1日遅れで恐縮だが、昨 9/6、秋篠宮悠仁(あきしののみや・ひさひと)親王殿下が成人皇族となられた。皇位継承第 2位、謹んでの祝意を申したい。
その上での 来る 9/12告示、9/27投開票予定の 次期与党自民総裁選の事にも少し触れたく思う。過去最多といわれた 5候補を上回る立候補が見込まれる様だが、既報道などからの情報では 石破元党幹事長と 小泉元環境相がややリードするともされる様だ。
ただ 我国固有文化のあり様にも繋がる皇統の事共については、前出 2氏共 皇位継承安定化の為には女性・女系天皇の認知も排除せずとの立ち位置とか。これには与し得ない。2000年超ともいわれる皇統悠久の歴史を壊す事ともなりかねないからだ。
石破・小泉両氏に次ぐとされ、自民議員レベルではそれを凌ぐとされるのが 高市経済安保相。保守側多数が同氏支持とされ、拙者もそれに含まれよう。後「小石河」の一角とされた 河野デジタル相も当初は有力視されたも、所謂マイナンバー・カードの健康保険証紐づけに無理があったとされた為に この所は支持が後退している模様。ただ、マイナ保険証問題だけが後退の原因ではない様だ。以下 今朝の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。
「『ブロック太郎』は首相でも?河野氏発言が物議」
自民党総裁選に立候補する 河野太郎・デジタル相が「X」(旧ツイッター)で 特定の利用者のメッセージを遮断できる「ブロック」機能を首相になっても使用する方針を示し、物議を醸している。
誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)が相次いでいることを理由に挙げるが、反対意見に耳を傾けない姿勢の表れとみる向きも。専門家はブロックの濫用を牽制(けんせい)しつつ「規制強化に向けた議論を主導してほしい」と求める。
河野氏は 外相や防衛相を歴任。「X」のフォロワーは 255万を超え、政界随一の発信力を誇る。一方「X」上では「ブロックされた」との報告が相次ぎ、「ブロック太郎」と揶揄(やゆ)される。
河野氏は (自民)総裁選への出馬を表明した 8/26の記者会見で「X」で一般人をブロックすることの見解を問われ「誹謗中傷が非常に増えてきた。受け止める必要は全くない」と正当性を主張した。
作家の 平野啓一郎さんは「X」で「単なる意見や訴えまでをも、頑(かたく)なに『誹謗中傷』だと断じ、全否定している。そういう人間が首相ににれば 言論の自由の危機であり、まともな批判的助言は耳に入らないだろう」と懸念をつづった。(引用ここまで)
確かに「X」を含む短文 SNS上での誹謗中傷など 不適切利用の横行は深刻な様だ。関連死ともいえる、標的とされた方の自死事案複数も そうした問題を受けての所もあり、社会レベルでの解消への取組みが求められると心得る。
ただ 平野さんの懸念はそうした問題と並行して留意されるべきであり、次期自民総裁候補、即ち次期総理となる可能性ある人物が 結果的にせよ「ブロック」とかで他からの正当な批判や異見などまで排除しているとなれば問題視されても仕方なかろう。
もしも総理になったとしても「ブロック」が続く様なら、我国内はもとより 国際レベルでも通用しないのではないか。現実となれば 平野さんの懸念通り「真っ当な批判・異見まで排除」される独善的状況に陥りかねず、それは「言論の自由の危機」に繋がる事だろう。勿論「独裁化リスク」も決して拭えまい。
拙者は「X」を含む短文 SNSを好感しないので 直ちには関係ないのだが、河野デジ相のフォロワー数は 250万超。影響力は決して小さくなさそうなので、今回触れた次第。本気で次期党総裁・次期総理を目指すなら やはり見直すべきではないか。
否、そうした意思が見受けられないから党及び所属議員各位の支持も低下しているのだろう。同氏が選ばれなければ良いだけの話でもあろうが。今回画像は今春、当地愛知と東隣静岡両県の境に近い 浜名湖近くを西下する東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子をもう一度。配属 2隊中の 1隊がもうすぐ引退とかで、後を追うファンも多そうです。