Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

またもホームで勝てず(30節横浜戦)

2013-10-27 21:51:47 | マッチレポート13’
モリシが出られなくなった時点で大きくゲームプランは変わってしまったはず。モリシが担う役回りをそのまま西にやらせてもそれは無理な話。そういう意味では前半は必死に守って、優勝するには勝ち点3が必須な相手が焦り始める後半にカウンターかセットプレーで仕留めるくらいしか大分が勝つプランはなかった。確かに俊輔のFKはスーパーだったけど、もう少し我慢が出来なかったもんかね。

それにしても天皇杯の2回戦みたいな試合だった。強豪チームに必死に食らいつく格下のチーム。0-0の時間をどれだけ長く出来るかだけが勝負で、1点奪われた時点でゲームオーバー。俊輔のFKが突き刺さった瞬間の「ジ・エンド感」はもう天皇杯2回戦そのもの。スタジアムで観ていた方は分からなかったと思うけど、スカパー観戦してた人間からすると、後半の早い時間帯から勝敗よりも、とにかくシュート数の表記から「0」を消してくれという新種の競技を観てるような気分になってたから、ゴールが入るなんて夢のような話は二の次だったね。

まあでも冷静に考えれば、首位対最下位の試合としてはごくありふれた結果だったと思う。周囲が何となく多くを求め過ぎてただけで、普通の結果だった。これでホームのみの成績は4分11敗。未勝利と書くよりも4分11敗と書いた方がもっと生々しい。田坂さん続投の話が出てるようだけど、ホームでの残り2試合で最低1勝することを続投の条件にしていいんじゃないだろうか。1年間1度もホームで勝てなかった監督に翌年も続投要請するのはどの側面を切り取って判断したとしても「異常」の一言。
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熱い気持ち再び

2013-10-27 00:10:52 | トリニータ
久しぶりにプレビュー記事を書いてみたいという気持ちになった。もう試合後でも気力を振り絞って更新してた時期が長かったから、こんな気持ちに再びになれるとは正直驚き。きっかけは言うまでもなく勝ち始めたから。そこだけ。

まずは今節の注目点は予想スタメンが4-1-4-1になってること。4バックを始めて3試合目で早くも中盤と前線の配置をいじってきた田坂さん。これは相手に合わせての変更なんじゃないかなと思う。今季の横浜は俊輔を頂点にした中盤のトライアングルが機能してると言われている。ここにマンマーク的に人を配置したいという思いが4-1-4-1というフォーメーションに表れたと思う。ということは4-1-4-1という並びに関係なく、キャプテン、タメ、マンシャの3人は流動的にトリプルボランチ的になる。ここでの主導権争いが試合の趨勢を決めると言っても過言じゃない。横浜の3枚も安定してるけど、キャプテンもタメもマンシャもみんな調子いいからけっこうやれるんじゃないかな。

局地的に見て不安な部分はやっぱり大分の右サイド。前節の広島戦を観るまでもなく、齊藤学はもうその「個」だけで脅威と言えるくらいの存在に成長した。そこにマッチアップするのがジョンハン。ここ2試合でSBを務めてるジョンハンはよくがんばってるとは思う。ただやっぱりそこは本業外の仕事なのによくがんばってるという評価。個人的には慣れないポジションに必死で取り組んでる姿は好きだし、大いに評価したいのはやまやまなんだけど、優勝を現実的なところまで手繰り寄せてきてる首位のクラブがそこを見逃してくれるとはやはり思えない。ジョンハンでもなかなか攻撃参加出来てないことを考えたら、ここは割り切ってCBタイプの選手、例えば阪田とかを置くのも一つの手じゃないかなとは思う。ただ、広島戦を通して観ると、齊藤学が恐いと感じたのはあのシュートシーンくらいしかなかったというのはポジティブな要素。代表遠征帰りで身体が重かっただけかもしれないけど。

フォーメーションを変えて、少し気になるのは1トップになってしまうこと。ここ2試合で2トップ(もしくは前線の4枚)がそこそこ機能してたと思う。大宮戦の前半16分、18分と立て続けにシュートチャンスまでもっていったシーンは流れるようなとてもいい攻撃だった。土岐田とモリシのパス交換で左サイドを崩してから真ん中の西にパス、そしてシュートが16分、左に流れた西が縦パスを落として、それを拾ったタメから木村に渡ってシュートが18分。いずれも決まりはしなかったけど、選手の距離感がとてもいいと感じた。相手が首位だけにまずは相手のいい部分をつぶして守備から入ることは仕方ないけど、良くなり始めた攻撃の部分に手を入れざるを得ないのも少々もったいない気がする。まあでも、自らの長所を犠牲にしてでも相手の長所をつぶす、そしてその上でゴールを奪って勝つってことが、首位に勝つってことだからね。恐くても前に出てゴールを奪ってほしい。引き分けじゃダメなんだから。勝つにはゴールを奪わなくちゃいけないんだから。



んー、気合を入れて書いてはみたけど、やっぱりネガティブ多めになってしまった。予想はしてたけど。まあでもこれが今の立ち位置だし、見栄を張っても仕方ない。この場所からてっぺん食うから面白いわけだし。この試合が終わってもホームではあと2試合あるけど、色々考えるとこの試合に勝つことが一番大事だと思う。選手たちはこの試合の出来次第で来季のシーパスの売り上げが全く違ってくるくらいの気持ちで試合に臨んでほしいと思う。プロとしての矜持を見せてくれ。本当に久しぶりの試合前のワクワク感。


周作への援護射撃だという思いもあったけど、下手すると浦和が首位になっちゃうと思ったら、その考えは少々複雑になってきた。。
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