アマチュアカメラマンに50の質問(その1)

 今年の2月、blog化以前の「独り言」に掲載したものですが、半年近く経って郷秋<Gauche>の写真やカメラに関する環境もちょっと変わってきましたので、全面改訂し10問ずつ5回に分けて掲載することにしました。
blog界で流行っている「何とかバトン」に少し似ていますが、こちらは「気に入った方どうぞ」というスタンスです。元ネタは「ねえさんたちに100の質問」だそうですが、元ネタが言うところの「ねえさん」がどういう方々を指しているのか、どんな質問が並んでいたのかは不明です。

 さて、それではいってみましょう。

Q1.お名前を教えてください
 “郷秋<Gauche>”です。

Q2.どちらにお住まいですか?
 横浜市青葉区、港の横浜ではなく「山の横浜」です。

Q3.PC歴はどれ位ですか?
 かなり長いですね。IBMマルチステーション5550という、On Line端末、PC、ワープロの1台3役のマシンを出した時からです。記憶に間違いがなければ1983年のことですからかれこれ22年です。

Q4.サイトを開設したきっかけは何ですか?
 郷秋<Gauche>の独り言は日記代わりですね。今ならBlogでしょうが、当時はそんなものはありませんでしたからシコシコHTMLから書いていました。今にして思えば結構勉強にはなりましたね。1997年のことです。恩田の森についてはこちらでお聞きください。

Q5.写歴はどれ位ですか?
 高校2年の時から7、8年はかなり気合を入れて取り組みましたが、その後の長い長い中断を経て、昨年5月にカメラを新たに購入し再開。再開後15ヶ月です。
    
Q6.写真を始めたきっかけは何ですか?
 思い出すのが大変なくらい昔の話ですが・・・。今にして思えば、2週間かけて自転車で東北一周した時に父のカメラを借りて持っていったのがきっかけかな。だとすると最初は風景写真ですね。

Q7.デジタル派?銀塩派?
 「派?」という質問には抵抗があります。物事を単純にYesかNoか、白か黒かに二分する考え方に、私は馴染めません。
 主として使っているのはデジタルカメラですが、最近F3で撮影することも少しあります。もっともフィルム現像後はフィルムスキャナでデータ化して利用しています。このあたりの事情はこちらに書いていますのでぜひご覧いただきたいのですが、このあたりのことを考えてもデジタルとか銀塩とか、単純には分けられないんじゃないかなって気がしています。

Q8.最初に手に入れたカメラは?
 最初に自分専用に買ったのはPENTAX SP 50mm F1.8付でした。その後28mmと135mmのレンズを買い、レンズ交換が面倒なので(スクリューマウントでしたので)後になってTTL露出計が内臓されていないSLのボディーを買い足しました。大学生の時にPENTAXからNikonに切り替えるべく更に中古のNikomat ELを買い足しました。レンズはZoomの43-86をメインに24mmと200mmとボディー3台、レンズ6本体制になりました。もう1台Nikonを買うつもりでPENTAXを売り払ったのですが、結局写真はそのままフェードアウトでした。

Q9.一番お気に入りのカメラは?
 最近中古で手に入れたNikonF3ですね。メインに使っているのはD70ですが「物」としての質感はF3のほうが数段上です。Q7にも書いたとおりF3は、ネガカラーフィルムで撮ってフィルムスキャナーでデータ化していますが近いうちにモノクロに切り替え、自家現像を再開したいと思っています。

Q10.普段持ち歩くカメラは?
 D70。レンズはその時々で選びますが28-200mm(35mm換算で43-300mm)の出番が一番多いかな。軽くて小さくてとっても楽です。

 第1回目はここまでです。どうぞ次回をお楽しみに。

 アマチュアカメラマンに50の質問(その2)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その3)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その4)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その5)はこちらです。

 「アマチュアカメラマンに50の質問」に興味を持たれた方はこちらのサイトをご覧ください。



今日の1枚は、これ。ランタナ。
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日本のカレー

 さっき読んでいた「考える人」2005年夏号の連載記事「台所でにっこり」(平松洋子)に面白いことが書いてあった。今月の「台所でにっこり」は「夏はやっぱりカレー」と題してインド風やタイ風のカレーの紹介やらなにやらが書かれているのだが(料理のレシピ記事ではない)その最後にこんなことが書かれていたのだ。

その1 モロッコで出会った男性は、「日本に帰ったらなにか送ってあげる。なにがいい」と聞くなり「カレー、お願いします!」

その2 オーストラリアに留学していた娘は、当時のクラスメイトのイタリア女性に頼まれて、半年に一度カレールーの小包を送るのが習慣だ。何カ国もの生徒が集うパーティーで「日本料理」をつくれば、ダントツ人気はいつもカレーだったという。

