Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

平日開催は全勝

2012-09-13 00:02:36 | トリニータ
京都戦プレビューです。

いよいよラスト10が始まる。泣いても笑ってもリーグ戦はあと10試合。いまスカパーでFootの甲府戦特集を観てて、何かさらに燃えてきたよ。とにかく選手もサポーターも悔いの残らない戦いをする。残り10試合のテーマはこれだな。

まずは京都の分析を。京都は一般的にはエレベータークラブなんて揶揄されるけども、今年の成績を見ると、エレベータークラブじゃなくてジェットコースタークラブだね。4月にうちと対戦した後の成績を見ていくと、松本との引き分けを挟んで、「5連勝」→「(3連敗を含む)7戦勝ちなし」→「6連勝」→「3連敗(継続中)」と浮き沈みの激しさが尋常じゃない。前節から時間が空いてしまったのが、残念だけど、ここで京都の連敗を継続させることでライバルを一つ蹴落とすことが出来るわけだから、この試合で勝ち点3を取ることは、ただの勝ち点上積みだけの意味合いじゃない。

天皇杯は観ていないので分からないが、京都は前節湘南と対戦。先制点を許し、1-2で負けている。序盤から京都が猛攻を仕掛け、いつ点が入ってもおかしくなかったけど、湘南はGK阿部選手がビッグセーブを連発して耐え、先制点のカウンターに繋げた。京都の攻撃の完成度は高いと一般的には思われがちだけど、よく見るとゴール数はうちよりも少ない。もっと言うと、昇格争いを繰り広げてる9クラブの中では栃木に次いで2番目にゴールが少ない。だから警戒をすることは大事だけど、恐れて後ろに下がる必要はない。サボらず、しっかりとボールホルダーに当たりにいければ、主導権を握ることも可能だと思ってる。さらに、ホーム水戸戦での失態があるので、あまり好材料とは言い切れないけど、今節京都のレギュラーCBであるバヤリッツァ選手と染谷選手が同時に出場停止。誰が代わりに入るかは分からないんだけど、今度こそこのチャンスを活かして、つけ込んでほしい。

ちなみにこの京都-湘南を観てて、非常に気になったことがある。湘南の決勝ゴールのシーンの前後なんだけど、湘南の永木選手が長めのFKを狙ってシュート。京都のGK水谷選手がファインセーブでかき出してCKに逃げる。問題のシーンはここから。後半のスゲェ大事な時間帯でさらにCKというピンチがこの後に続くにもかかわらず、水谷選手はセーブの後に味方DFに対してふざけるというか、おどけるというか、まぁ、ぶっちゃけ緊張感のない表情でじゃれるんですわ。いや、別にいいセーブした後だから悪いとは言わないけど、直後のCKでリフレクションがあったとは言え、決勝ゴールをぶち込まれてしまう。スタンドからは分からないとは思うけど、テレビであの中継を観てた京都サポは一連の水谷選手の行動をどう思ってるんだろうか。水谷選手は過去にも色々とあった選手であまり好きではないからこんな風に感じてしまうのかもしれないけど、もし圭介があんなことをしたらオレは耐えられるか分からない。

話を戻して、京都の要注意選手には中村充孝選手と駒井選手を挙げる。

まずは中村選手。以前からうまい選手だなとは思ってたけど、いかにも技術系の選手にありがちなムラッ気のあるタイプで恐いという印象はなかった。しかし今シーズンは完全に一皮むけた感がある。ちなみに今週のサッカーマガジンにその中村選手のインタビュー記事が載ってるので、興味のある方は立ち読みをおススメする。まぁ、そのみなぎる自信たるや見事ですよ。目の前の選手をかわすのは当たり前。見てるのはカバーに来る選手だけとのこと。ここまで言われたらうちのDFには意地でも止めてもらいたい。「よそ見してんじゃねえよ、お前の敵はオレだ!」みたいな感じでガシガシいってほしい。中村選手だけでなく京都の攻撃陣の選手に共通して感じることだけど、パスがうまく回る時は本当に怖いんだけど、自分たちの時間帯じゃない時はちょっとビックリするくらい淡白な印象。だから主導権を握らせないことが大事だと思う。徹底したいのはアグレッシブな守備。クールでクリエイティブな彼らが嫌気のさすような泥臭い守備で行こう。

続いて駒井選手。京都の優秀な下部組織から次々と湧き出てくる将来性豊かな若手アタッカーの一人というイメージでしたが、この選手も最近一つレベルが上がってる印象。低い重心のドリブル突破はなかなか迫力があり、ゴール前で前を向かれるとかなり厄介だ。スタメンを掴みつつあるようだけど、まだ時期的に消耗度の高い試合になりそうなので、ジョーカーとして出てこられるともっと嫌かもしれない。シーズン前、京都の注目と言えば、何と言っても久保選手と宮吉選手だったと思うけど、この駒井選手も二人に負けないくらい恐い選手に成長しつつある。

そして我が大分。まずは天皇杯については2点のリードを守り切れずにPK負けとなりましたが、結果論かもしれないけど、個人的には良かったと思ってます。千葉が勝ってミッドウィークに神戸までJFLのクラブとの試合に行って帰ってきて中3日でリーグ戦の大一番に臨むことを考えれば、決して選手層が厚いとは言えないうちが1週間、宿敵千葉の対策に集中出来ることは大きいと思う。丸谷のプロ初ゴールとか収穫もあったわけだから、もうここは前向きに割り切ることだ。両翼を完全休養させられたこともプラスだね。さて我がチームがどんな布陣で来るかは何となく分かるけど、全く分からないことにしておきたい。明後日の17時、スタメン発表を楽しみに待つとしたい。

甲府戦のプレビューにも書きましたが、逆転する力のない今の大分が勝つには先制点を取るしかないわけだけど、残り10試合全てでそんな展開に持ち込めるわけないので、やはり「ジョーカー」が仕事をしてくれる、そんな試合が必要だ。京都-湘南の中継で前徳島監督の美濃部さんも言ってたけど、昇格するクラブには残り10試合のこの辺りで、「あの試合がポイントになった」というようなビッグゲームが必ずと言っていいくらいあると。オレもそれは同感で、同じ勝ち点3でも、そこからチームがノッていけるようなビッグゲームが欲しいと思ってる。先行逃げ切りももちろんいいんだけど、劇的なロスタイム弾とか大逆転勝利とか、そんなドラマティックなのが欲しい。もう一回言うけど、オレはキジに期待してる。

さて、今日はうちの会社は「早帰りデー」などと銘打って職場の人間が早々に帰ってしまい、最後は職場に一人残されてしまいましたが、一人黙々と仕事をしてきました。でもお陰でバンバンさばけたので、このまま突発的なことがなければ、金曜日はキックオフに間に合うように帰ってこれそうです。やっぱ、がんばれるんです。トリニータのためなら大概のことはがんばれるんです。

第10節 京都戦 2-1 勝利

第19節 横C戦 1-0 勝利

第30節 東V戦 2-1 勝利

これ全部今季の平日開催ゲームです。全勝です。お客さんの少ない時に限って勝つ奥ゆかしさなのか、がんばって駆けつけた社会人サポに勝利をという熱い気持ちなのか、真相は謎ですが、とにかく平日開催は全勝なんである。だから金曜日も絶対に勝つ。思い返せば、昨シーズンあの国立でFC東京を粉砕したのも平日だった。あの時のFC東京に比べたら今の京都を倒すのなんてニータンの手をひねるよりも容易いこと。

ラスト10。ここからオレたちの本当のドラマが始まる。オープニングをド派手に決めよう!

絶対勝つ!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする