Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

見事だった片野坂さんの一手(7節千葉戦)

2018-04-01 17:14:22 | マッチレポート18’
4−0というスコアだけを見て完勝なんていうつもりはさらさらない。今日は目の前で起きていることに対する対応力が高かっただけで、この先の長いシーズンで体現していきたいサッカーに対してはむしろ課題の方が多かった。さらにいただいた先制点の価値があまりにも大き過ぎて、試合を公平に評価するのは難しい。キックオフの笛が鳴ってから勝ち点3を獲得するためにどうするかの部分が今日は抜群だった。


後半開始時のエスナイデル監督の2枚替えで試合の流れが変わらなかった時点で大分の勝ち点3は濃厚だったと思う。ただその後に打った片野坂さんの一手がこの大勝を呼び込んだ。千葉のフォーメーションチェンジに15分間耐え切ってディフェンスの手応えを感じ取ったタイミングでの伊佐・清本の2枚替え。ここは2枚替えだったことに意味があると思ってる。人選が伊佐・清本であった時点で狙いは明確過ぎるほどに明確。ピッチ内の選手が迷いたくても迷えないくらいに明確。狙いは「ウラ」だった。そして投入直後からこの2人が立て続けにラインブレイクに成功。その2本目が星のゴールに繋がった。さらに千葉の2CBにスピードがないことが分かると伊佐・清本は猛獣のごとく噛み付きまくって、「積年の恨みはらさでおくべきか」とばかりにゴールラッシュ。極めつけは怜さんの独走ドリブル。このブログでも何度も書いてるが、90分にあのドリブルが出来ることが怜さんの最大の強み。うまくシーズンに入り切れていなかった川西のシーズン初ゴールをアシストしてあげるという青森山田カルテット次男のとびっきりの優しさ。後半は本当に最高でした。


ただ試合の主導権を握ることをあっさりと放棄したことはちょっと考えもんだよな。試合後のインタビューで片野坂さんは「割り切った」みたいな言い方をしてたけど、もっと奪い返す姿勢を見せてもよかったんじゃないかなとは思う。まあこういう試合を見せておくことで対戦相手がスカウティングしにくくなるというメリットはあると思うけどね。


両翼好調、ボランチも持ち味を発揮し始め、ディフェンスラインもようやく無失点試合達成、そして前線はさんぺーも復帰しポジション争い激化とチーム力が上がってきた手応えがある。去年あれだけ苦労した3連勝もファーストトライであっさりと達成。序盤とはいえ、首位まで勝ち点2差の3位。順調ですな。
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明日は千葉戦

2018-04-01 01:01:28 | トリニータ
年度末で忙しくて千葉の前節を観ていないので、ルーキーいじりでも。

千葉に今季明治大学から新加入した鳥海晃司と市立船橋から新加入した杉山弾斗が既に出場機会を得ている。


鳥海晃司は明治大学では2年頃から出場機会を得て、その後もコンスタントに出場し続けた。特に右のCBだったためここ2年は明治の最終ラインの右側のユニットは鳥海&岩武という試合が多く、自分のカメラにも鳥海が多く収まってる。


2年生


3年生


4年生


明治の最終ライン。一番奥が岩武、その手前が鳥海。


明治トレイン。先頭車両が岩武、おしりから2両目が鳥海。


去年のデンソーカップでの関東A選抜。ちなみにこの大会で関東A選抜は全日本選抜に勝って優勝。


ただ去年の明治は特に前期に最終ラインが不安定なところが頻繁にあって、成績も下降線だった。そして鳥海もケガなのか後期からはほとんど試合に絡むことがなくなった。だから去年の明治のCBと言えばどちらかと言うと今季愛媛に新加入した山崎浩介の印象の方が強い。なので、シーズンの序盤から鳥海が定位置を掴み始めてるというのを見て、少し驚いている。エルゴラの予想スタメンでは明日も出てくるようなので楽しみ。






杉山弾斗は去年のプレミアEAST・FC東京戦で観た。サイドバックながらプレースキックも担当していい選手だなという印象はあったけど、鳥海と同様シーズン序盤からスタメンでの出場機会を得ているのは少々驚き。


プレビューでも分析でも何でもない、ただの相手チームのルーキーいじり。ま、でも明日はうちが勝つよ。
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