Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

鎮魂~夏の行路13,s

2013-08-15 16:03:52 | 日記・エッセイ・コラム

報道などで繰り返し伝えられている所だが、本当に今夏の盆は、歴史的猛暑の連続となった。これは世界各地にて問題化している様だが、我国の場合は、上下に層の厚い所謂「背高々気圧」が長期に亘り我国近くに腰を据える為に、高温の晴天が続く天候となり、北日本以外は東南アジア並みかそ以上の暑さに見舞われている次第。既に渇水による生活や農業への悪影響も出始めており、少し前の大雨被害と共に、農産物の価格をも大きく左右しそうである。又、引き続き要注意の熱中症も、今季患者数が既に4万に迫っており、年齢性別に関係なく、誰が見舞われてもおかしくない状況だ。特に、年長や幼少の各位、そして夏の我国の暑さに慣れていない外国よりお越しの各位は、どうか厳重な警戒を新たにする様お願いしたい。

さて今日は、第68回目の終戦記念日。300万を優に超えると言われる先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争にての戦没、並びに戦災犠牲の各位に、(以前あったOCN Cafeの時分より主張して来た事だが)改めて感謝と追悼の一礼を、静かに捧げたい所であります。

本日は、我国の国事の犠牲となった方々を祀る 靖国神社に超党派の国会議員約90名が参拝された由。その事自体は我国の内政問題であり、日本国憲法上を初め、基本的に問題はないとされる。ただ、安倍首相は表立った参拝を見送られ、私費にての玉串を納められた由。些か本意ではない所もあろうが、最近余り芳しくない近隣諸国への配慮とのご判断なら、それは国民市民として尊重すべきではとも一方では思う。本来は堂々とご参拝でも構わない、と思いたいが。又、千鳥ヶ淵墓苑への墓参献花は、誰も異論はないだろう。

今回は、大韓民国の国会議員グループが抗議に出向かれる場面もあった様だ。結局は安全上の理由で警視庁に制止された由。まあ我方の保守・国粋系勢力との激突が懸念される所があった為だろうし、その可能性は実際にあったので、警視庁の措置は概ね妥当であったと心得る。ただ、周囲に危険が及ぶ様な言動に出る心配がなく、理性に基づく冷静な「申し入れ」レベルの行動ができる様になる事の確証が取れれば、靖国神社や保守・国粋系の各位も「とりあえず意見を言わせる場位は提供しようか」との姿勢に転じても良い様な気もしないではない。勿論、これは過激言動をしない事などの厳しい条件クリアが必要で、現状ではちょっと認め難い所だが。同社への合祀は、日本側の軍属などの関係者として戦った朝鮮半島出身者もあり、その各位の処遇は、将来的には再考される時があるかもだが、現状は現行の合祀のあり様が尊重されるべき。要は、双方が努力して「全うな話」ができる環境を整える方向を見出す事が大事な様な気がする。勿論これは、最近の外交面が困難な中国大陸に対しても基本は同様だろう。

我国の尊厳保持は勿論大切だが、その一方で、一定の話し合いの余地を作っておく事も少しは必要。その加減が難しい。実務面は外交の専門家のフィールドとなろうが、我々国民市民も、戦没並びに戦災犠牲各位の「これからの鎮魂」の問題と共に、引き続き関心を払って参りたい所だと思う。

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