教師への特別報酬は高校だけだろうか


昨夜、子供たちと居酒屋に行った時にゼロ校時について聞いた。娘がいうには進学クラスだけゼロ校時があったらしい。どうやらゼロ校時というのは進学クラスがある高校だけ行われていたようだ。多分沖縄全体の進学クラスのある高校で行われているのだろう。
息子の嫁はゼロ校時で教師が報酬をもらうのは当然であるといった。娘も同じ意見であり、娘は進学クラスだけ授業料を高く払っていると思っていたらしい。PTA会費から払われていたということには驚いていた。
進学クラスを対象としたゼロ校時であるなら教師も特別に勉強しなければならないだろうし、それなりの報酬をもらうのはいいかもしれない。しかし、PTA会費から払うのは問題である。授業を受ける生徒の保護者とか県からとかPTA会費以外からの支払いを考えるべきである。

校門での服装検査にも報酬をもらっていることには皆驚いていた。服装検査は勤務外勤務にはならないだろう。服装検査にまで報酬をあげるのは間違っている。夏期講座は勤務内であり報酬をもらうのは明らかに法律違反をしている。

この問題は特定の高校の問題ではなく沖縄の公立高校の進学クラスすべての問題のようだ。私たちが高校生の時は理数クラスという進学クラスがあった。しかし、特別授業はしなかった。私が高校生の頃は校区は自由であり、読谷から首里高校に進学することもできた。首里高校は下の那覇から越境入学している生徒がおおかった。
進学クラスと校区の自由は日教組の平等主義の圧力で廃止された。それなのに進学クラスはいつのまにか復活している。もしかしたら特別授業をする教師にPTA会費から報酬をあげる条件で復活したのではないだろうか。平等主義の圧力で進学クラスを廃止させたのに報酬をもらう条件で復活させたのなら、沖縄の高校教育は堕落している。

ほかにも気になることがある。PTA側は報酬の実態が不透明だとして2月に学校側の説明を求めたが、教員側は「生徒が深夜徘徊(はいかい)する」「大学合格者が減る」と手当廃止に反発。「無料の指導」も拒んだという。
「生徒が深夜徘徊(はいかい)する」は進学クラスの問題ではない。成績の悪い生徒の問題だ。中学生の部活活動は生徒が放課後に俳諧させないのを目的としている。だから全員が部活に入るように教師たちは頑張っている。
もしかすると小学、中学、の教師も服装検査や部活指導など正規の授業以外の仕事はPTA会費から特別報酬をもらっているのではないだろうか。高校だけの問題ではないのではないだろうか。そんな気がしてきた。
昨日小学校の傍を通ったら日曜日であるのに駐車している車が多かった。気にかかる。

教師の特別報酬については沖縄のマスコミは調べないだろう。知っていても掲載しないだろう。
うやむやにはしたくない問題だ。
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湧きあがるさびしさ独り空を見る・1197句~1198句



