
kan-haru blog 2007 京急高架化工事で削られた聖跡梅屋敷公園
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梅屋敷駅付近高架化工事の現況
梅屋敷駅は、1923年(大正12年)4月1日に新設の専用軌道を移設した時に営業を開始し、当時は周囲では田畑の農地が広がっておりました。その後、宅地に変貌する過程で「里道」が生活道路となり、道幅の狭いまま廃止することが出来なくなりました。
そのため、梅屋敷駅のホームの両端には踏切があり、ホームを伸延することが出来ず、本線では唯一の4輌列車しか止まれませんので、6輌編成の普通列車は横浜方向の2輌のドアーを開かずに、品川寄り4輌から乗り降り(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 梅屋敷駅付近(第1回)」参照)します。

写真左:梅屋敷駅東口(060909撮影) 中:線路移設のため駅舎閉鎖(070519撮影)
右:線路移設のため出入口移動(071031撮影)
梅屋敷駅上の高架化工事も大森町駅と同様に、線路経路のカーブを緩やかにするため下り線路と上り線路のそれぞれを、第一京浜国道寄りに移設の工事を進めるため、先ずは下り駅舎と改札口を5月19日に移動(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 梅屋敷駅付近(第2回)」参照)しました。同時に、梅屋敷商店街通りの大森町第4踏切の東側警報器の位置も、第一京浜国道側に移設が済んでます。
その後、9月には旧駅舎を取り払い、その跡を下りホームへの入り口としての整備が行われましたので、これにより、ホーム北端部付近の下り線路の移設が可能となりました。

写真左:梅屋敷駅東口商店街(061007撮影) 中:大森町第4踏切第一京浜国道側
から西側を望む(070408撮影) 右:下り線路移設のため警報器の後退設置(070519
撮影)
一方、梅屋敷駅南端の梅屋敷第1踏切以南の高架化工事では、梅屋敷第2、3踏切にかけての線路経路のカーブを緩めるため、下り線路が平成17年12月に、上り線路が平成18年2月にそれぞれ第一京浜国道側に約3mの移設を、梅屋敷公園(「大森町界隈あれこれ(N32) 大森町風景 梅屋敷公園」参照)を削って完了しております。

写真左:梅屋敷公園を削って線路移設(060917撮影) 中左:梅屋敷第3踏切
(060917撮影) 中右:第一京浜国道側に約3m移設した線路下り展望(060917撮影)
右:約3m移設の線路上り展望、梅屋敷第2踏切上に軽乗用車通過中(060917撮影)
次いで、平成18年9月には、梅屋敷第1踏切とホーム南端部付近の上下線路の移設が行われました。

写真左:ホーム南端部付近から梅屋敷第1踏切付近の移設前S字状線路(060909
撮影) 中:第一京浜国道側に約3m移設の新設下り線路(060917撮影)
右:線路移設後上りホーム幅拡張(070103撮影)
これにより、梅屋敷駅から南の京急蒲田駅方向の高架橋の建設工事は、梅屋敷第1踏切から第4踏切(多摩堤通り)までが、高架橋経路のルートが固定されましたので、高架橋の建設が可能となりました。

写真左・中:梅屋敷第2踏切付近の高架橋工事状況(070103撮影 左拡大)
右:梅屋敷第2踏切付近の高架橋工事状況(070103撮影 右拡大)
既に、梅屋敷第4踏切(多摩堤通り)から梅屋敷第3踏切(梅屋敷公園南側)の中間までは、2006年ブログ開始時には2階建て複線の高架橋がかなり出来上っておりました。

写真:ブログ開始時には2階建て複線高架橋はかなり仕上っていました(070103撮影)
また、平成19年9月には、高架施行工事機械が梅屋敷第1踏切南端まで北上してきましたので、ここから梅屋敷第2踏切(梅屋敷公園北側)方向へと、1階建ての高架橋の建設が開始されるものと見られます。

写真:梅屋敷第1踏切南端まで北上してきた工事機械(071031撮影)
この1階建ての高架橋が出来上がると、多摩堤通り部分の2階建ての高架橋との結合の立体化高架の複雑な建設へと進むことになります。
さらに、梅屋敷駅構内の線路の移設を終え、大森町駅方向から建設が進んで来る高架橋との結合があります。
高架橋が出来上れば、京急蒲田駅付近連続立体交差事業の終わりではありません。続いて高架駅舎建設、駅付近関連道路・広場の整備や電波障害などの環境整備などにも莫大な費用がかかります。一体、元が取れるのか、他人事ながら心配が先に立ちます。
地元の京急連続立体交差事業に関する記録は、できる限り取って残しておきたいと思っております。
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梅屋敷駅付近高架化工事の現況
梅屋敷駅は、1923年(大正12年)4月1日に新設の専用軌道を移設した時に営業を開始し、当時は周囲では田畑の農地が広がっておりました。その後、宅地に変貌する過程で「里道」が生活道路となり、道幅の狭いまま廃止することが出来なくなりました。
そのため、梅屋敷駅のホームの両端には踏切があり、ホームを伸延することが出来ず、本線では唯一の4輌列車しか止まれませんので、6輌編成の普通列車は横浜方向の2輌のドアーを開かずに、品川寄り4輌から乗り降り(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 梅屋敷駅付近(第1回)」参照)します。