その3 この春東京に遊びに来たタイ人の友だちがスーパーで買い物したがった理由は、カレーなのだった。

 そう言えば郷秋<Gauche>も聞いたことがあるぞ。インド人の多くが一番好きな「日本料理」としてカレーをあげるって。カレーって日本料理なんだ。

 日本のカレーは世界に通用する味なんだなぁ。小泉さんも日本のカレー発祥の地出身でもあることだし、あんまり難しいこと考えないでカレールーで世界貢献することを考えてみたらどうなんだろう・・・。

 今日の「4枚」はこちらでご覧ください。

恩田Now 
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高い買い物、安い買い物

 物の値段を高いと感じるか安いと感じるか、この感じ方は人によって随分と違うようだ。例えば20万円のPC。可処分所得の多い人には安く思えるかも知れないけれど、可処分所得の少ない人にとっては「高いなぁ」と言うことになるだろう。でも、いくらお金を持っていてもPCをあまり必要としない人にとっては「高いから買わない」ものであろうし、手持ちの資金が少なくても、ホントにそのPCを必要としている人には「スペックの割には安い買い物」と納得して買うこともあるだろう。

 郷秋<Gauche>は物の値段をこんな風に考えている。
 30万円のNikon F6で10,000枚(36枚撮りフィルムで280本)写真を撮ったら、写真1枚当たりのF6のコストは300,000/10,000で30円。10万円のF80Dで1,000枚(同28本)撮ると100,000/1,000で写真1枚当たりのF80Dのコストは100円だ。この計算では10万円のF80Dが30万円のF6の3倍もの価格に相当することになる。

 郷秋<Gauche>が愛用しているD70と一番使用頻度の高い28-200mmのズームレンズの組み合わせ価格はおおよそ15万円だけれど、もう20,000枚は撮っているから写真1枚当たりのカメラ・レンズのコストは150,000/20,000で僅かに7.5円だ。20,000枚をフィルムで撮ると昨日計算したようにリバーサルだったらフィルム代・現像代で60万円を超えている。こういう状態を郷秋<Gauche>的には「元を取った」と言うんだな。

 最近ではこういったものにお金をかける人も珍しいけれど、オーディオも同じだ。総額200万円のオーディオセットでLPやCDのコレクションが100枚だったら1枚当たりのオーディオセットの価格は2,000,000/100で20,000円。CD1枚聴くのに2万円は高い!でもアルバムを10,000枚持っていたら1枚当たり200円だからかなり安いことになる。

 100万円の軽でも、1万キロしか走らなかったとしたら1キロ当たり100円だけど、500万円のSAAB 9-3Aeroも10万キロ走ったら1キロ当たり50円。500万円の9-3Aeroが100万円の軽の半額だから安い買い物と言うことになる。物の値段って、ビミョーだなぁ。



今日の1枚は、これ。花の名前がわからない・・・
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お気楽デジタル一眼

 「お気楽デジタル一眼」が売れているのだという。「お気楽デジタル一眼」ってなんだ?って、記事を読んでみると「一眼デジカメ入門機」よりも「もっと」安くて簡単なデジタル方式の一眼レフなのだと書いてある。それにしても「お気楽デジタル一眼」って、いかにもお気軽な名前だなぁ。

 具体的にはこのところ相次いで登場したNikon D50PENTAX *ist DLあたりの、標準ズームレンズが付いて実売価格10万円程度のカメラのことをさしているようだ。例えばヨドバシの価格で言うとD50がちょうど100,000円(ポイント還元分込みで)、*ist DLがそれより1万円安くて90,000円だな。

 フィルム方式の一眼レフの価格に相当近づき、マニアックな要素を完全に捨て去り、難しいことはすべてカメラ任せでシャッターボタンさえ押せば「それなり」の写真が撮れることからお気楽なのだという。でも、一眼レフがお手軽って、随分無理があるんじゃないのかな?どう頑張ってシャツのポケットには入らないもんな。ホントに「お気楽」に撮りたい人はコンパクトタイプのデジタルカメラの方がいいと、郷秋<Gauche>は思う。

 Nikonのフィルム方式一眼レフの「竹」クラスのF80DD50と同程度の標準ズームレンズ付きだとヨドバシ価格で65,000円くらいだから、その差は35,000円。まだ高いな。でもデジタル方式のカメラはフィルムとその現像代、1本に付き約1,000円(ネガフィルムの場合)がいらないから、35本撮ったとするとD50F80Dは同じ価格になって、それ以上撮るとD50の価格が相対的にどんどん安くなっていく計算だ。

 正月の写真と夏休みの旅行の写真が同じフィルムの中に入ってるなんて話は時々聞くけれど、普通の人って年に何本くらい写真を撮るものなんだろう。ちなみに郷秋<Gauche>は毎週300枚、過去1年間で15,000枚、36枚撮り換算で約420本撮っている。全部フィルムだったらネガフィルムとしてもフィルム代と現像代だけで42万円、リバーサルだったら63万円!だから、ちょっと怖い(下手な鉄砲の数打ちについては、このところ改善の兆しがあり200枚程度になっています。)。

