日本のクラスター対策の成果を理解していない海外メディア


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日本のクラスター対策の成果を理解していない海外メディア
安倍首相が発令した緊急事態宣言に関する海外の主要メディアからは、欧米諸国の非常事態宣言などと比べて「大胆な措置を取るのが遅い」「強制力も罰則もない」と厳しい見方が相次いだ。

AFP通信
日本の措置には外出禁止や店舗閉鎖などの強制力はなく、違反者への罰則もないため「欧米での都市封鎖(ロックダウン)とは程遠い。
英BBC放送
専門家からは発令が遅過ぎるとの声が出ている。
ドイツや米国は、日本が社会的距離確保の措置実施や新型コロナの広範囲な検査実施に失敗したと強く批判している。
米CNNテレビ
中国と経済・地理的に関係の深い日本では早い段階で感染者が出ていたのに世界の他の多くの地域で見られるような大胆な措置を取るのが遅かった。集中治療室(ICU)のベッド数や検査数の少なさのほか、人工呼吸器の不足で医療崩壊への懸念が広がっている。
ロイター通信
緊急事態宣言の発令前から、ツイッターで「東京脱出」が話題になっていた。別荘地の軽井沢には東京のナンバープレートの車が増えている。
ドイツ紙
日本政府は問題を過小評価しているのか?
高度な医療システムを持つ国の割には死亡率が高すぎる。
時事通信
措置遅い。強制力ない。

 世界のほとんどのメディアは日本政府は真剣にコロナ対策をやっていないと批判しているが、すべてのメディアが扱っていない事実がある。死者数である。検査数が少ない。死亡率が高いこと等を問題にしているが、日本のコロナ感染死者数は非常に少ないことを海外メディアは扱っていない。日本の死者は98人である。
世界の死亡した人
▽イタリア 1万5887人
▽スペイン 1万2418人
▽アメリカ 9643人
▽フランス 8078人
▽イギリス 4934人
▽イラン  3603人
▽中国   3331人

 海外に比べて日本の98人は極端に少ない。なぜ少ないのかを海外メディアは理解できないのだ。
 安倍首相は「日本は世界とは違うコロナ感染対策をした。クラスター対策班を設置しクラスター潰しをやった。だから感染死者は少ない」と緊急事態宣言した後の記者との質疑応答で述べた。しかし、クラスター対策班に注目する日本のマスメディアはない。

安倍首相は記者会見でクラスター対策が死者を少なくしていることを述べた、
「海外の例を見ればヨーロッパの国々と比べれば、はるかにこの感染者の増加のスピードは遅いわけでありますし、そして同時に、われわれは他の国と違ってクラスター(集団感染)対策というのが入っています。クラスター対策というのを早い段階からやってます。これ大変なんですが、このクラスター班っていうのは、現地に行って朝から晩までずっと、感染者が出れば、この人が接触した人をずっと追っていきます。その皆さんにはPCR検査をやっていただいて、クラスターを潰していくという形でやっている。これは日本の一つの特徴なんだろうと思いますし、これを評価もしていただいているんだろうと思います」

 安倍首相は評価されていると思っているがほとんどのマスメディアは評価していない。むしろクラスター潰しの効果を無視することによって評価を潰している。
首相と同席した政府の専門家会議で副座長を務める地域医療機能推進機構理事長の尾身茂氏はクラスター対策の意義を説明した。
「首相がおっしゃる通りで、私の方からは、外国の場合と比較して、日本がここまでですね、これからまたわからないので、今、緊急事態宣言を出したんですけど、それまでに何とか持ちこたえてきたのは3つの理由があると思います」
「1つはクラスター対策、日本だけというわけじゃないですけど、自分が初期の頃からやっている。それから、これは国民の健康意識、これ2009年の新型インフルエンザのときも、世界で死亡率は、10万人あたりまではもうひと桁違うぐらい少なかったという意味で国民の健康意識。それから3つ目は、もちろん日本の医療制度にもさまざまな課題がありますけども、比較的しっかりした医療制度で、コロナ感染が疑われたような人は、かなりの部分がシステムに探知されて、PCRも完全ではないんですけど多くの人にされて、必要な治療が今のところ与えられてきたということが、これまで持ちこたえてきた理由だと思います」
 クラスター対策がコロナ感染拡大を押さえ、死者を劇的に少なくしたのは事実である。クラスター対策班は2月26日に発足したが、クラスター対策班に注目した日本マスメディアはいなかったのてある。だから、北海道でコロナ感染者が減った裏にクラスター対策班がいることをマスメディアは国民に知らせなかった。
 日本のマスメディアが無視するのだから日本のことを日本の報道で知る外国のマスメディアがクラスター対策の効果を知るはずもない。
尾身氏は、
「屋形船(からの感染者発生)は間違いなくクラスターだと思う。和歌山の(済生会有田)病院もその可能性はある」
と、既に国内で複数のクラスターが発生していると認識していたのである。「クラスターの連鎖をいかに絶つかが重要だ」と、クラスター潰しをやっていった。この重要なことを日本マスメディアは無視してきたのである。
 死者が1万人を超えた国々はロックダウンをして厳しい取り締まりが必要であるがロックダウンは経済を大きくダウンさせる。経済破綻を招きかねない。日本政府が目指しているのはコロナ感染の拡大を押さえ同時に経済も無難に維持することである。
クラスター潰しには感染者の感染経路が分からなければならない。しかし、感染経路不明者が増加している。特に東京、大阪のような都市部では感染経路不明が増加している。クラスター潰しでは限界である。これもクラスター対策班は最初から想定していた。クラスター潰しの限界やってきたから政府は緊急事態宣言をしたのである。
感染を押さえて、経済も維持するという日本政府のやり方は複雑で理解しにくいが一番優れたコロナ対策である。日本マスメデイアは素晴らしい日本政府のコロナ対策を世界に発信するべきだ。
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