Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

JFAからFIFAへハシゴ

2012-09-08 23:11:33 | トリニータ
今日は天皇杯とU20女子W杯をハシゴしてきました。


まずは西が丘。「味フィ西」になってからは初めて行きました。何度行っても西が丘はいいスタジアムだと思う。


お目当ては当然後藤くんだったわけですが、残念ながらサブスタート。後半30分くらいからの出場となりました。






トップ下での出場でしたが、これらの写真の通り、要求するシーンが多いもののなかなかボールが回ってこなかった。後藤くんが出てきた辺りからペースが変わったものの、HOYOがかなりポゼッションにこだわるサッカーをしたため、チャンスの数は限られてしまった。ただHOYOのボール回しはイメージもあるし、アイデアもあるし、けっこういい。ポゼッションに限って言えばトリニータよりも間違いなくいい。自陣の一番奥深くで奪取したボールをヴェルディ相手にパス回しで攻めていったシーンがいくつかあって、ちょっと唸ってしまった。フィニッシュに迫力があれば、JFLでももっといい順位までいきそうだ。


同じポーズの大分ユース出身の二人。向こうのこれまた同じポーズの森選手が刀根だったら最高だったんだけど。




ちなみに刀根はこの日は出場機会なし。試合前のピッチ練習では躍動感のあるところを見せてました。


ヴェルディサポ。味スタで見るよりも何倍も素晴らしいですよ。スタンド、ピッチ、アクセス等々全てにおいて西が丘は味スタを上回ってると思いますが、どうでしょう。キャパも今のところ問題ないでしょ。


HOYOサポ。HOYOの試合を観たのはひたちなかでの地域決勝以来2回目。あの時も声出しサポは3人だった。


ヴェルディの高橋監督代行。ネルシーニョの前の柏の監督だよね。


ヴェルディのコーチにはこの人もいるし、けっこう充実してる。J1の監督経験があるコーチが二人もベンチに控えてるJ2クラブなんて他にあるかな。秋田さんは試合前のピッチ練習で誰よりも存在感がありましたね。ちょっと前に何かの番組で熊本の北嶋がヘッディングの競り合いの時に秋田が「うおー!!」って言いながら競りに来るという話を聞いて、ちょっとこの人を認められるようになってきた。現役時代はあんまり好きなタイプじゃなかったんだよね。



さて、天皇杯の試合終了からW杯のキックオフまで30分しかないので、当然間に合わないんだけど、田中陽子選手の先制点は何とか観ることが出来ました。

対戦相手はナイジェリア。日本がヤングなでしこなら、ナイジェリアはヤングスーパーイーグルスだね。かなり粗いプレーが多くて、いかにもナイジェリアって感じだったんだけど、終盤の猛攻は迫力あった。


あんまりよく知らなかったんだけど、田中陽子選手の得点力はスゴイね。この年代がどれくらいトップのなでしこに絡んでこれるかで次のW杯や五輪が決まるだろうから、頑張ってほしい。




結果的に決勝点となった2点目のゴールを決めた西川明花選手。彼女の所属はなでしこチャレンジリーグのFC高梁吉備国際大学。


先日、岡山遠征に行った時、試合前に高梁市に立ち寄った時に写したポスター。高梁市は岡山駅から伯備線で1時間ほど行った山の中の街。まあ、ハッキリ言ってものすごい田舎ですよ。


駅前の商店街もこんな感じで、典型的な日本の地方という感じ。そんな街でもなでしこリーグ目指して頑張っていて、FIFAの世界大会でゴールする選手も輩出している。岡山には湯郷ベルもある。当日twitterでもつぶやいたけど、備中松山城で岡山県観光課の方のアンケートを答えてる時に「サッカーで来ました」って言ったら、即答で「湯郷ですか?」と言われた。ファジアーノもっとがんばれと思う一方、岡山での女子サッカーの認知度の高さを知ることが出来た。

何が言いたいかと言うと、単純にもっともっと女子サッカーの存在感が日本中で高まってほしいと思うということ。この1年とちょっとでW杯優勝、五輪準優勝、U20W杯3位と本当に素晴らしい成績を次々と残してきた。サッカー好きとしては男子だけでなく、女子にも楽しみがあると当然幅が広がって楽しい。感動のお返しではないが、競技の底上げに少しでも協力したいと思う。


ヤングなでしこにもいましたヤング宮間あや。試合終了後、歓喜の輪には加わらず、ガックリと肩を落とすナイジェリアの選手に自ら握手を求めにいっていた浜田選手。歳が若ければ若いほど、勝った喜びを爆発させたいものだと思うけど、こんなことが出来る選手が出てくるのは間違いなく宮間選手の影響だと思うんだよね。


未来のなでしこたち、おめでとう!というわけで、明日はフクアリに千葉-長崎を観に行く予定にしていましたが、NACK5に変更します。

さて、明日は大分も天皇杯・水戸戦。非常に難しい状況だと思う。田坂さんがどういうマネジメントをしてくるのかに注目したい。一応10月10日から10月14日にかけての各チームの状況をまとめておきます。

1位・甲府 試合なし→対湘南(ホーム)

2位・湘南 対柏(柏)→対甲府(小瀬)

3位・千葉 対SAGAWA(神戸)→対大分(ホーム)

4位・山形 対セレッソ(大阪)→対岐阜(岐阜)

5位・大分 対ガンバ(大阪)→対千葉(千葉)

6位 京都 対磐田(磐田)→対富山(ホーム)

7位 東V 対清水(清水)→対岡山(岡山)

8位 栃木 試合なし→対福岡(福岡)

9位 横C 対横M(横浜)→対北九州(ホーム)

明日試合のところはJ2のクラブが勝ち抜いたとして書いてます。まあ誰がどう見たって山形と大分に移動面で大きなハンディがある。もちろん勝敗を割り切ったとしても敗北がチームに悪影響を及ぼす可能性があるというのもよく分かる。でも大阪に行ってJ1クラブと戦って帰ってきて、また中3日で千葉まで行くことを考えたらオレの中には明日勝つという選択肢は残らない。全力で戦ったけど、勝てなかったという結末が一番理想。ちなみに去年の天皇杯3回戦・川崎戦の後の岐阜戦は中3日で勝った。まあ、ホームだったし、千葉と岐阜じゃ相手が全く違うから参考にはならないけど。

さてさて、どうなるか。結果じゃなくて、マネジメントの部分が明日は気になるぞ。
コメント (4)
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