写真左:梅屋敷駅東口(060909撮影) 中:線路移設のため駅舎閉鎖(070519撮影)
右:線路移設のため出入口移動(071031撮影)
梅屋敷駅上の高架化工事も大森町駅と同様に、線路経路のカーブを緩やかにするため下り線路と上り線路のそれぞれを、第一京浜国道寄りに移設の工事を進めるため、先ずは下り駅舎と改札口を5月19日に移動(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 梅屋敷駅付近(第2回)」参照)しました。同時に、梅屋敷商店街通りの大森町第4踏切の東側警報器の位置も、第一京浜国道側に移設が済んでます。
その後、9月には旧駅舎を取り払い、その跡を下りホームへの入り口としての整備が行われましたので、これにより、ホーム北端部付近の下り線路の移設が可能となりました。

写真左:梅屋敷駅東口商店街(061007撮影) 中:大森町第4踏切第一京浜国道側
から西側を望む(070408撮影) 右:下り線路移設のため警報器の後退設置(070519
撮影)
一方、梅屋敷駅南端の梅屋敷第1踏切以南の高架化工事では、梅屋敷第2、3踏切にかけての線路経路のカーブを緩めるため、下り線路が平成17年12月に、上り線路が平成18年2月にそれぞれ第一京浜国道側に約3mの移設を、梅屋敷公園(「大森町界隈あれこれ(N32) 大森町風景 梅屋敷公園」参照)を削って完了しております。

写真左:梅屋敷公園を削って線路移設(060917撮影) 中左:梅屋敷第3踏切
(060917撮影) 中右:第一京浜国道側に約3m移設した線路下り展望(060917撮影)
右:約3m移設の線路上り展望、梅屋敷第2踏切上に軽乗用車通過中(060917撮影)
次いで、平成18年9月には、梅屋敷第1踏切とホーム南端部付近の上下線路の移設が行われました。

写真左:ホーム南端部付近から梅屋敷第1踏切付近の移設前S字状線路(060909
撮影) 中:第一京浜国道側に約3m移設の新設下り線路(060917撮影)
右:線路移設後上りホーム幅拡張(070103撮影)
これにより、梅屋敷駅から南の京急蒲田駅方向の高架橋の建設工事は、梅屋敷第1踏切から第4踏切(多摩堤通り)までが、高架橋経路のルートが固定されましたので、高架橋の建設が可能となりました。

写真左・中:梅屋敷第2踏切付近の高架橋工事状況(070103撮影 左拡大)
右:梅屋敷第2踏切付近の高架橋工事状況(070103撮影 右拡大)
既に、梅屋敷第4踏切(多摩堤通り)から梅屋敷第3踏切(梅屋敷公園南側)の中間までは、2006年ブログ開始時には2階建て複線の高架橋がかなり出来上っておりました。

写真:ブログ開始時には2階建て複線高架橋はかなり仕上っていました(070103撮影)
また、平成19年9月には、高架施行工事機械が梅屋敷第1踏切南端まで北上してきましたので、ここから梅屋敷第2踏切(梅屋敷公園北側)方向へと、1階建ての高架橋の建設が開始されるものと見られます。

写真:梅屋敷第1踏切南端まで北上してきた工事機械(071031撮影)
この1階建ての高架橋が出来上がると、多摩堤通り部分の2階建ての高架橋との結合の立体化高架の複雑な建設へと進むことになります。
さらに、梅屋敷駅構内の線路の移設を終え、大森町駅方向から建設が進んで来る高架橋との結合があります。
高架橋が出来上れば、京急蒲田駅付近連続立体交差事業の終わりではありません。続いて高架駅舎建設、駅付近関連道路・広場の整備や電波障害などの環境整備などにも莫大な費用がかかります。一体、元が取れるのか、他人事ながら心配が先に立ちます。
地元の京急連続立体交差事業に関する記録は、できる限り取って残しておきたいと思っております。
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