日本初の画期的俳句

アート俳句




1197句



1198句






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200・血塗られし渡久地の浜のいくさ跡

199・ぶつかりて激しい怒り砕け散る

198・暴風に平然緑の島育ち

197・暴風に傷められても浜蘇鉄

196・晩春の陽光浴びて孤独かな



195・暖かさ求め彷徨う酔いどれよ

194・荒れた浜若き釣り人今日の朝

193・あの時が永遠の別れとは暮れの街

192・雨風に耐えて生きてるお前かな

191・あでやかな赤を赤がなおあでやかに



190・寄り集いひなたぼっこか浜の鳩

189・わけもなく虚しくなるや朝の風

188・映り絵とひそひそ話昼下がり

187・突き立てて後ろを向いて今日の昼

186・遠い日の可憐なきょうこを想い出す




185・淡々と立ち尽くしてや夢忘れ

184・少年の心に戻るはたけ道

183・幸せが痩せて踊るか十二月

182・下りるたび遥かな夏のきみ想う

181・無造作に洞に置かれし赤カヌー



180・なぜ石がここにあるふと考える

179・またひとつ愛が崩れて夕の花

178・くふふふと笑えぬシーサ辛さかな

177・君たちは仲良く立つかいつまでも

176・ひしめいて生きているのか空の下



175・走る走る夜を走る悲しみや

174・電線の遥か彼方の青い空

173・当てもなく佇む向こうほの灯り

172・荒海で必死に孤独を生きるなり

171・赤い花私に背向け咲いてます


170・夕暮れの気儘に浮かぶおお雲

169・じいさんが死んで畑は草の下

168・ゆったりと過ぎ去る時にもたれつつ

167・昼下がりずーっと静かな裏通り

166・あばら家のひさしに雨滴乱れ落ち


165・浮かぶ雲佇立する電信柱

164・シーサーよ俺を睨むのはやめてくれ

163・新春の風受け回れ大風車

162・六月の尊き香りサンニンは

161・おとことおんなたりらりらーるらるら



160・のしのしと酔いどれ魔人が町を行く

159・けもの道分け入る汗に蝉しぐれ

158・風はなくのどかな刻の岸と空

157・岩がある潮風が吹くふたり立つ

156・葉を落とし夏を迎えるあまのじゃ木



155・パオーパオみんな踊ろうパオーパオ

154・赤土が積み上げられて空と雲

153・永遠に見えぬ悪を睨め睨め

152・青草に囲まれ椅子は誰を待つ

151・あなたへの想いも春の渦の中



150・たんぽぽの可憐な黄色庭の春

149・白すぎる明日黒すぎる今日孤独

148・さわやかな春の風舞う畑跡

147・風もなくなにごともなく春の刻

146・ピースして今日も酔いどれ中ノ町





145・枝先に春の息吹だ空の下

144・荷車を曳いて亡父が去っていく

143・眩さにぽつんと独りすべり台

142・公園の椅子が退屈昼下がり

141・皮破り春に突き出るノニの芽よ




140・帰る家どこにありや遥か空

139・ひたすらににらみ続ける家守りは

138・春雨に清く洗われ姉妹花

137・這い上がれ這い上がれ夢這い上がれ

136・ガラガラの遥かな音が残る道




135・暴風に疲れ花落ち浮世かな

134・暴風の朝のライトの車たち

133・荒れ狂いどこへ行く俺どこへ行く

132・雨降って陽が照ってまた雨降って

131・ゲート通り終われない夜日曜日




130・なあ月よと俺はじっと見つめてる

129・くねる夜シュールに埋まり眠る昼

128・雲の下なぜにせわしく走るのか

127・こりゃこりゃおっととどっこいようようよ

126・絡み泣き絡み笑いの浮世かな



125・岩に生きる秋のにが菜の黄いちりん

124・愛しくおれは涙闇と酒飲む

123・幾つものはかなき命混ざり合う

122・ホイホイと闇に浮かれて闇踊り

121・独り立つ孤高なるもの逞しき




120・ガミガミと今日も巷は元気かな

119・がじゅまるは春を愛でてのカチャーシー

118・振り返ることもなく夏過ぎていく

117・黙り泣くそんな俺は闇で死ね

116・小さきは折られ飛ばされ惑うかな




115・暴風に茶髪に染められとうきびは

114・熱きもの掴み掴めぬもどかしさ

113・赤土を豪雨は叩きはちきれる

112・あちこちで秘かにハートがつくられる

111・ふいっと見る俺の心の嫌らしさ



110・ちぎれて俺は俺だと叫ぶのさ

109・ボワーンと弾けて夢が飛散悲惨

108・ばあさんのよろよろ歩く旅路かな

107・朝の陽に目覚め始めた裏通り

106・青空の下でめじろのかくれんぼ





105・青空に黒と白の鳥つがいかな

104・雨水が造りし岩間の細き道