 もっとも、デジタルで基本的には何枚撮ってもタダだから毎週毎週300枚も撮るんであって、フィルム方式のカメラだったらその1/3くらいしか撮らないんだとは思う。このへんのことは以前に書いているから興味があったらこちらから(カテゴリ「写真 & カメラ」)ご覧ください。

 でも、この「お気楽デジタル一眼」、これからますます売れるんだろうな。



今日の1枚は、凌霄花(ノウゼンカズラ)。

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ギャラクシーエアラインズ

 佐川急便が自前で国内貨物専門の航空会社を設立した。航空貨物を取り扱う会社ではなく航空会社、つまりエアラインだ。自前とは言っても、荷主としての経験こそあれヒコーキを運行することについてはまったく経験がないわけだから当然JALかANAの協力を得てと言うことになるのだろう。佐川急便が選んだ相手はどうやらJALのようだ。

 JALと言えば、日通などと組んで1991年に日本ユニバーサル航空(JUST)を立ち上げ、747フレイター(貨物専用仕様機)を飛ばしたが一年足らずで頓挫している。懲りないのか、はたまた今回は勝算があるのか。

 ギャラクシーエアラインズと言うのがそのカーゴ・エアラインの名前だが、壮大にして勇ましい。旅客仕様のAirbus A300-600をフレイター仕様に改修したもの(2006年4月受領)と新造のA300-600F(2006年11月受領)各1機を導入し羽田-新千歳・北九州・那覇を結ぶらしい。自前で運行するとなると初期投資だけでも百億の単位で資金が必要になるのではないかと思うが、より速くは実現できたとしても「より安く」を実現できるのか。

 新参のエアラインは、スカイマークエアラインズを除いてはどこもかなりの苦戦を強いられる中での新たなエアライン設立。2006年6月には佐川急便のトラックと同じカラースキームで運行を開始する予定だというが、果たして飛び続けられるのか力尽きて落ちるか(ホントに落ちたら困るけど)、その推移を楽しみにしよう。

 ギャラクシーエアラインズ


 今日の1枚は、花の上で疲れた羽を休める(多分)ベニシジミ。ボロボロになっている翼端に注目して欲しい。心も身体も傷つきながら、それでも生きてゆかなければならないのは人間だけじゃないんだなぁ。
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HONDA NSX生産終了

 ホンダがNSXの生産終了を発表した。NSXはご存知の通り我が国唯一のスーパースポーツとして1989年に発表、アメリカでの先行発売を経て1990年に国内で発売された。

 NSXの開発当時、ホンダはロータス及びウイリアムズの2チームに当時最強と言われたV6ターボエンジンを供給しており、アイルトン・セナや中嶋悟といったF1ドライーバーもその開発に協力したと言われている。

 そのNSXも現行モデルでは2006年から欧米で義務付けられる環境規制への対応が難しく、多額の経費がかかることから本年12月末で生産を終了するというのだ。

 NSXが登場した1989年は、日産からはR32スカイラインGT-Rが、マツダからはMX-5(ユーノス・ロードスター)が発売された年でもあり、トヨタ2000GT、日産フェアレディZ、マツダコスモスポーツ、ホンダスポーツ(S500,S,600,S800)などが相次いで登場した1960年代半ばに次ぐ、国産スポーツカーのヴィンテッジイヤーと言われているが、既に15年の時を経ている。

 NSXは数度のマイナーチェンジを受け進化を続けてきていたが、基本的には15年間同じクルマが作り続けられて来ている。その間に2度のモデルチェンジを経験しているGTRやMX-5と比べると、その長寿であったことがわかるであろう。

 NSXの特徴のほとんどは、ボディーがオールアルミ製であることに起因する。生産台数が少ないこともあるがアルミ製であるがゆえに通常の生産ラインを流すことは出来ずに、ほぼ手作りに近い状態で生産されている。またエンジンもコンロッドまでをも磨き、グラム単位で同じ重量のものを選び一人の熟練工が一基のエンジンを組み上げるといった、レーシングエンジンさながらの生産がなされたていたと聞いている。

 1993年には、走りこまれたNSXが常に最良の状態での走行が維持できるよう、新車に近い状態に戻すリフレッシュプランをスタートさせるなど、そのすべてが大量生産され、そして乗り捨てられてゆく国産車にあってNSXは実に稀有な存在なのである。

 ホンダではしばらく前からNSXの後継スポーツカーの開発を進めているとの情報を耳にしてはいるが、その後継車がいつ登場するのか、そしてそのクルマが果たしてNSXの名を引き継ぐのか、興味が尽きない。

 HONDA NSX



 さて、今日の1枚はこれ。桜草、ですか?
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F1 第11戦イギリスGPを振り返る

 残り8戦にしてその差26ポイント。
 ポールポジションからスタートしたアロンソはスタート直後の1コーナーでJ-Pモントーヤに先行を許すと、2度のピットインでもモントーヤをかわすことは出来ずに2位でチッカードフラッグを受け、優勝こそ逃したが8ポイントを積み増した。

