中国には毅然たる態度で臨め





中国人船長強制起訴:八重山にしらけムードも


 【八重山】尖閣諸島沖の漁船衝突事件は15日、発生から1年半たって起訴に至った。だが、中国人船長は既に帰国し、公判のめどは立たない。地元にはしらけたムードも漂った。県内の中国人からは、両国関係がさらに緊迫することへの不安も上がった。
 尖閣を行政区に持つ石垣市の中山義隆市長は「起訴は当然」と強調する一方、公判が開かれない見通しについては「(漁船衝突事件から)時間がたってしまっている。本来なら日本国内でしっかり裁くべきだった」と苦言を呈した。

 八重山漁協の上原亀一組合長は「「手続き上、やるべきことはやっておかないといけないが、帰してしまった後では呼び戻して公判できるわけがない。パフォーマンスにもみえる」と冷めた見方を示す。「あまり騒ぎすぎて中国に刺激を与えたらかえってマイナスになる。粛々と進めてほしい」と望んだ。
 県内に住む中国人でつくる沖縄華僑華人総会の東江芝軍会長も「中国と沖縄の深い関係が、この件で悪くならないようにしてほしい」。民間交流を拡大したいとして「国同士の問題も平和的な解決を願う」と話した。




中国公船「海監」2隻、尖閣近海の日本領海侵入


航行中の「海監50」(手前)と警戒する巡視船いしがき(16日午前7時40分、沖縄県・久場島沖約27キロで)=第11管区海上保安本部提供 16日午前6時頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島から北東約40キロの接続水域(日本の領海の外側約22キロ)内で、中国公船の「海監50」と「海監66」の2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が発見した。
 一時、日本の領海内に入ったことも確認された。
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、巡視船が無線で目的を確認したところ、「巡航任務を行っている。魚釣島を含むその他の島は中国の領土である」との応答があったという。
 政府は外務省を通じて中国側に領海内に立ち入らないよう申し入れた。
 今年に入り、漁業監視船などを含め中国公船が尖閣諸島周辺の日本領海内に入ったのが確認されたのは初めて。




ベトナム、南沙諸島の寺院修復へ=中国の反発必至―南シナ海


 【ハノイ時事】ベトナム政府は、中国などと領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島に、仏教の僧侶6人を派遣する方針を決めた。中国が1988年3月14日に同諸島の赤瓜礁(あかうりしょう)を攻撃し、統治下に置いた海戦から24周年を機に、ベトナムの寺院3カ所を修復するのが目的という。
 AFP通信によれば、派遣される高僧のティック・ザック・ギア氏が13日、計画がカインホア省当局に承認されたことを明らかにした。同氏は「海軍の準備ができ次第、出発する。島のベトナム人のほとんどは仏教徒で、彼らの精神生活を改善したい」と述べた。
 具体的な寺院の場所は不明だが、中国などの反発が予想される。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

北京大学国際関係学院副院長賈慶国氏は尖閣諸島問題で日中両政府は「早期に話し合いで対処する」ことが重要だと述べているが、もし話し合えば、日本と中国の間に領有権問題が存在することを日本が認めたと中国政府が主張し始めるのは間違いない。そして、中国はもっと強気に尖閣諸島の領有を主張するだろう。話し合いは中国側にとって都合がいいものであり、日本側にはなんのメリットもない。絶対に日本政府は中国と話し合いをするべきではない。

賈慶国氏は「話し合しあって問題をうまく処理しないと、さらにひどいことになる」と述べ、中国の世論は「なぜ自国の権益を守る努力をしないのか」と中国政府に政治的な圧力が増していると強調している。まて、中国は共産党一党独裁国家であることを忘れるな。マスコミからインターネットまで中国共産党は徹底して世論を管理している。共産党にとってまずい世論は徹底して潰しているのが中国だ。中国に世論というものはない。

世論が中国政府に政治的な圧力をかけるなんてバカな話だ。もし、世論が政府に政治的な圧力をかけようとすればリーダーはすぐに刑務所行きだ。中国の世間が尖閣諸島の世論をつくっているのではない。中国政府が尖閣諸島の世論をつくりだしているのだ。

中国が尖閣諸島に監視船を派遣しているの世論とは関係がない。中国政府の狙いがあって積極的にやっていることだ。尖閣諸島の巡視船への衝突、韓国での船長の警官殺害、ベトナム、フィリピン領海の島への上陸など、中国の軍事力を背景に強引な行動は後を絶たない。
中国は武力、経済力、政治力を利用してアジア支配を広げている。中国の「平和的な台頭」はありえないことである。

中国共産党が一番恐れるのは大衆の怒りである。尖閣諸島の巡視船への衝突の時、民主党の幹部は中国の圧力に屈して船長を中国に帰してしまった。中国共産党にとって日本の政府を手玉に取るのは簡単であるのだ。しかし、中国共産党に脅しに日本国民は平気である。中国政府が日本政府をいじめればいじめるほど日本国民は怒る。そして、長く根に持つ。

中国人船長強制起訴は日本国民の怒りであり、日本国民が中国への怒りを長く根に持つことのあらわれだ。中国政府が日本政府を手玉にとっても、中国人船長強制起訴は、日本国民は日本政府のように簡単には屈服させられないぞと中国政府への宣言であり忠告だ。
日本政府が船長を中国に帰したことへの日本国民の怒りは大きかった。国民の政府不信が一気に高まり、民主党への支持率が一気に下がった。次に同じことが起きれば国民の支持を失いたくない政府は帰国をさせないで裁判をするだろう。

中国人船長強制起訴はたとえ裁判をすることができなくても中国政府への強い圧力となる。沖縄タイムスは「八重山にしらけムードも」と報じているが、多くの人は那覇検察が中国人船長強制起訴をしたことに溜飲を下げたことだろう。

八重山漁協の上原亀一組合長は「あまり騒ぎすぎて中国に刺激を与えたらかえってマイナスになる。粛々と進めてほしい」と述べたようだが、あんなにひどいことをされたのに中国に刺激を与えることを恐れるのはおかしい。意気地のない漁協組合長だ。

中国はどんどん強気の戦術を仕掛けているのだから、中国とは堂々と渡り合っていくことが重要だ。上原亀一組合長のように弱気になればどんどん中国に付け込まれるだけだ。
沖縄華僑華人総会の東江芝軍会長は「中国と沖縄の深い関係が、この件で悪くならないようにしてほしい」と述べている。現在の共産党一党独裁の中国と沖縄が深い関係があるというのは嘘だ。共産党一党独裁の中国と沖縄は深い関係は築いていない。中国は沖縄のことをなんとも思っていない。それは尖閣諸島問題で強引に領土を主張している中国政府の態度をみればわかる。

共産党一党独裁の中国は覇権主義の中国であり、弱気をくじく政治であり、強気になって初めて対等の駆け引きができる政府なのだ。

中国公船「海監」2隻が尖閣近海の日本領海侵入にした。そして、尖閣は中国の領土だと宣言している。強気一辺倒の中国なのだから、八重山、沖縄、日本も強気で対応しなければ中国の勢いに負けてしまう。
中国が領土を争っているのは尖閣だけではない。ベトナムでは中国に侵略されている。しかし、ベトナムも泣き寝入りはしないと決意している。

日本は韓国、ベトナム、フィリピンと連携して中国との国境の問題には毅然とした態度で臨み、中国の横暴を許すべきではない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

待っているか忘れているか仲ノ町・1205句~1206句