Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

武田で勝ち点3(16節山形戦)

2014-06-01 00:23:14 | マッチレポート14’
試合終盤に押し込まれまくってキーパー大活躍なんてヒヤヒヤドキドキの展開もスタジアムで観てこその醍醐味だからさ。大分の人もっとスタジアムにサッカー観に行ってよ。耐えて耐えて最後に勝ち点3を掴んだ時の爽快感は他のことじゃそうそう味わえないよ。運動会なんだったら、上がったテンションもそのままに体操服のまま走って丘の上のスタジアムまで行っちゃえよ。内容は別として、去年J1で今年もPO圏内で踏ん張ってるチームに5千人台はかわいそうだと思うよ。


3試合連続の先制。前の2試合でその先制後の試合運びに問題があり、順位がかなり下のクラブからも勝ち点を落とした。そういう意味では今日は先制してからどんな試合が出来るのかがポイントだと思ってた。結論から言えば、課題はほぼ100%次節に持ち越し。及第点は与えられないと思う。田坂さんは試合後のコメントで「暑い中よくがんばった」というようなことを言ってるわけだけど、そんなもんは1000km以上も離れた地から移動してきた相手も全く同じなわけで、何を今さら感が120%。もっと早い時間のキックオフのゲームは軒並み30℃を超えてたらしいし、そんなとこに言及してる場合かよと思わざるを得ない。


積極性もあって今季一番いいんじゃないかなと思ってた松本怜を田坂さんは後半頭から替えてきたわけだけど、シュート0に終わった低調な前半にさすがにまずいと思ったんだろうと推測する。交代で出てきた木村も抜群に良かったわけではないけど、後半頭からは若干エンジンがかかり、相手のアクシデントも重なってこの時間帯にその流れのまま先制点を奪えたことが勝ち点3の何よりの要因だと思う。その後カウンターからジョンハンのクロスバー直撃もあったけど、結局追加点は奪えず、主導権は奪われるという毎度の展開。フラフラしながらも最後の最後はやらせないという点で特にDF陣のがんばりは評価出来るけど、チーム全体としてはどうなんでしょという状態がずっと続く。前節のヴェルディ戦は明らかにフィジカル面で劣ってたからあんな試合になってしまったというのは分かるんだけど、今日についてはそこまで走り負けてる感じもない中で最後は押し込まれっぱなし。それも引き切っても受け止められるという読みに基づいたディフェンスじゃなく、もういっぱいいっぱいのディフェンス。今まではあまり見られなかった最後に高さを投入するという交代策を採ったところにもギリギリ感が伝わってくる。今の大分が目指してるサッカーは、相手のプレッシャーをボールを動かして外して攻撃を構築、そして試合も支配するというものだから、本来であれば走るのがしんどいこれからの季節に本領を発揮するものと予測してたわけだけど、夏本番を感じさせる気温の試合でいきなり見せた低調な内容は今後が心配になるものだ。今後はほとんど夜のキックオフになるけど、一つだけポツンと13時キックオフにされてるアウェイ栃木戦はちょっと気になる。

選手個人を見ていくと、使われ方の問題なのかもしれないけど、高松のコンディションが上がってきてないように見えるのが、少し気になる。復帰以降、そこそこの出場時間がありながら、「さすが高松」と唸ってしまうようなプレーは見せてもらってない。ベテランだし、徐々にだろうと思いたいところ。同時に気になるのは、そんな高松に序列で先を行かれてしまう後藤、伊佐、輝希、キジあたり。キジについてはもう言ってもしゃあないと割り切ってはいるけど、後藤には「とっとと実力でポジション掴みやがれ!」と言いたい。もどかしい、もどかしすぎるぞ!

武田のセービング面における活躍はもはや「安定」の域に入りつつあるんじゃないだろうか。ぶっちゃけ今日は武田で勝たせてもらったと言っても過言ではない。WGあたりで武田の読書感想文的なコーナーを作ってほしい。「今回の遠征のお供はこれです!」みたいなの。黙々とファインセーブを連発するGKがオフは読書家ってキャラクター的に面白いと思うんだよね。ちなみに武田のチャントは最近の個人チャントの中でも一番好き。


松本に完敗を喫した後、4試合で勝ち点8はPO圏を照準とすれば十分な成績。ゴール数が試合数をなかなか超えないとか、未だGDマイナスとか、気になる要素はいつまでも解決されずヤキモキとはするわけだけど、順位表上で食らいついてることは素晴らしいし、嬉しい。つい先日開幕したばかりって感覚だけど、気付くと折り返しまでもう残り5試合。2年前は折り返し一発目の試合を終えて首位に立ったわけだけど、それでも最後はギリギリ6位。そう考えると、不安とか心配しかないわけだけど、まあやり続けるしかないね。スタジアムでスカッとした試合が観たいよ。

コメント
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