 ライッコネンはと言えば、今回も10位降番の12番手スタートから最初の周回で早くも8番手に浮上。ミヒャエルを抜きあぐねるが最初のピットインで前に出た後は飛ばしに飛ばして3位でゴールし6ポイントを追加。

 アロンソ-ライッコネンのここでのポイント差は僅かに2点。ライッコネンにしてみれば、12番手スタートとしては悪い結果ではないが、更に2ポイントの差が開き残りレースが一つ少なくなったことを考えれば、この2ポイントの意味するところは大きい。たかが2点、されど2点。

 ここまでの11戦中、アロンソのリタイヤはアメリカGPの自主的リタイヤを除けばカナダGPの1度だけだが、ライッコネンのそれは2回(ヨーロッパGPは完走扱いだが0ポイント)。ただし今回と前戦は予選前のエンジントラブルで10番降位のペナルティを受けている。

 速さではマクラーレン/ライッコネンが勝るようにも見えるが、26ポイントの差は、シーズン立ち上がりに時間がかかったことも含めてマクラーレンMP4/20の信頼性の低さによるものであることは明らかだ。

 残りの8レース、走ればほぼポディウムが約束されるルノー/アロンソに対して、ライッコネンは「ペナルティなして、完走できれば」という条件つきでの「ポディウム保障」だ。このことが意味するのは、ライッコネンがポイントランキング2位を堅持し、シーズンの最後まで優勝戦線に踏み留まりはするが、シリーズチャンピョンの栄冠が彼のものになる可能性は極めて小さいということだ。

 シリーズチャンピョンがライッコネンから遠のくもうひとつの原因はチームメイトの復活だ。プライベートでの怪我が原因の欠場後乗り切れないでいたモントーヤが、ここに来てその本領を発揮し始めたのである。

 残り8戦、ライッコネンがポディウムの一番高いところに立つためには、アロンソと争うだけではなく、チームメイトとも争わなければならないのである。同じマシンに乗るチームメイトはアロンソ以上に手強い相手となることだろう。

 <イギリスGP決勝レースの結果>

 1位:J-P.モントーヤ / マクラーレン・メルセデス
 2位:F.アロンソ / ルノー
 3位:K.ライコネン / マクラーレン・メルセデス
 4位:G.フィジケラ / ルノー
 5位:J.バトン / BARホンダ
 6位:M.シューマッハー / フェラーリ
 7位:R.バリチェロ / フェラーリ
 8位:R.シューマッハー / トヨタ

 最後に、2チーム・3人以外のドライバーについて触れておこう。
 BARホンダ。速さが戻って来ているとは言え、決勝レースにおいてマクラーレン、ルノーの前に出るのは難しかろう。

 佐藤琢磨。前戦の11位は「攻めた」結果とは言え、自身のドライブミスだ。そして今回、自らキルスイッチを押したという信じがたいミス。バックにホンダがついているとは言え、流石に次戦で結果を残さなければ来期のシートにも暗雲が漂い始めるのではないだろうか。

 ウイリアズ。実質的には既にBMWエンジンを失い、残り8レースは消化試合となるのか。トヨタ。一発の速さを決勝レースまで持続させるためには何が足らないのか。強すぎるフェラーリはレースをつまらないものにするが、弱いフェラーリを見るのは辛い。どうする、ディフェンディング・チャンピョン。

 次戦ドイツGPは2週間後。この2週間で自らの抱える問題を解決できるチームだけがチャンピョンシップ争いに残る資格あり、だ。
 

 いつもながらの話題とは何の関係もない今日の1枚は、犬ころ草(エノコログサ)。別名猫じゃらし。犬だったり猫だったり、名前とは可笑しなものだ。
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自分で操縦して来るんだ

 何がって、スペースシャトルの宇宙飛行士たち。

 訓練を行っていたテキサス州のジョンソン宇宙センターからスペースシャトルの発射台のある米フロリダ州のケネディ宇宙センターまで、いつもならジェット練習機T38で乗りつけるらしい。今回は悪天候が心配されたために残念ながらT38ではなくNASAのガルフストリームで飛んできたとのこと。

 13日に打ち上げが予定されているディスカバリーに搭乗する7人の乗組員のうち、実際にT38を操縦できるの人はどのくらいいるんだろう。空軍のパイロット出身者がいるだろうから2、3人は操縦できるのかな?T38は練習機だから勿論2座。だから自分で操縦できない人は後ろに乗せてもらってくるんだろうな。それとも実験担当の飛行士も操縦訓練は受けているんだろうか。

 宇宙飛行士とは言うけれど、宇宙パイロットとか、ロケットパイロットとは言わない。「宇宙飛行士」という言い方は、まさしく宇宙を飛ぶ人であり、その乗り物を運転(操縦)するニュアンスがまるで含まれていない。宇宙に行くからと言っても、特に行きは乗っているだけで、ほとんど自動でシャトルが宇宙まで運んでくれるんじゃないのかな。

 実はものすごい速さで飛んでいるんだけれど、空気がないし速さを確認するべき対象物が近くにないから速さはほとんど感じないのだろう。だから通常の飛行機を操縦するような感じはなさそうだ。

