Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

「もったいない」が成長(ルヴァンカップGS4節名古屋戦)

2019-04-25 23:55:09 | マッチレポート19'
まあ、もったいなかったね。逆転した直後に相手に退場者が出て、さらに蒸し暑くてしんどいコンディションだったことを考えると必勝パターンだっただけにもったいなかったね。ただルヴァンのここ2試合はもったいないとすら思えない内容だったことを思えば、それだけで成長って言えると思うよ。リーグ戦と違って、明らかにホームとアウェイで内容に差のあるメンバー。徐々に場数を踏んで、このやり方に慣れていっていつか突き抜ける時が来ると信じてる。次のホーム神戸戦で勝ち点3取って、最終節で痺れる試合やろうよ。絶対にいい経験になる。


昨日は会社の飲み会だったため先ほど録画でチェックした。結果を知ってから観たわけだけど、それでも十分に面白い試合だった。名古屋が攻撃的に来てくれる分試合がスイングした、つまりかみ合わせが良かったところもあったとは思うんだけど、これでルヴァンカップも4試合目、さらにホームということもあってなかなかリーグ戦に絡めていないメンバーもチャレンジ出来るようになってきたと感じた試合だった。特に庄司とポープにはその姿勢がよく見えた。75分頃に自陣左サイド奥で奎汰と庄司でパス交換しながらも相手の間合いにハマってしまい、「もう蹴っていい」というタイミングからさらに2本くらい我慢したシーンがあった。最後はややミスキック気味のパスが奇跡的に繋がり、逆にチャンスになったんだけど、あのシーンにチャレンジングな姿勢がよく見えた。ポープも冷静に状況を見て、名古屋のハイプレスがルーズと見るや、ボランチにダイレクトに繋げるシーンが何本かあった。いまリーグ戦で堂々とやれてる選手たちもチャレンジして、時には痛いミスもして、それでもやり続けて今がある。やり続けよう。ちなみに試合中に名古屋の前田とポープがアイコンタクトしてるシーンがあったから気になって調べてみたらヴェルディJY→ヴェルディYの同期なんだね。


ごっちゃんは調子が良さそうですな。ガンバ戦でも途中から出てきてどんどんボールをもらいに動くし、これはいいぞと思ってたけど、それを証明するかのような昨日の90分だった。前半から再三裏を狙い続けて後半にそれが身を結んで逆転ゴール。試合終盤もバテた名古屋DFを尻目に何度もラインブレイクに成功した。この日フル出場だったので、セレッソ戦はベンチスタートになるんじゃないかと思うけど、重要な仕事をしてくれそうな雰囲気が充満しているいまの後藤優介である。


三竿がやっと公式戦初先発。随所に質の高いプレーを見せて期待感を持たせてくれた。貴重な左利きではあるけど、ルヴァンではおなじみになりつつある前後半でのワイド入れ替えにもスムーズに対応していたし、やはり能力は高そう。1本見せた直接FKも「もう少し近ければ」と思わせてくれるものだったし、チームとしての武器になりそうだ。星とも高山とも違うプレースタイルで、昨シーズンは最も手薄だったと言っても過言ではない左WBが今シーズンは最大のホットスポットになりつつある。これは面白いよ。


順位表を見てしまうと勝ち点2を落としてしまったもったいなさが尚更に募ってくるわけだけど、次の神戸戦に勝てれば本当に面白いことになる。次のステージに進むために「オレたちの孝行」を迎え撃ってやろうよ。ルヴァン獲ったろうぜ!


しかしこれで公式戦12試合が終わって全ての試合で得点も失点も2点以内。崩れる試合がないことは大いに評価出来ると思うよ。今のところ世間一般では攻撃が面白いという評価を受けているけど、J2でも失点が少なかったわけではないチームがここまで粘り強くやれてることは大いに評価したい。
コメント
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