オフシーズンは本当に書くネタがない。おまけに田坂さんが監督になってからTMの詳細が公表されなくなっちゃったので、アウェイに住んでると開幕までチームがどんな状況なのか本当に全然分からない。ということで自分なりにしっかりと新チームについて勉強するという意味も込めて新戦力の研究をしていこうと思う。
第1弾はギラヴァンツ北九州から移籍してきた木村祐志選手。第1弾に木村選手を選んだのは研究するサンプルが他の新戦力選手に比べて圧倒的に多いから。ここ2週間ほどで昨シーズンの北九州の再放送を5試合観た。それにしてもこれだけ集中的に1つのクラブ(もっと言うと1人の選手)に集中して試合を観るとかなり詳しくなる。改めてスカウティングが重要だと感じた。
まず木村選手で特筆すべきはスタッツ。木村選手は11シーズンに川崎から北九州に移籍してきたわけだけど、移籍してきた年からいきなりキャプテンに指名され、2年続けて務めた。さらにその2年間はいずれもフィールドプレーヤーで最多出場。2年間計で79試合・6820分も出場してる。これは多分J2全体を見渡しても上位に来る数字なんじゃないかと思う。出場試合数が多いことから推測出来るのは、まず第一に監督の信頼を得ていること。これはプレー面ではもちろん、さらには戦術理解度が高いということも言えると思う。二つ目にはケガをしにくいフィジカルを持ち合わせているということ。どれだけ監督の信頼を得ようが、それに耐えうるフィジカルがなければ試合には出られないわけで、特に戦力が潤沢とは言えない大分では非常に貴重だと言える。
続いては木村選手が北九州において如何に絶対的な選手であったかというスタッツ。これだけ試合に出続けているだけでもう絶対的な選手であることは窺い知れるわけだけど、下の数字がそれを裏付けてる。
これは先日届けられたエルゴライヤーブックからお借りしてきたものだけど、昨シーズンの北九州の主要なパスルートを表したもの。7番が木村選手。数の多かったパスのルートの上位5ルート全てが木村選手絡み。要は木村選手を経由しないと何も始まらなかったと言っても過言ではないということ。ちなみにエルゴラの平均採点は5.87。もちろん北九州の中では一番高い。さらに採点する人が違うので比較はしにくいけど、さんぺーの6.00を除くと、モリシ5.81、キャプテン5.85、阪田5.85、伝説さん5.82と大分の主力よりもいい。
ポジションは主にアンカーもしくはその1列前のボランチ。中長距離のパス精度がとてもいいので、去年の大分のフォーメーションでいくと、キャプテンの位置が適正かなと思う。
北九州ではプレースキックのキッカーも務めてた。これもかなり期待出来る。加入が決まる前からプレースキッカーのイメージが強かったけど、改めて見てもそのイメージは間違ってなかった。ミスキックが少なく信頼度は高い。ガミさんがいなくなった後、まさに「伝説を継ぐ者」。
あとは試合を観て感じたことを箇条書きで。
・引きの画面から木村選手を探すと非常に見つけやすい。なぜなら彼はきっちりとユニフォームの裾をパンツの中にインしているから。今はほとんどの選手がユニフォームの裾を出してるために、その中で木村選手は非常に目立つ。新しい選手が多くて見分けが付かないとお困りのサポーターの皆さん。パンツにユニフォームがちゃんとインしてる選手が木村選手ですよ。
・キックの精度がいいだけにボールを扱う基礎技術ももちろん高い。たまに無駄にテクいところを見せるけど、試合の大勢にはあまり関係ないことが多い。
・試合中にアップになった表情などを追ってると多分真面目なんだろうなと感じる。
・ちょっと気になったのは、スプリントを見せるシーンがほとんど出てこないこと。ポジション的な影響が強いとは思うんだけど、ジョグでバランサーに徹してるシーンが多くて、木村選手の全力がどれくらいなのかというのが判断出来なかった。J1のプレッシャー強度がより高い状況で本来の力をどれだけ出せるのかが課題なのかなと思う。