 操縦桿なのかスティックなのかはわからないけれど、そいつを握って実際に「操縦」するのは最後に滑走路に向かう直前くらいなのではないのだろうか。そこまではほとんど自動操縦。コンピュータにデータを入力するだけのような気がするけど、どうだろう。

 それにしても、ケネディ宇宙センターまでジェット練習機で飛んでくる必要性ってあるんだろうか。ガルフストリームの中で前祝のシャンパンなんかを飲みながらリラックスして基地に入った方が良さそうな気がするんだけど。だいたいがだ、NASAも予算がないって言ってるんだから、練習機を4機飛ばすよりもガルフストリーム1機の方がシャンパン代を入れても経費がかからなくていいんじゃないのかな。

 でも、宇宙飛行士って憧れの対象だしスペースシャトルを飛ばすことにはアメリカの威信がかかっているから演出が必要なんだろうな。ガルフストリームの中でシャンパンを飲みすぎて、タラップを降りるときに足がもつれたら様にならないか。


 さて、今日の1枚はこれ。竹似草(タケニグサ)の蜜を吸いに来た大きな蜂。大きな身体で落ちもせずに上手にホバリングするものだ。ディスカバリーも上手に飛んで無事に戻って来られますように。

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F1 第11戦イギリスGP予選終了

 イギリスGP予選結果>

 1位:フェルナンド・アロンソ / ルノー 1'19"905
 2位:ジェンソン・バトン / BARホンダ 1'20"207
 3位:ファン-パブロ・モントーヤ マクラーレン・メルセデス / 1'20"382
 4位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ 1'20"459
 5位:ルーベンス・バリチェロ フェラーリ / 1'20"906
 6位:ジャンカルロ・フィジケラ / ルノー 1'21"010
 7位:佐藤琢磨 / BARホンダ1'21"114
 8位:ラルフ・シューマッハー / トヨタ 1'21"191

 9位:ミハエル・シューマッハー / フェラーリ 1'21"275
 12位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス 1'19"932

 なんと、ライッコネンは前戦と同じ展開。この調子じゃ結果も前戦と同じことになりそうだ。

 いつもながら記事本文とは関係のない今日の1枚は、アガパンサスの蜜を吸いに来た揚羽蝶。恩田の森での撮影です。



こちらにも今日の森の写真を4枚掲載しておりますのでぜひご覧ください。。
恩田Now 
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F1 第11戦イギリスGP開幕

 つい数日前にフランスGPを見たばかりなのにもうイギリスGP。F1ファンにとっては嬉しいですね。

 さて、現地シルバーストンではいま初日午後のフリー走行が終わったところ。まだhttp://www.formula1.com/にもその結果はUpされていないので、午前の部の結果を確認してみることにしてみよう。

 <フリー走行1の結果>

 1位:ペドロ・デ・ラ・ロサ / マクラーレン・メルセデス 1'19.205
 2位:リカルド・ゾンタ / トヨタ 1'20"139 30
 3位:ジェンソン・バトン / BARホンダ 1'20"211
 4位:キミ・ライコネン / マクラーレン・メルセデス 1'20"411
 5位:ラルフ・シューマッハー / トヨタ 1'21"080
 6位:ファン-パブロ・モントーヤ / マクラーレン・メルセデス
 7位:ミハエル・シューマッハー : フェラーリ 1'21"453
 8位:佐藤琢磨 / BARホンダ 1'21"582

 フリー走行1の結果で本戦を占なうのは難しいけれど、あえて言えば。
予選で速いトヨタは健在。本戦で結果を残せないのは燃料搭載量とマシンのバランスの関係などトータルの作戦がやはりまずんだろうな。チームとしての経験不足。

 フェラーリはミヒャエルが何とか7番手のタイムを出しているけれどルーベンスは9位。高速と低速の組み合わせとか、高速だけどコーナーの続くインフィールド区間があるといった難しいコースではなく、乱暴に言ってしまえば高速セッティング一本やりでOKなシルバーストンでこの状況は、マシンのそもそもの素性が悪いということだろうな。だからセッティングが決まらない。フランスGP同様の結果か。

 マクラーレンとBARホンダは地元だから気合が入っている。ライッコネンは優勝狙い、バトンは表彰台狙い、琢磨は4~6位と言ったところかな?

 ウイリアムズの二人は仲良く15-16位。似たような力量のドライバーのタイムが下位で並んでいるということはマシンのポテンシャルそのものが低いと言うこと。ウイリアムズも勿論地元だけれど、今回もだめだろうな。

 11-12-13と3台仲良くタイムを並べているレッドブルは、彼らにしては好調を維持している印象。エンジンが足を引っ張ってはいるが、ウイリアムズとは逆にマシンのポテンシャルが、彼らのチームとしてはかなり良い状態だということだ。フリー走行2-3と進むにしたがって揃って中上位に上がってくるだろう。クルサードは地元のレースでもあるし、本戦でも期待できるんじゃないかな。

 ルノーの二人がインスタレーションラップのみでノータイムというのは不気味。余程威信があるんだろう。

 フリー走行1の結果から本戦結果を予測するのは随分と乱暴だけれど、これまでの10戦の結果に照らすとこんなことが言えるんじゃないかな。今の時点では、優勝:ライコネン、2位:アロンソ、3位:バトンとしておこう。



今日の1枚は、サルビア。おぉ・・・フェラーリ・レッド!

