Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

負ける試合ではなかったと思うが(37節大宮戦)

2023-10-08 01:34:06 | マッチレポート23'
負けた方がこういうことを言うのはまさに負け惜しみでしかないわけだけど、正直に言って理に適った持ち方とは言えない大分のポゼッションに対してでも腰の引けた守り方しか出来ないし、大宮がこの順位で長いこともがき続けているのが納得の試合展開だった。ただだからと言って大分から点が取れそうな雰囲気が出ていたかというとそうじゃないところがサッカーの難しいところ。どうだろうか75分くらいまではまさか負けることはないだろうと思いながら観ていたけど、不思議なことに試合終盤が近づくにつれ何だか怪しい空気が漂い始める。そしてそれは現実になる。強いとか弱いとかの前にもう勝てそうな試合ですら負け試合に持ち込んでしまうくらいの負のスパイラルに入り込んでしまった感じだな。監督をはじめコーチングスタッフに能力がないのはもう大前提として、それ以外にも色々と要因はありそうな気がするからそこはちゃんと明らかにしてほしいけど、そんなことをしてくれるのは大分トリニータ周りにはいないだろうなと期待もせず。



自分は3年連続でレプユニに坂の背番号を入れるくらいにちょっと思い入れがあったわけだけど、そんな自分でももうすっかり使われないもんだろうと思っていたくらいに長いブランクだった。坂が出てきたことでふと思い出した感があるけど、思い入れのある選手が使われないことも今のチームに熱を持って接することが出来ない理由の一つだなと。もちろんポジション争いに勝って試合に出るべきだけど、それは勝っているチームやうまくいっているチームでの話。これだけ勝てないチームで使われない選手がいるなら使う方に疑いの目線を向けられるのは至極当然のこと。もうほぼほぼ昇格が不可能なところまで落ちてからじゃ遅いんだよ。1年ぶりの出場かつ慣れない右サイドバックでの出場となった坂だけど、随所に良いところを見せてくれた。特に深さを出す長いパスで伊佐をダイアゴナルに走らせて大宮陣内深くに何度も侵入させてたのはサイドバックとしてのセンスを感じた。1列前の野嶽が大外に張ったり、インサイドに密集を作ったりと自在に動く中でオーバーラップもアンダーラップも果敢にチャレンジしていた。やや開き直りつつも本人も楽しいと言っていたサイドバック起用をここからのチャンスに変えてほしい。


さて、気持ちを奮い立たせて結果を知っているヴェルディ戦を観るとするかな。苦行だよ、苦行。
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