Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

人事総括 去りゆく選手たちに感謝を

2013-01-09 23:56:02 | トリニータ
新体制発表も終わり、いよいよ新シーズンが始まる。人事面もほぼ固まったと思うので、まとめておこうと思う。かつては「誰がいなくなった」とか、「誰が残ってくれた」とか、そういう類のことに必要以上に動揺していた。でも09年のオフ、そして3年間のJ2生活を経て、いい意味でそういうことに対して「鈍感」になれるようになった。今まで大分トリニータに貢献してくれた選手たちに感謝を、そしてこれから大分トリニータのために戦ってくれる選手たちに期待を、という風にシンプルに思えるようになった。

新戦力については、昨シーズンの再放送を観て研究しようと思ってるので、少ししたら別記事で書こうと思う。なので、ここでは去りゆく選手たちに、個人的な感謝を述べたいと思う。昨シーズンの背番号順で。


藤川祐司。
今のトリニータでは本当に数少ない生粋のサイドプレーヤーだっただけに、活きる道は十分にあると期待してた。表現が難しいんだけど、腰をグイっと回して上げるんじゃなくて、ドリブルの進行方向に正対したまま足首の角度を使って上げるクロスが大好きだった。早く次のチームが決まるといいね。


作田裕次。
今季も一緒に戦えるかなと思ってただけに残念。正統派のCBというタイプで、3バックという少し少数派路線の戦術に慣れるのに時間がかかったという印象。ただ体も張れるし、セットプレー時の得点力もある。オーソドックスな4バックを主体とする山形に決まったのは本当に良かったし、誠実そうな性格も山形に合ってるんじゃないかな。2年連続で青いクラブを昇格させちゃえ!


小手川宏基。
朝令暮改で申し訳ないんだが、コテの退団はやっぱり涙なしには語れない。大ケガで苦労もして、これからというところだっただけに本当に残念。07年に高校生で試合に出始めたころは希望の星だったよね。07年第2節のアウェイ磐田戦で初めてコテを見て、試合は負けたのに何だかちょっとワクワクするような気持ちだったことを今でも鮮明に覚えてる。当時、練習後に、制服姿でママチャリに乗って帰ってくコテを撮った写真がどこかに載ってたんだよな。あれいい写真だったんだよな。まだ持ってる人いないかな、もう一度見たい。次のクラブがすぐに決まって良かった。今季からガラっと変わる北九州だけにチャンスはたくさんあると思うし、大分のフロントが手放したことを後悔するくらいの活躍をしてほしいと思う。コテ、がんばれ!


さんぺー。
覚悟は出来てたけどね。それでも残念。戦力としても大きな損失であることは言うまでもないけども、やっぱりそのキャラクターがこのクラブからいなくなってしまうことも同じくらいに大きな損失だよ。レンタル元の湘南もうち同様にお金がないからこういう結果になってしまったのは仕方がないと思うんだけど、どうしても納得いかないのは、なんでさんぺーが来季またJ2のクラブでやらなきゃなんないんだということ。昨シーズンのJ2の得点ランク上位を見れば、色々な形があるけど、ほとんどの選手が今シーズンはJ1に籍を置いている。ましてやさんぺーは1年を通してWBというFWに比べて得点機会はそう多くないポジションをやり続けて得点ランク5位になったんだ。J1でやらしてあげてしかるべきだろうよ。まあでも、今シーズンも得点量産して、来シーズンこそはJ1に上がってこい。さんぺーなら絶対出来るし、うちも来シーズンも絶対そこにいるから、その時は手加減してくれ。「さんぺー、大好き!」


石神直哉。
まず何よりも移籍に際してのそのコメントが衝撃的。こういうコメントって当たり障りのないものがほとんどだけど、ストレートに移籍事情に踏み込んでいるのが驚きだし、さらにはそれをそのまま載せた大分の広報もやるなと。ガミさんは今季間違いなく他の選手にはないスペシャルなモノを見せてくれたし、オレもそれに魅せられた。そういうスペシャルなモノを持って、そして一年を通してやり切ったっていう自信がああいうコメントに繋がるんだろうけど、それはプロフェッショナルとしてあるべき姿なんだろうなと思った。とても深く考えさせられた移籍だった。ガミさん、ありがとう。その素敵すぎる左足をヴェルディでも炸裂させてくれ!


ドンミョン。
これはマジでショック。全く予想してなかっただけによりショック。オレの構想の中ではさんぺーのところはドンミョンがいるから大丈夫ってなってた。そしてその構想こそがさんぺーの移籍の悲しみを半減させてくれてたのに。。詳しくは分からないけど、大人の事情とか色々あったんだろうなあ。最近昨シーズンの再放送を観ながら、どの試合を観ても、やっぱドンミョンはいい選手だなと再認識してたところだったのに。。ドラマ風に言うなら、途中交代即退場という最悪の出会いで始まって、そしてその別れは突然にやってきたってとこでしょうか。良くも悪くもドラマチックなドンミョン。不器用でもがんばれば人の心は動かせるってことを体現出来る稀有な選手だったと思う。もし出来るならまた日本のどこかでサッカーをしてるドンミョンが見たい。ドンミョン、母国でもがんばれ!


チャンフン、夛田、野口。
セレッソ3人衆は全員満了。序盤戦のチャンフンを除いてほとんど試合に絡めなかったけど、今シーズンを大分トリニータで戦おうと心に決めてくれたことが嬉しかった。わずかでもそれが縁だし、これからも陰ながら応援する。みんな大成してほしいと心の底から思うよ。ありがとう!


こうやって見ると今シーズンのJ2での大分OB会試合の多さはハンパなさそうだ。暇な日曜日は味スタあたりにみんなの活躍を観に行こう。


・・で、これで全部なはずなんだよ。全部だったはずなのに・・。

どんな事情があるのかは分かんないけど、宙ぶらりんだけはやめてくれ。
コメント
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