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村の教会

谷間の森陰の愛らしい教会
過ぎし日の思い出あらたなあの教会
森の教会へさあ共に行こう
過ぎし日の思い出あらたなあの教会

静かな日曜の朝鳴る鐘の音
澄みわたる空気を優しくふるわせる
森の教会へさあ共に行こう
過ぎし日の思い出あらたなあの教会

厳かな気持ちで母君と共に
ひざまずいて祈った昔のあの教会
森の教会へさあ共に行こう
過ぎし日の思い出あらたなあの教会

<ピッツ:作詞・作曲/津川主一:訳詞・編曲>

今日の1枚は、「谷間の森陰」ではなく
森の頂き近くにある教会。



いつもの東京都下某所で撮影したものです。

7/8:郷秋<Gauche>が持っている混声四部合唱の楽譜を
Upしました。興味を持たれた方はこちら
クリックしてください。
この曲を「森の教会」と思い込まれている方が
少なくないようですが、正しくは「村の教会」です。
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F1 Baton

 「F1 Baton」なるものがちょこさんから私に廻ってきました。「みゅーじかるばとん」というのはこのところ何度か見かけていますが、そのF1版です(「みゅーじかるばとん」が「F1 Baton」の音楽版かも知れませんが)。

 質問項目は次の5つ、これに答えればよいようです。でも、へそまりの郷秋<Gauche>の答えはきっとつまらないと思いますので、余り期待しないでくださいね。

 1.PCに入れているF1容量・・・ならぬ、壁紙やスクリーンセイバーに使っているF1モノは?
 2.今愛用しているF1グッズや、チェックしている番組・雑誌・PCサイトなどは?
 3.最後に買ったF1グッズは?
 4.特別な思い入れのある5人のドライバー
 5.バトンを渡す5人の方々


1.PCに入れているF1容量・・・ならぬ、壁紙やスクリーンセイバーに使っているF1モノは?
 10MBくらいでしょうか。自分で撮ったMP4/499TとFW13Bの写真くらいです。あっ、勿論実物ではなくトミカのミニカーです。でも、結構良く撮れているでしょう(^^)。壁紙やスクリーンセイバーには自分で撮った花の写真を使っています。

2.今愛用しているF1グッズや、チェックしている番組・雑誌・PCサイトなどは?
 1987年の創刊から2001年の終刊までGPXを愛読していましたが、いまは紙ベースの雑誌等はまったく読んでいません。もっぱらWeb上での情報収集だけです。 Auto Sports webのFormula One1-800-F1 News、そしてYAHOO! SportsのF1ですね。中継はフジテレビの地上波で見ています。

3.最後に買ったF1グッズは?
 この99Tです。18年くらい前だと思います。

4.特別な思い入れのある5人のドライバー
 ごめんなさい。思い入りを含めてこれを書いていたら原稿用紙500枚、データ容量10MB、執筆に半年かかります。だから名前だけでごめんなさい。

■ナイジェル・マンセル(別名:レッドファイブ、愛すべき大英帝国の息子)
 今時こんなドライバーいないですね。ぶっちぎりで優勝確実なレースなのに、ピットアウトの時に思いっきり加速してドライブ・シャフトをねじ切ってしまったのですから。

■アイルトン・センナ・ダ・シルヴァ(アイルトン・セナとも言う。別名:音速の貴公子)
ナイジェルとアイルトンの、F1史上に残る名勝負につてはこちらに書いておりますので、ぜひご一読を。

■ジャン・アレジ
 アレジについてはこちらの10月22日の項に書いています。ナイス・ガイです。内縁の奥さんが日本人であることから日本でもファンの多いF1ドライバーですね。デビューの翌年、90年のアメリカGPでのセナとの攻防はシビレました。

■ミケーレ・アルボレート
 B級F1ドライバーリストの最上段に書かれていたりしますが、ホント、いいドライバーでした。エンツォ自身が選んだ最後のイタリア人フェラーリドラーバーでしたが、チャンピョンにはなれままF1を去り、2001年にル・マン用のマシン、Audi R8のテスト中に高速ストレートでクラッシュし帰らぬ人となりました。享年44歳。
 郷秋<Gauche>が現役のカート・ドラーバーであったころ、ヘルメットのカラーリングをナイジェルと同じものにするかフェラーリ時代のミケーレ(彼が尊敬していたF1ドライバー、ロニー・ピーターソンと同じデザイン)のものにするか、随分迷ったりしたものでした。