103・ああ何をどう生きれば春の暮れ

102・ああ今日もひとりの胸にしぐれ降る

101・戦世の傷跡残す畑道




100・思い出が走り過ぎ去る走馬灯

99・風はなく陽射しと落ち葉昼下がり

98・変われどもなぜかなつかしゴヤの街

97・カラスがガー木が苦笑して日が暮れる

96・蟹貝を探して浜に春の風




95・開発が進んできれい人は消え

94・岩の上潮風受けて咲くはユリ

93・岩穴に細々と生きる浜木かな

92・一瞬の叫びを上げる永遠に

91・芋かずら亡父のリヤカー押した道





90・生きるのになにを戸惑う春の風

89・いちにちのひっそり町の裏通り

88・吹き上げる情熱もまた霞みゆく

87・飢えながら浮世を今日も生きていく

86・ひっそりと錆つき立って初夏の昼




85・昼下がり誰も通らぬはぐれ道

84・冷える部屋ハムパンを食べキー叩く

83・果てしなく旅をする我が魂よ

82・春の陽に若葉輝くシークワァーサー

81・張り裂ける赤き情熱宙に浮き





80・潮風と戯れ揺れる浜の花

79・あてもなくゆらりゆらりのわが身かな

78・朝の庭どこもかしこも蝉しぐれ

77・主去り残り佇む虚ろかな

76・嵐来て砂に襲われ踏ん張るや




75・雨粒が裏の通りに跳ね返り

74・雨あがり春をまぶしくゆうなかな

73・空き地増え寂れていくか町の裏

72・愛と苦を絡め絡めて闇の春

71・ああ女闇で微笑む狂おしく



70・ああ怒り泡にまぎれて流される

69・くすみ板サッシュにボンベ灰瓦

68・崩れ行く寂しき時代じっと眺め

67・この胸のねじれを開ききみは笑む

66・ケロケロと闇に聞こえるかえるかな



65・木の葉らの下にせせらぎ鳥の声

64・孤高を羽ばたく鷹よ高く高く

63・慶良間島スモッグに翳むうつな日々

62・風はなく心澄みゆく雨上がり

61・頑なな孤独を突き破る恋よ



60・枯れ葉散る古の道人はなく

59・枯れし木にぶどう目覚めて絡まるや

58・絡みつく生活今日の虚しさよ

57・岩掴み毅然と生きるあざみかな

56・岩に咲く白ユリの群れ朝日さす



55・生きたいと叫んでいるのか朽ちた木は

54・戦世の傷跡残す畑道

53・ひっそりと闇の刻ただ黙々と

52・密かなる怒りしいっと闇の中

51・昼下がりまばゆき石の坂上る


50・潮風を浴びて古の道たどる

49・春の朝ぷかりぷかりと何処へゆく

48・春の日に小さき命微笑んで

47・這い出ては浮かれ浮かれの浮世かな

46・けだかくも寂しく空のはぐれ鷹



45・電柱とバナナの向こうの青い空

44・無遠慮におれは世間に挑むのさ

43・這いずって夜の魂どこへ行く

42・がじゅまるが生え水道の出た岩や

41・冬なのに咲いて浮かれるチキナかな


40・どこへ行く俺の魂年の暮れ

39・道標のないわくわくの俺の道

38・電線のひしめく町に朝が来る

37・暴風に踊る踊るよ今朝の椰子

36・暴風の夜外灯が煌々と


35・青空の下で踊れや踊れ夏

34・仰向けに寝そべる木々に雨が降る

33・混ざり合い息しあいながら生きている

32・茜空忙しい雲に闇の松/a>

31・ああ今は出口の見えぬふきだまり


30・キャッキャッと跳ねて笑ったきみはもう

29・街霞むのどかな浜の昼下がり

28・眩しさと暗さに潜む街の日々

27・眩しさにうだる石道海が見え/a>

26・葉落としじっと春待つ茄子かな


25・まばゆさと影が沈黙昼下がり

24・真昼間のまぶしさ受けじっとする

23・虚しさが弾け散って今日の酒

22・向こうは悲しい闇だよ通おりゃんせ

21・なあ雲よ今日はなぜかさびしいよ



20・なにくそと生きる命のたくましさ

19・仲ノ町疲れて帰る午前七時

18・なにを見てなぜ黙るのかチビクロよ

17・なにゆえに闇に叫んで迸る

16・昇る夢落ちる夢みな浮き草よ


15・おまえと野を行き微笑みも遠い日

14・おーい夏が来るぞー夏がなあほい

13・俺もおまえもただ当てもなく漂って

12・俺はまだ枯れていないぞと叫んでいる

11・俺と住み俺を信じぬ孤高猫


10・くそったれなにがなんでも生きぬくぞ

09・朽ちてなお車の轍昔橋

08・細雨に頭垂れてる子バナナよ

07・ホイホイホピーピーヒャラヒャラエヘヘヘヘ

06・ひっそりと俺を待つバー秋の夜


05・はっと起ききみの居ない部屋さみしさよ

04・凍え夜床が揺れて俺一人

03・ゲロ吐いてネオン求めて午前二時

02・崩れゆく記憶と心走馬灯

01・こおろぎの潜む闇からリーンリーン








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