ということで、こんな感じでこれから新戦力の研究をしていこうと思う。ただ最初にも書いたけど、木村選手以外の選手は昨シーズンの出場サンプルが少ないので、どうやって書こうか今から迷ってる。やっぱりこういう物を書きながら新シーズンに思いを巡らしてると本当にワクワクしてくるね。早く来い来い開幕戦。
第1弾はギラヴァンツ北九州から移籍してきた木村祐志選手。第1弾に木村選手を選んだのは研究するサンプルが他の新戦力選手に比べて圧倒的に多いから。ここ2週間ほどで昨シーズンの北九州の再放送を5試合観た。それにしてもこれだけ集中的に1つのクラブ(もっと言うと1人の選手)に集中して試合を観るとかなり詳しくなる。改めてスカウティングが重要だと感じた。
まず木村選手で特筆すべきはスタッツ。木村選手は11シーズンに川崎から北九州に移籍してきたわけだけど、移籍してきた年からいきなりキャプテンに指名され、2年続けて務めた。さらにその2年間はいずれもフィールドプレーヤーで最多出場。2年間計で79試合・6820分も出場してる。これは多分J2全体を見渡しても上位に来る数字なんじゃないかと思う。出場試合数が多いことから推測出来るのは、まず第一に監督の信頼を得ていること。これはプレー面ではもちろん、さらには戦術理解度が高いということも言えると思う。二つ目にはケガをしにくいフィジカルを持ち合わせているということ。どれだけ監督の信頼を得ようが、それに耐えうるフィジカルがなければ試合には出られないわけで、特に戦力が潤沢とは言えない大分では非常に貴重だと言える。
続いては木村選手が北九州において如何に絶対的な選手であったかというスタッツ。これだけ試合に出続けているだけでもう絶対的な選手であることは窺い知れるわけだけど、下の数字がそれを裏付けてる。
これは先日届けられたエルゴライヤーブックからお借りしてきたものだけど、昨シーズンの北九州の主要なパスルートを表したもの。7番が木村選手。数の多かったパスのルートの上位5ルート全てが木村選手絡み。要は木村選手を経由しないと何も始まらなかったと言っても過言ではないということ。ちなみにエルゴラの平均採点は5.87。もちろん北九州の中では一番高い。さらに採点する人が違うので比較はしにくいけど、さんぺーの6.00を除くと、モリシ5.81、キャプテン5.85、阪田5.85、伝説さん5.82と大分の主力よりもいい。
ポジションは主にアンカーもしくはその1列前のボランチ。中長距離のパス精度がとてもいいので、去年の大分のフォーメーションでいくと、キャプテンの位置が適正かなと思う。
北九州ではプレースキックのキッカーも務めてた。これもかなり期待出来る。加入が決まる前からプレースキッカーのイメージが強かったけど、改めて見てもそのイメージは間違ってなかった。ミスキックが少なく信頼度は高い。ガミさんがいなくなった後、まさに「伝説を継ぐ者」。
あとは試合を観て感じたことを箇条書きで。
・引きの画面から木村選手を探すと非常に見つけやすい。なぜなら彼はきっちりとユニフォームの裾をパンツの中にインしているから。今はほとんどの選手がユニフォームの裾を出してるために、その中で木村選手は非常に目立つ。新しい選手が多くて見分けが付かないとお困りのサポーターの皆さん。パンツにユニフォームがちゃんとインしてる選手が木村選手ですよ。
・キックの精度がいいだけにボールを扱う基礎技術ももちろん高い。たまに無駄にテクいところを見せるけど、試合の大勢にはあまり関係ないことが多い。
・試合中にアップになった表情などを追ってると多分真面目なんだろうなと感じる。
・ちょっと気になったのは、スプリントを見せるシーンがほとんど出てこないこと。ポジション的な影響が強いとは思うんだけど、ジョグでバランサーに徹してるシーンが多くて、木村選手の全力がどれくらいなのかというのが判断出来なかった。J1のプレッシャー強度がより高い状況で本来の力をどれだけ出せるのかが課題なのかなと思う。
ということで、こんな感じでこれから新戦力の研究をしていこうと思う。ただ最初にも書いたけど、木村選手以外の選手は昨シーズンの出場サンプルが少ないので、どうやって書こうか今から迷ってる。やっぱりこういう物を書きながら新シーズンに思いを巡らしてると本当にワクワクしてくるね。早く来い来い開幕戦。