■ミカ・ハッキネン
 アルボレートを知らない人もハッキネンは知っているでしょう。勝てるレースを失って、物陰で泣いていたハッキネン。ナイーブな男なんです。そんなミカが、ナイジェルでさえ1度しか取れなかったシリーズ・チャンピョンを2度もとったのですからたいしたものです。
 彼が現役当時、同じ職場にミカ ファンのフィンランド人がいて、レースの次の月曜日は仕事を忘れてF1話で盛り上がっていた(勿論英語で、です!)のを思い出します。ライコネンではなく巻き舌でライッコネンと発音するのだとは、彼女が教えてくれました。

5.バトンを渡す5人の方々
 またまたごめんなさい、です。バトンを渡すのは止めにして、ここに置いておくことにしますので、F1を語ってみたいぞ!とおっしゃる方、どんなドライバーがお好きなのかをぜひお聞かせください。
 金沢のchikahachiさん、blogのネタにいかがですか。



 さて、今日の1枚は、羽毛鶏頭(ウモウゲイトウ)。
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考える人、考えない私

 新潮社の季刊雑誌『考える人』が創刊3周年を迎えた。まったく同慶の至り。創刊号からいつ廃刊になるかとはらはらドキドキしながら愛読していた郷秋<Gauche>にとってはひとごととは思えない嬉しさである。

『考える人』については創刊1周年を迎えた2003年7月19日にも書いたから、 blog化以前からの「独り言」の読者はご記憶かも知れない。

 2年前に私は「『考える人』、まぁ何と気恥ずかしい名前だろうか。大体、本当に考えている人は「私は考えています」などとは絶対に言わないものだ。「私は考えています」と言いたい似非「考える人」にこそ相応しい雑誌の名前である。そういった意味では実に郷秋<Gauche>が読むに相応しい雑誌の名前ではある。」と書いたが、12冊を読み13冊目を手にした今思うのは、この『考える人』という、何もと気恥ずかしい名前には「どうせお前は何も考えていないのだろう。少しは考えたらどうだ」というメッセージが込められた命名なのだろうということだ。

 で、少しは考えるようになったかと聞かれれば・・・、考えていない訳ではないけれど、相変わらず人様に胸を張って「考えている」と言えるほどのことは考えていない郷秋<Gauche>であるなぁ。

 さて、記念すべき創刊3周年号の内容はと言えば、まずは創刊3周年記念総力特集と銘打った『「心と脳」をおさらいする』である。総力を挙げたと言うほどに、なかなか力が入っている。どのくらい力が入っているのかと言えば、全240ページ中65ページをこの特集にあてるくらいに力が入っている。普通の雑誌は「総力特集」と言っても全ページの1/10以下、「省力特集」だとホンの数ページの分量だから、これは結構すごい。中身がどのくらいすごいのかは、まだ読んでいないのでわからない(^^ゞ。

 郷秋<Gauche>が毎号楽しみにしているのは写真家今森光彦氏の「里山の匂い」だ。今号も僅か5ページだが今森氏の写真は、やっぱりすごい。何でもない田んぼの畦道の写真。やっぱりすごい、と同じことを二度書きたくなるくらいにすごい。今時なかなかでないフレアを出させるのために日が西に傾く時間を選んだりと、感性をフル稼働そして冷静に計算しつくして撮った一枚はやっぱりすごい、と他の賛辞の言葉が出てこずに同じことを三度も書かなければならなくなるほど、すごい。

 「考える人」の料理記事、これも他の雑誌ではまずお目にかかれない優れたページだ。おかしな、まったくおかしな一過性のブーム(ブームはみな一過性か)を起こさせない、この書き方は優れているとしか言いようが無いな。たとえ語彙不足だぞと言われてもだ。

 赤瀬川原平の書くページは面白い。これくらい考えていないように見える文章を書くのには随分と考えるのだろうなと、郷秋<Gauche>が考えるくらいに面白い。

 で、郷秋<Gauche>が今号一番先に読んだ記事は、新連載の「売春の日本史」だ。うぅ~ん、次号が待ち切れないくらいに新鮮だぞ。

  季刊誌 「考える人」 2005年夏号
  発売中 新潮社
  B5判 240頁 定価1,400円


注:誤解を避けるために、本稿執筆に当たっては新潮社から依頼を受けたり対価として金品を受け取るようなことは一切無かったことを念のために記しておきます。なお、万が一、新潮社様が、郷秋<Gauche>の本稿執筆に対し謝意を表すための金品提供のご意思がありました際には、ご辞退申し上げるような失礼は決して「考えておりません」ので遠慮なく、速やかにご連絡くださいますようお願い申し上げます(^^)。
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F1 第10戦フランスGPを振り返る

 3週間振りにフルグリッドのレースを楽しんだ。今回はエンジン交換による降番で13番手スターとなったライッコネンがどこまで行けるか、特に日本のファンにはヤルノ/トヨタはポディウムの1番高いところに上がれるのか、琢磨の表彰台はあるか、といったところが見所となったレースであった。

