Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自衛隊による 民間通信衛星利用拡大の条件とは

2023-06-26 22:52:32 | 国際・政治
先日来の、ロシア国内で生じたとされる 同国民間軍事組織による反乱の報は、反乱側勢力が首都モスクワ近郊まで迫るも 隣国ベラルーシ大統領の仲裁もあってひとまず収束したと伝えられる。

こういう事象は 確固とした情報が得られるまで触れるべきでないと思い、拙者は言及を控えてきた事を申し上げておきたい。当該軍事組織創始者は プーチン露大統領と以前から懇意で知られるも、今回は 装備を巡る同国国防省への不信と不興が背景にあった様だ。前述の近隣国仲裁もあって 最悪の事態は避けられたやに見られるが、プーチン露政権へのダメージは少なくない様だ。まだ不明とされる 同軍事組織創始者の動向と共に、引き続き注視したい所だろう。

本題です。我国にとっても決して無関係ではない防衛問題は、今や宇宙レベルに達してもいる様だ。我らが自衛隊にしても、自前の通信衛星に加え その弱点補佐の意味もあって、内外の民間通信衛星利用にも動いていると聞く。以下 昨日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。

「自衛隊、ウクライナ軍支える米民間衛星『スターリンク』利用開始・・中・露念頭に通信機能を強化」

自衛隊が 3月から、米宇宙企業スペースXの通信衛星網「スターリンク」の高速通信サービスの利用を開始した。当面は試験運用し、来年度からの本格運用を視野に入れている。中・露が衛星攻撃能力を強化していることを踏まえ、通信機能を強化する狙いがある。米軍など他国の衛星を活用する方向でも調整している。

複数の政府関係者が明らかにした。スターリンクは、高度約 550kmの低軌道で多数の小型衛星を連動させる「衛星コンステレーション」。ロシアによるウクライナ侵略後、通信障害が発生す要る中でも ウクライナ軍のネット・ワーク通信を支え、同軍の (対露)反転攻勢に役立ってきたことで知られる。

防衛省は 3月、同社のサービスを提供する代理店と契約し、アンテナなどの通信機材を 陸・海・空 3自衛隊の部隊に配備。基地や駐屯地など約 10か所のほか 訓練でも活用し、運用上の問題がないか検証している。

防衛省は現在、独自の「Xバンド通信衛星」を静止軌道(高度約 36000km)に 2基打ち上げ、自衛隊部隊の運用に活用しているが、同隊が低軌道を周回する民間の衛生コンステレーションを使うのは初めて。防衛相は今年度、同様のサービスを提供する他の企業とも契約する予定だ。通信性能を確認し、本格運用するかどうかを最終判断する。

中・露両国は 他国の衛星に対し、地上から電波妨害できる装置を運用しており、実際に妨害行為を行っているとされる。

有事の際には、通信衛星が攻撃を受けて機能不全に陥ると 部隊運用が麻痺(まひ)する恐れがある。衛星コンステレーションは多数の衛生は多数の衛生を打ち上げて運用しているため、いくつか破壊されても 使い続けることができる。防衛省は昨年、防衛用の通信衛星などを多国間で使い合う 米国主導の
枠組みへの参加を表明した。現在 参加に向けた手続き中で、同盟国や同志国との連携も進める方針だ。(引用ここまで)

防衛向け通信衛星を我国も打ち上げ、利用している事は薄々知っていたが、内外の民間衛星利用は衛星通信網の安全確保の上からも 是非拡大すべき。その為にも、欧米諸国では当然のスパイ防止法を初め 防諜法制の更なる整備に注力する必要もあろう。こうした防衛情報保全に係る対外信頼確保の姿勢を強く打ち出さなければ、欧米は勿論 今後の我国安保にマイナスに作用するだろう。又 東南アジアやアフリカなどの、所謂「グローバル・サウス」諸国との連携も必要となろう。

こうした努力と共に、末尾のリンク記事にある様な 3自衛隊全てに通じる 様々な芳しからぬ諸問題と強く向き合って不安解消に努め、全隊員が安心してそれぞれの任務に打ち込める 安定した態勢実現に努める必要も大きくあろう。

今回画像は、先年伊勢辺りに旅した折見かけた、地下設置で知られる 近鉄名古屋を発って伊勢志摩方面を目指す近畿日本鉄道の観光特急「しまかぜ」の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「産経新聞 6/14付」
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