、第1京浜国道から工事車が到着します。道路を走行して来た工事車は、踏切上で線路の中心に停車(左写真)します。自車搭載の回転式ジャッキーを降ろして、車体を揚げてタイヤを中空に浮かし(中写真)ます。次に車体の向きを回転させ、線路上で平行(右写真)にさせます。
道路・線路両走行工事車(左:道路を走って線路上で停止、中:ジャッキーで車体を浮かす、右:車体を線路と平行に置く)
鉄道線路上の工事車の後鉄輪を降ろして線路に嵌め(左写真)ます。続いて前鉄輪を降ろして線路に嵌め(中写真)て、線路上を工事場所まで自走(右写真)します。
道路・線路両走行工事車(左:後鉄輪を線路上に降ろす、中:前鉄輪を線路上に降ろす、右:工事場所まで線路を自走)
第1号工事機も、2007年11月2日に大森町駅構内のホーム北端に移設されてから、7ヶ月を経過して駅構内南端の基礎工事も本格化して、大森町高架駅の築造がこれから始まろうとする工期を迎えたようです。
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