写り絵と・・・アートはいく 五百九~五百十一句

五百九句





五百十句





五百十一句




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菅批判だけに偏る愚かな評論家たち

 海江田万里経済産業相は6日の衆院予算委員会で、運転停止中の原発について、6月に再稼働可能との見解を示した際、菅首相に事前報告していなかったことを明らかにした。自民党の塩崎恭久氏は海江田経産相の「安全宣言」を巡り、菅首相が事前に知っていたのか追及。海江田経産相は「(報告は)事前に、ということではない」と答弁し、再稼働に向けた認識が共有されていなかったことを明らかにした。




 九州電力玄海原発の再稼働は首相の知らないところで進められていたのだ。1、保安院の安全宣言、2、テレビ討論、、3、海江田万里経済産業相と玄海町の面談、4、菅首相と佐賀県知事との面談と4段階を経て九州電力玄海原発の再稼働をに入るスケジュールはすべては経産省の官僚によってお膳立てされていた。

 テレビ討論でのやらせメールは九州電力玄海原発のトップが指示しているが、経産省の官僚もからんでいただろう。また、この段取りで原発を再稼動をすることを玄海町長と佐賀県知事は了承していた可能性がある。
 管首相がストレステストをやると発言すると、玄海町長はわざわざテレビカメラの前で再開の撤回をやった。原発の運転再開スケジュールをあと一歩のところで菅首相に壊されたことへのあてつけのみえみえの演技だった。

 玄海町長、佐賀県知事そして海江田万里経済産業相は経産相の官僚の言いなりになっていたのだ。原発事故を真剣に考え、これからの原発をどのようにすればいいのかを真剣に考えていた菅首相だけは官僚が敷いたレールに乗らなかった。

 テレビの評論家は菅首相が突然言い出したストレステストについての批判と、ストレステストをしたら電力不足になることに話題は集中している。菅首相の計画性のなさ、むちゃくちやぶりをほとんどの評論家は批判している。
 佐賀県知事に面談する寸前まで菅首相に一切の報告をしていなかった事実を誰も問題にしない。国民は保安院が調査しただけでは安心していないが、評論家たちは保安院が安全宣言をしたら安全であると認めている。そして、評論家は菅首相批判を優先させているために官僚主導の原発再開方法を認めているのだ。評論家は誰一人として福島原発事故を反省していないことになる。
 皮肉なことに経済産業省がセッティングした佐賀県知事との面談を断り、ストレステストをやると発言した菅首相だけが福島原発事故を反省し、原発再開に慎重になっている。

 多くの評論家はどさくさにまぎれて官僚主導でことを運んでいく官僚のやり方に無神経である。玄海原発の再開は福島原発事故の反省を全然やらないで、「再開ありき」の経産省官僚の主導で、今までと同じやり方でやっている。経産省官僚の主導のレールに海江田万里経済産業相はなにも考えないで乗ったのである。そのことが重大な問題であろう。原発絡みの「やらせ」はいまに始まったことではない。今まで集会や決議にも大量動員をして、強引に原発政策を進めてきた。「やらせ」も官僚によるレールのひとつであり重要な政治問題である。
 

 評論家たちは菅首相のストレステストに高い関心を集めているが、国民は九州原発のやらせメールに高い関心を持ち、保安院の安全宣言を信用していない。原発において、国民の政府への信頼失墜の原因はやらせメール問題であり、保安院の安易な安全宣言である。
 ストレステストに対して、信頼できる44%、信頼できない47%で拮抗している。国民はストレステストをやったとしてもまだ安心できないのだ。保安院への信頼は圧倒的に低いのはいうまでもない。

 もし、菅首相が佐賀県知事と面談して、海江田万里経済産業相が町長に発言したように、玄海原発の安全は国が補償すると佐賀県知事に宣言していたらどうなっていただろう。国民は福島原発の反省を全然やっていないと、国の原発政策への信用はがた落ちしていただろう。

 
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鼻たれて・・・アートはいく 五百六~五百八句

五百六句





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五百八句





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