Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「希望の党」とりあえずは希望なし

2017-09-26 13:49:07 | 国際・政治

衆院の解散が近づいたと言われる。安倍自公政権は、この所悪化している北鮮情勢への対応などを挙げ「国難的課題」に当たる為の、解散の大義を見出す方向の様だが、やはり「森友、加計問題」に関するもう少し踏み込んだ説明が必要と心得る。この事案は、左傾メディアによって、事実を歪曲して伝えられた所もあるので、尚更だ。「行政の歪みが正された」と評する、加戸前愛媛県知事のご見解が蔑ろにされた事も、メディアが招いた問題だ。これを糾す意味でも、政府与党は一日位は審議を行った上での解散とすべきだろう。

昨日は又、かねて言われていた、小池東京都知事による国政新党の立ち上げ発表があった。党名は「希望の党」。先の都議選で、主に無党派層の受け皿を狙った「都民ファーストの会」の再来を狙う意図だろうが、果たして上手く行くかどうか?

小池都知事は、引き続いての都政トップの立場を維持しながら、国政新党代表の座に就く見込みだと言う。しかし、都知事初当選を機に、地方政党「都民ファーストの会」代表を退いた経緯があり、この事から、前述の代表就任については、都政の連携相手 公明党の不信を買う事態となっている様だ。小池都知事は、基本的には国政新党の党員にはなっても、党代表就任はすべきでないのではないか。少なくとも都知事任期を全うし、その間の党代表は、これまで側近として尽力された、若狭 勝衆議に任せるのが最善ではないのか。

小池都知事は、新党立ち上げに際し、安倍政権批判にもシフトしている様だ。「改革と言いつつ、日本の存在は下がり続けている。このまま任せていいのか?」現東京都知事・小池百合子氏は、25日の記者会見で、安倍政権に疑問を呈した。安倍総理大臣の友人が理事長を務める「加計学園」が国家戦略特区で進める獣医学部新設計画を念頭に置いた批判も繰り出し「お友達関係でやっている間は、特区の意味がない。新党は、しがらみなく進める」と強調した。

25日夜の TV番組では「金融緩和の一本足打法は間違いだとして、経済政策アベノミクスにも矛先を向け「国内総生産GDPはタラタラと伸びているが、実感が伴っていない」と批判した。安倍総理大臣が目指す改憲を巡っては「とても違和感を感じる。憲法改正そのものが目的化している」と斬っている。

消費増税についても「実感できる、景気回復の実現」を優先し、それまでは凍結すべきだという立場で、安倍総理大臣が掲げる、増税分の使途変更を批判している。

一部、ネット記事の引用を交え、昨日今日の「小池新党」の動きを見て参った訳だが、小池都知事の安倍政権批判の陰には、「烏合野合」と揶揄される、民進党との区別を狙い、近づく衆院選を有利に戦い抜けようとの意図も感じられる。選挙戦の戦法は、それは原則自由であり、露骨な誹謗中傷や、これも露骨な差別(ヘイト)的言動さえ用いなければ、戦術自体は認知されて良い。

その事を踏まえるとしても、小池国政新党の方向性はまだ定まらないし、もう暫く様子見してから、支持すべきか否かを判断した方が良い様に思う。新党のメンバーは、民進党離党組から、日本のこころ代表だった、中山恭子女史まで幅広く、理念が見え難くなった側面もある。とりわけ中山女史は「自主憲法制定」などの主張があり、民進党離党組は「保守的過ぎる」事を懸念する向きもある。まあ、新党が、幅広い立場の人材を結集する方向から、こうした事は予測を願いたいものだが、さすれば民進党離党組も、結局は「選挙に勝つ為だけ」に参集したと言うのが本音ではないか。離党しても「反省なき」では、国民市民の信頼は得られまいて。

以上、小池国政新党のあり様に触れて参ったが、やはりまだ「未知数」の所が多く、暫くは様子見と行きたいものだ、と拙者は思っている。若狭衆議らが提唱される「国会一院化」は賛同できるし、やるなら、そこは「参院廃止」の形で行うべきだろう。まずは、党内を取りまとめて、明快な方向性を示す事。旧民主~民進党は、これができず、後退して行った。小池都知事や、若狭衆議程の優れた頭脳の集まりなら、民進党と同じ轍(てつ)を踏む事はないだろうとは思うが、今は、特に希望をせず、行く手を静かに見守ろうと思う。今回画像は、過日 当地南郊の大高緑地近所にての、東海道線資材列車の様子。夕方の日入が、目に見えて早まって来ましたね。

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