Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

又も「検討使」か。岸田総理・ウクライナ訪問話

2023-02-21 15:00:43 | 国際・政治

先日複数が発射された 北鮮発弾道ミサイルの対日脅威は、岸田総理の求めで 国際連合・安全保障理事会緊急会合で討議の席が設けられたも、全会一致での対北非難声明発出には至っていない様だ。

北鮮と、前出声明に批判的な中・露は 事ある毎に我国と同盟を組む米合衆国によるアジア地域での軍事的脅威を持ち出すが、今月実施の 日本海にての米軍と空自の合同戦闘機演習にしても、九州で持たれた米軍と陸自の合同訓練にしても、全て当然の自衛権に基づく範囲内での抑制的な行動だ。国民として、少なくとも一定レベルは理解すべき。その上で、一度は実現した 弾道ミサイル脅威についての対北鮮非難声明の再発出は「本当は可能」なはずで、妨害の挙に出る中・露両国には、改めての不興を抱かざるを得ない。今回の 国連安保理緊急会合が、全くの無駄に終わる事のない様願いたい。

本題です。中国大陸と共に北鮮の対日ミサイル脅威を好い事にせんとするロシア国の出方は、もうすぐ 1年を超える対ウクライナ国侵略でも 引き続きの憤りと警戒を要するものだ。この危機的問題につき、拙者が知る限り今年初から話の出ている 岸田総理のウクライナ国首都・キーウ訪問の話がどうも停滞している様だ。松野内閣官房長官は今日なども「実現への検討をしている」表明だったが、本気度はどうか。以下 今日のロイター通信ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。

「岸田氏のウクライナ訪問 検討しているが決まったものない=(内閣)官房長官

松野博一(まつの・ひろかず)官房長官は 2/21午前の会見で、岸田文雄首相のウクライナ訪問について「諸般の事情を踏まえて検討しているが、現時点で決まったものはない」と述べた。

岸田首相は 2/20、ウクライナに 55億ドル(相当)の追加財政支援を実施すると表明した。官房長官は「現地の安全対策等、諸般の事情を踏まえて検討を行っている」ことを明らかにした。

北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて、国連が 2/20に開いた緊急の安全保障理事会に関しては「一部の国々の消極的な姿勢により、北朝鮮による深刻な挑発行動と 度重なる決議違反に行動できていないことは、大変遺憾である」と表明。日本政府は「米国をはじめとする 他の理事国と緊密に意思疎通を行いつつ、安保理が本来の役割りを果たせるよう 引き続き努力していく」方針だと述べた。

2/20 の安保理でも、中・露両国は 北朝鮮に対する追加措置に反対した。会合後 安保理の理事国 10カ国と韓国は、北朝鮮のミサイル発射を非難する共同声明を発表した。(引用ここまで)

まぁ前出の 11カ国による対北鮮非難の共同声明だけでも「何もせぬよりはマシ」だろうが、これで中・露・北鮮の 3カ国は 我国の非友好国たる事を改めて認識すべきではないか。北鮮は 度重なる非核化の国際的要請にも応じず、更なる核実験準備への動きも見せているとか。中・露両国がこの動きさえも容認するとなれば、我国もこれまでとは対応を変え、より積極的に米欧や台湾・韓国との連携に踏み切るべきではないのか。

こうした一環として、ゼレンスキー・ウクライナ国大統領より 岸田総理の同国訪問要請が発せられている事は、拙者も少なくとも今年初から聞いている。この折には 直ちに訪問の方向で検討に入ったとの報も聞いたが、あれから 1カ月は経過しており、前出引用記事を一読する限り 先月から何の進展もない様にしか映らないのだが。

その様な折、つい昨日 バイデン米大統領が対ウクライナ電撃訪問。この準備は 数カ月前の昨年終盤から周到に準備され、訪問に当たっては 対露事前通告も抜かりなく行われたとの由。この訪問で、この 5月に広島で予定される先進 7カ国首脳会合 G7中 その首脳がウクライナ国を訪れていないのは、何と議長国予定の我国だけになったと聞く。

そも首脳外交とは、相手国の平時有事に関係なく 必要な時直ぐに駆け付けられる様心がけるのが筋のはずだが、我国にはその為の 自衛隊による首脳警護の為の法制度などが未整備の為に訪れる事ができないという所が大きいのではないか。つまり戦後ここに至るまで「平和ボケの平時だけ脳」による外交姿勢であり続けた為に、ウクライナ国の様に 有事に見舞われていても本当は訪れるべき国へも赴けないというのが実態ではないのか。

もう 1カ月超の検討や様子見などは無駄と心得る。岸田総理と我国政府は、もっと早い段階(ステージ)で ゼレンスキー大統領に対し「我国の法制上などの理由で貴国訪問できず、申し訳なく候」と丁寧に説明の上、お詫びをかねて訪問不能の事由を申すべきなのだ。これは我国民に対しても同じ非礼だ。今直ぐに、ウクライナ国訪問不能の旨 お詫びと表明をすべき。

岸田総理は 2/24にウクライナ国も招いての G7オンライン会合を持つ予定とされるが、この事からも対ウクライナ国訪問の線はゼロに近かろう。訪問不能の表明は 必ずその前に実行されるべき。今回画像も振り返り恐縮。先年訪ねた愛知・静岡両県境に近い、浜名湖西岸の様子を。通る線路は、第三セクター・天竜浜名湖鉄道線。


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