Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

残り2つ絶対勝つ! 「いい意味で大丈夫」

2018-11-06 00:01:27 | トリニータ
横浜FC戦の翌日の今日は有給を取っていて、特段することもなく、ただ週末の金沢戦のことを考えると居ても立ってもいられなくなり、貪るように金沢戦の試合を観てた。ちなみに町田戦の翌日も有給を取っていて、次の日のことを考えて試合に臨んでいるようじゃサポートするクラブも勝てるわけないよなと猛省中。でも今季はもう土曜日開催しかないから月曜日に休む必要ないんだ。とか言いながら山形戦の前日に休もうと考えているのはどうしたもんか。


前節のホーム大宮戦と前々節のアウェイ福岡戦を観た。2試合を観た後に、3バックのチームとの対戦も観ておきたいなと思い、37節まで遡りホーム松本戦も観た。ここまで書いただけで分かるとおり、金沢はここ5試合のうち3試合がトップ7のクラブとの対戦で、さらに次がうちということで直近6試合で4試合目のトップ7との対戦ということになる。松本には0−2で負けているものの、福岡、大宮とはそれぞれ引き分けている。


金沢のフォーメーションはオーソドックスな4−4−2。少し前までは順天堂の大卒ルーキー毛利駿也がレギュラーを奪取したと思ってたけど、今は石田崚真が右SBのレギュラーのようだ。それと左SHが加藤大樹だったり、金子昌広だったりするくらいで基本のメンバーを毎節大きくは動かさない。現在14位という位置のチームとして見るととてもいいサッカーをしてる。松本には完敗だったけど、福岡、大宮に対しては勝ってもおかしくない内容だったし警戒は必要だ。前半戦の対戦の時はマンマーク気味の布陣を敷いてきたり何をするかよく分からないという印象だった柳下監督の采配も今はあまりトリッキーなことをしてくるようには見えない。前線は元気にプレッシングに突っ込んでいき、ボランチの藤村がしきりに最終ラインにラインを上げて連動してこいと促すシーンがあるんだけど、そこに一体感はあまりなく中盤にそれはそれは美味しそうなスペースがポッカリと空くことが多い。特に前節の大宮戦は多かった。今季の大分をずっと見てると高木だったらそこの美味しそうなスペースにスパッとミドルパスを通してビッグチャンス到来って感じちゃうんだけど、大宮の塩田のキックがしょっぱいもんで、ビッグチャンスをみすみす逃していることが多く、もったいないなと思いながら見ていた。最終ラインの裏よりは前線と最終ラインとの間に隙がありそうなので、馬場やコテ、さんぺーあたりがキープレイヤーとなりそうな感じがある。ただその場合も最前線には藤本か伊佐を張ることを忘れずに。


セットプレーも分かりやすく強い。まずボランチの藤村慶太がいいボールを蹴る。仙台から期限付き移籍をしている藤村はこれまであまり見る機会がなかったんだけど、なかなかいいプレースキックを持っている。そして中で待つターゲットが軒並みデカい。庄司、山本の両CBとCFの垣田はいずれも185cmオーバー。さらに終盤には途中交代で佐藤洸一も入ってくる。セットプレーは前節痛い目にあったばかりなので、十分に警戒したいところだけど、うちはそもそもスタメンに180cm超のフィールドプレーヤーを3枚以上揃えることが現時点では難しい。対処としては押し込みまくって自陣から遠ざけることでセットプレーの本数自体を少なくするしか方法はないと思う。もしくは1失点までは織り込み済みで複数ゴールを狙いにいくか。ここまで来てセットプレーだけに屈するような終わり方はしたくない。とにかく押し込みまくってずっと相手陣内で試合を進める。これしかない。


松本がどうやって完勝したかと言うと、金沢を上回るフィジカルの強さで球際を制して、あとはロングボールで押し込んでセカンドボールの回収に全力を注ぐ。そんないかにも松本らしいシンプルなやり方。ただそれをうちが真似出来るかと言えば、ある程度までは出来ても町田戦や横浜FC戦での弱さを目の当たりにしてしまった今、その部分での期待はあまり出来なさそうだと思ってる。やはりしっかりとパスを回して、相手の寄せが速いと2つ先、3つ先の展開が見えなくなってしまうことを十分に意識して、相手を外すことに集中したい。もうそうやって40試合積み重ねてきたわけだからそこでとことん勝負するんだよ。ちなみに松本の場合、金沢は究極のカモらしくJFL時代から数えて10連勝で一度も負けたことがないらしい。さらにここ2年の4回の対戦では合計15得点、無失点といううちと千葉どころじゃない主従関係が築かれていて、もはや参考にもならないレベル。ということで金沢は普通に戦えばまあまあ強いと思っといた方がいいようだ。


40節が終わって累積警告による出場停止のリーチ者なしとなった。これは本当に素晴らしいことだよ。Jリーグでは試合前にフェアプレーを促す映像が流れて色んな選手が出てくるけど、これもう大分の選手だけで映像作ってもいいんじゃねくらいで素晴らしいことだよ。ましてやそれで成績もついてきてる。これをモデルケースとしてチームマネジメントのあり方をJリーグは大分まで来てしっかりと学んだ方がいいよ。他の模範となるクラブとしてね。だから昇格させてね。と、こんなことを言っておきながらなんだけど、40節終了時点でリーチ者なしということは次の金沢戦で出た選手全員イエローもらっても大丈夫ってことだからね。さっきは球際勝負には持ち込みたくないみたいなこと書いたけど、退場しない程度に思う存分ガツガツいっていいからね。遠慮はいらんよ、ここまでちゃんとしてきたんだから。


対戦相手をリスペクトすることは大事だ。なめてかかってはいけない。金沢も山形も難しい相手だ。簡単な相手なんて一つもない。

これら全てがその通りだと思う。でも個人的にはそういう姿勢ばかりが強調されることに少しの違和感を感じてきた。例えば金沢は現在14位だ。確かに直近の試合を観てるととてもいいサッカーをしている。でもこの長いシーズンを通してほとんどの期間を11〜15位くらいのボトムハーフをフラフラしてたのには必ず理由があって、警戒なんてそこそこにずっと首位争いしてきた我々のサッカーの方が優れているんだくらいの少々傲慢な姿勢で臨んでもいいとすら個人的には思ってる。そんな違和感の一片をスッキリとさせてくれることを馬場さんが昨日の試合後にコメントしてる。

金沢はややこしいし、山形も難しい。僕も昨季までは追う側にいたが、追う側の「上を食ってやる」という思いはプラスに働くことが多い。それでも上位チームがしっかり勝つというやられ方を、僕は何回もしてきた。だから、ややこしい相手ではあるが、いい意味で大丈夫だと僕は思っている。あとはしっかり準備するしかない。

本当にこの通りだと思う。「いい意味で大丈夫」。このスタンスだよ。自信を持って臨めば絶対に勝てる。このサッカーに魅了されてきた人間が言うんだから間違いない。残り2つ絶対勝つ!
コメント
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