まずはレース結果をおさらいしておこう。

  フランスGP決勝レースの結果

  1位:フェルナンド・アロンソ / ルノー
  2位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス
  3位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ
  4位:ジェンソン・バトン / BARホンダ
  5位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ
  6位:ジャン-カルロ・フィジケラ / ルノー
  7位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ
  8位:ジャック・ビルヌーブ / ザウバー

 例によってレース中のファステスト・ラップと最終の結果を比較しながらレースのポイントを振り返ってみたい。
レース中の最速ラップを記録したのは結果2位のライッコネンで1'16.423(25周目)。2番手がポールtoフィニッシュのアロンソの 1'16.502(5周目)で、2人のタイム差は僅かにコンマ079。

 ライッコネンが給油を1回減らし渾身の走りを続けても、いかんせん13番手スタートでは、ライッコネンに匹敵する速さで逃げるアロンソについに追いつくことは出来なかった。レース後の記者会見で、何としても勝ちたかったと話すその表情には、常に無表情なライッコネンにあってもさすがに無念さが滲みでていた。

 さて、レース中3番目のタイムで走ったのは1'16.656(24周目)のモントーヤで、これもライッコネンから僅かにコンマ233遅れるだけのタイムだが46週目に油圧系のトラブルでリタイヤとなった。デビュー年の元気の良さ影を潜め、いまだ長いトンネルの中にいるようだ。

 3位表彰台をものにしたミヒャエルのファステストタイムはと言えば、10位ゴールのクルサードの 1'17.611(39周目)よりも遅い7番手の 1'17.714(22周目)だ。まさにレース巧者の面目躍如と言ったところだろう。

 BARホンダのバトンは1'17.408(18周目)の4番手タイムで順当に4位フィニッシュ。5番手タイム1'17.511(18周目)のフィジケラの6位フィニッシュ、8番手タイム1'17.792(67周目)のトゥルーリの5位フィニッシュは妥当な線と言えるが、予選2番手のタイムを出しておきながら本戦では早く走れないという、トヨタが抱える問題はどうやら根の深いもののようだ。復活はトルコGPまで持ち越しか。

 問題を抱えたままヨーロッパ真夏の4連戦に望まなければならないのはウイリアムズも同じだ。いかに経験豊富なチームとは言え毎週のようにレースが続く中での開発は難しいだろう。ギャラは安いが経験も浅い2人のドラーバー(そうは言ってもマッサは既に6年生)の開発能力不足が原因か。

 ところで、郷秋<Gauche>が2日に書いたレース結果の予想が当たったのかといえば、アロンソ優勝は当たり。2位、3位は当たらずとも遠からずと言ったところ。ヤルノと琢磨が表彰台に上がれないという予想はほぼ当たったが、琢磨は大きく予想を裏切ってくれたものだ。元気のいい侍琢磨もいいが、デビュー4年目となれば、そろそろクレバーな走りにシフトしても良い時期だろう。

 さて、今週末はお待ちかね、シルバーストーンの超高速バトルだ。楽しみだぞ!


 例によって話題とは何の関係もない今日の1枚は、アーティチョークの花。オリーブオイル漬にして食べるのはこれのずっと若い蕾。
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ユーザーに優しい会社

 25年前のカメラの取扱説明書を今でも入手できると聞いたら、あなたは驚くだろうか。そんなことの出来る会社があるんです。私は驚きました。

 先日程度良好のF3MD-4(モータードライブ)と共に激安価格で入手しました。カメラ本体の方はすぐに使い方が判ったのですが、困ったのはMD-4。後ろ側についているフィルムのカウンターのようなものの使い方が判らず困ってしまいました。

 そんな時、にしばらく前にNikonのWebsiteに取扱説明書の送付サービスについて書かれていたのを思いだし、さっそくアクセスすると、ちゃんとありました。カメラ本体が500円、モータードライブやレンズの説明書が300円で、それぞれその金額の定額小為替同封でお願いすると送ってくれるというサービスです。

 いったいいつ頃の製品までこのサービスがあるのかは書いてありませんが、「旧製品の使用説明書は、当時に作成されたものではなく、原本のコピー(白黒)となる場合がございます。あらかじめご了承ください」と断りがあるところを見ると、今でもSPやFの取扱説明書の入手も可能なようです。

 先週の火曜日に小為替を送ったら、土曜日には到着しました。迅速です。で、物はと言えば、F3の説明書は所謂レプリカ(墨一色)でしたが、MD-4は本来製品に付いてくるのと同じもののようでした(MD-4は現在のアクセサリーカタログにも掲載されている「現役」です)。

 それにしても発売から25年も経った製品(販売終了からは5年、20年間も同じモデルが販売されていたのです!)の取扱説明書が手に入るとは驚きでした。いったいカメラメーカーのうちどれほどが同様のサービスを実施しているのかわかりませんが、こういったサービスの体制が整っているからこそ、プロ・アマチュアを問わず多くのファンに愛され続けているのでしょうね。いかにもNikonらしいサービスだと感心しきりの郷秋<Gauche>なのでありました。

 今日の「4枚」はこちらでご覧ください。

恩田Now 
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