Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「文明の衝突」と言う事になれば・・

2016-09-11 15:56:58 | 国際・政治

昨日の事だが、プロ野球セントラル・リーグにて、広島東洋カープが25年振りのリーグ優勝を遂げた。まずは、球団と応援の各位に一言祝意を述べておきたい。今世紀に入り、長らくの低迷を脱しての栄光は、決して平坦ではなかったはずで、そこの所は、同様に低迷を脱したと言われる東京ヤクルト・スワローズと共に、その再生の軌跡は大いに見るべきものがある様に思う。恥かしながら、拙地元の中日ドラゴンズが正にその低迷期。ここは悔しい所をこらえ、面子とかプライドをさて置いても、他球団のあり様に学んでも良い様な気もするのだが。

もう一つ、今日9/11は、2001=平成13年のこの日、米合衆国N.Yにて、国際イスラム武装組織による、大規模な同時テロ行動が決行されてから、満15年経つ事も忘れてはならないだろう。この事件の犠牲は3000人に近いとされ、その原因は、米国の中東における軍事政策への恨みからだと言われる。改めての犠牲各位への弔意と共に、事件の再発を抑えるにはどうすべきかを、引き続き模索する必要があろう。

根深い経済格差や貧困の問題も大きくあろうが、同時に宗教を初め文化面の相違から来る対立や摩擦なども顧慮すべきではないだろうか。この事件もそうだが、多くのテロ事件で見えて来るのは、キリスト教とイスラム教の教義面の衝突だ。「文明の衝突」とも言われる。想えば、どちらも唯一絶対神を奉る一神教。そうであれば、我国の八百万(やおよろず)の神と違って、並び立っての共存は難しい。かくなる上は、やはり一部で強く主張される様に、両宗教は、はっきりと文化的国境を確定して住み分けるしかないのだろうか。永の平和は勿論大切だが、その実現となると、宗教対立から戦争へと進む恐れがある以上、そう言う事も想定しておかなければならないのかも知れない。勿論、文化的国境の保持の為には、相応の軍事力も必要とされよう。

さて「文化的国境」と来れば、我国も決して無関係ではないと心得るのだがどうだろう。先日来の、北朝鮮による複数回の弾道ミサイル発射に加え、核弾頭と思われる、これまでにないタイプの核実験。全てが我国の排他的経済水域EEZに着弾したとされる今回は、探知と迎撃の困難な、潜水艦と移動式発射台から放たれたものであると言う。これまでのものに加えての、より厳しい対北経済制裁と、常時発動の破壊措置命令の継続は勿論だが、「北」のこうした脅威的行動は、先の大戦中の、我国の半島政策への報復的行動でもあると言う。正に、イスラム法で一定認められる「報復無罪」を勝手に拡大解釈したものだろう。

とりあえずの標的は、大韓民国の首都ソウルの由だが、次目標には、我国の在日米軍基地を標的にすると装って、我国本土の攻撃を画策していると見られるのだそうだ。である以上、対北国交樹立など、決して議論さえしてはならないレベルだし、将来に向けても応じない位の姿勢で良いかも知れない。更に事態が悪化する様なら、在日「北」出身者の強制帰国措置も視野に入れるべき。日朝の「文明の衝突」が明確になれば、もう話し合いができるレベルではないからだ。日本人拉致事件か未解決である以上、本当はそんなレベルにはしたくないのだが。

この11月、米合衆国は大統領選を迎える。「北」は、それに備えて対米交渉力の確保の為に、弾道ミサイル複数の発射や、核弾頭開発向けの核実験を強行したのでは?との指摘もある。それを踏まえる必要はあろうが、同時に、日韓間でも感じられる文化的対立が、日朝間ではより鮮明に表れる様な気がしてならない。そうであれば、やはり文化的国境があるものと理解して、一定でも距離を置き、相応の防衛装備は保持すべきであり、少なくとも国交樹立を拙速にすべきでないのも勿論である。日本人拉致被害の方々の生還を期すのは当然だが、それを踏まえながらも、やはり「近くて遠い国」として見る、接するのが至当だと言う事だろうか。今回画像は、数年前に拙故郷の東三河にて捉えた、JR飯田線 秋の光景であります。 

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