生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

SLの旅で癒されて

2013-05-27 20:51:27 | 日記
先週SL好きの主人と静岡県大井川までいってきました。土浦駅を7:00に出て、新金谷から11:45発の大井川鉄道に乗りました。

これまで、九州のSL人吉号と山口県のやまぐち号に乗りましたが、どちらも土日しか運行していなくて、土曜日に乗ってその日のうちに帰るという強行軍でした。(日曜日は教会へ行きたいので)

でも、大井川鉄道は毎日運行しているので、自由に曜日が選べたことが幸いでした。
急に行くことが決まったので、ネットでSLの切符を予約してから宿を予約しましたが、空いてよかったです。
わたしは特に鉄道好きというわけではなく、温泉に泊まれてゆっくりできたらいいという気持ちでしたが、主人はカメラを手に熱心に写真を撮っていました。

山口のSLは椅子の布を張り替え、大正風客車、昭和風客車など客車によって装いが異なっていておしゃれな感じがしましたが、大井川のSLは、かつて走っていたときそのままのような飾らない客車でした。
なぜか昔にタイムスリップしたような気持になってほっとしました。
カタンカタンと走る音を聞いていると『ゆっくりでいいんだよ。飾らなくていいんだよ。何もできなくてもいいんだよ』と言われているようです。色々な失敗や心の痛み、疲れ、それらが主によって癒されていく気がしました。



1時間20分ほどのSLの旅はあっという間でした。車窓から見える景色に感激しました。緑がこんなにもきれいだと思ったのは初めてです。緑といっても濃い緑や淡い緑、黄緑…何十種類もの緑が重なり合っているのです。

沿線にはお茶畑がみえました。



SLの終着駅、千頭(せんず)から南アルプスあぷとラインに乗りました。
南アルプスあぷとラインは、大井川の上流部奥大井の渓谷を、ゆっくりと走る鉄道です。井川線区間は、水力発電所建設の資材運搬用トロッコとして建設されたそうです。



勾配があるので一部区間では国内唯一のアプト式機関車を使い、「鉄道日本一の急勾配」を登り降りしているそうです。
乗っていると勾配があることにほとんど気づかないのですが、前の車両と後ろでは90㎝も高低差があると聞いてびっくりしました。

長島ダムを見学してもどってきました。

千頭から寸又峡(すまたきょう)温泉行のバスに乗りました。バスはカーブの多い山道を走ります。道幅が狭く、一車線です。ほかの車とすれ違う時、谷底へ落ちるのではないかとはらはらしました。




寸又峡は、ほっとできる温泉町でした。3時半に宿に着いたので、荷物を置いてハイキングに出かけました。夢のつり橋まで行こうと思ったのですが、一時間半もかかり、また、かなりの健脚でないと行けないことがわかり、途中で引き返しました。

2日目は金谷駅近くのお茶の博物館を見学して帰途につきました。



にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へにほんブログ村
↑ここをクリックしてください。そうすると、より多くの方がこのブログを読んでくださるようになります。


拍手ボタンです

web拍手