唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
HONDA NSX生産終了
ホンダがNSXの生産終了を発表した。NSXはご存知の通り我が国唯一のスーパースポーツとして1989年に発表、アメリカでの先行発売を経て1990年に国内で発売された。
NSXの開発当時、ホンダはロータス及びウイリアムズの2チームに当時最強と言われたV6ターボエンジンを供給しており、アイルトン・セナや中嶋悟といったF1ドライーバーもその開発に協力したと言われている。
そのNSXも現行モデルでは2006年から欧米で義務付けられる環境規制への対応が難しく、多額の経費がかかることから本年12月末で生産を終了するというのだ。
NSXが登場した1989年は、日産からはR32スカイラインGT-Rが、マツダからはMX-5(ユーノス・ロードスター)が発売された年でもあり、トヨタ2000GT、日産フェアレディZ、マツダコスモスポーツ、ホンダスポーツ(S500,S,600,S800)などが相次いで登場した1960年代半ばに次ぐ、国産スポーツカーのヴィンテッジイヤーと言われているが、既に15年の時を経ている。
NSXは数度のマイナーチェンジを受け進化を続けてきていたが、基本的には15年間同じクルマが作り続けられて来ている。その間に2度のモデルチェンジを経験しているGTRやMX-5と比べると、その長寿であったことがわかるであろう。
NSXの特徴のほとんどは、ボディーがオールアルミ製であることに起因する。生産台数が少ないこともあるがアルミ製であるがゆえに通常の生産ラインを流すことは出来ずに、ほぼ手作りに近い状態で生産されている。またエンジンもコンロッドまでをも磨き、グラム単位で同じ重量のものを選び一人の熟練工が一基のエンジンを組み上げるといった、レーシングエンジンさながらの生産がなされたていたと聞いている。
1993年には、走りこまれたNSXが常に最良の状態での走行が維持できるよう、新車に近い状態に戻すリフレッシュプランをスタートさせるなど、そのすべてが大量生産され、そして乗り捨てられてゆく国産車にあってNSXは実に稀有な存在なのである。
ホンダではしばらく前からNSXの後継スポーツカーの開発を進めているとの情報を耳にしてはいるが、その後継車がいつ登場するのか、そしてそのクルマが果たしてNSXの名を引き継ぐのか、興味が尽きない。
HONDA NSX
さて、今日の1枚はこれ。桜草、ですか?
NSXの開発当時、ホンダはロータス及びウイリアムズの2チームに当時最強と言われたV6ターボエンジンを供給しており、アイルトン・セナや中嶋悟といったF1ドライーバーもその開発に協力したと言われている。
そのNSXも現行モデルでは2006年から欧米で義務付けられる環境規制への対応が難しく、多額の経費がかかることから本年12月末で生産を終了するというのだ。
NSXが登場した1989年は、日産からはR32スカイラインGT-Rが、マツダからはMX-5(ユーノス・ロードスター)が発売された年でもあり、トヨタ2000GT、日産フェアレディZ、マツダコスモスポーツ、ホンダスポーツ(S500,S,600,S800)などが相次いで登場した1960年代半ばに次ぐ、国産スポーツカーのヴィンテッジイヤーと言われているが、既に15年の時を経ている。
NSXは数度のマイナーチェンジを受け進化を続けてきていたが、基本的には15年間同じクルマが作り続けられて来ている。その間に2度のモデルチェンジを経験しているGTRやMX-5と比べると、その長寿であったことがわかるであろう。
NSXの特徴のほとんどは、ボディーがオールアルミ製であることに起因する。生産台数が少ないこともあるがアルミ製であるがゆえに通常の生産ラインを流すことは出来ずに、ほぼ手作りに近い状態で生産されている。またエンジンもコンロッドまでをも磨き、グラム単位で同じ重量のものを選び一人の熟練工が一基のエンジンを組み上げるといった、レーシングエンジンさながらの生産がなされたていたと聞いている。
1993年には、走りこまれたNSXが常に最良の状態での走行が維持できるよう、新車に近い状態に戻すリフレッシュプランをスタートさせるなど、そのすべてが大量生産され、そして乗り捨てられてゆく国産車にあってNSXは実に稀有な存在なのである。
ホンダではしばらく前からNSXの後継スポーツカーの開発を進めているとの情報を耳にしてはいるが、その後継車がいつ登場するのか、そしてそのクルマが果たしてNSXの名を引き継ぐのか、興味が尽きない。
HONDA NSX
さて、今日の1枚はこれ。桜草、ですか?
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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ホンダF1の最盛期に作られたオールアルミボディのミドシップ・スーパースポーツ。
あのセナも評価した一台でしたが、安全基準や環境基準の流れには逆らえなかったという事でしょうか。
発表当時、リアのオーバーハングが長くて、ゴルフクラブが積めるトランクスペースを確保した日本的な妥協のスポーツカーなどと酷評もされてましたが、やはり日本のスポーツカー史上を飾るスペシャルな一台には違いありませんね。
なにしろ、乗用車のシャシーを流用とかって、セコイまねをしてないのが潔いです。
でも、オールアルミのボディ、ぶつけると涙が止まらない?
後継車に期待ですね。
確かにNSXのリアオーバーハングはでかすぎです。スポーツカーはリアのオーバーハングを切り詰めお尻を引き締めないとカッコ悪く見えます。スポーツカーと○○はお尻で勝負。その点306はお尻がキュッとしまっていて、私の好みです