ISO 8601

 ISO14001については多少勉強もしましたが、こんなものまで規格があったとは知りませんでした。ISO 8601は日付と時刻の表記に関する国際規格です。

 日付や時刻を書く順序などは、年・月・日、時・分・秒に決まっている。これが日本の常識だ!と思われている方も少なくないでしょうね。はい、確かに日本の常識です。でも、世界の常識ではないようです。

http://www.gizmodo.jp/2015/06/06122015.html 

 ISOによって定められた国際規格であるのにも関わらず、年・月・日、時・分・秒の順で表記する(のが一般的な)国はアジアで日本、モンゴル、中国、北朝鮮、韓国、台湾のアジアの5カ国1地域とヨーロッパのリトアニアとハンガリーくらいと、むしろ少数派なんですね。

 日本では昔から元号による年・月・日の順で書いていたはずですから年が西暦になっただけですんなりとIOS規格に馴染んだのだと思いますが、他の国や地域にはそれぞれの文化がありその影響でISO通りとはいかないのでしょうね。

 国の数的には日・月・年が圧倒的ですが、何かにつけて大きな影響力を持つアメリカ合衆国が月・日・年なのが、混乱を招く原因でしょうか。私は気まぐれに日・月・年の順に書くことがありますが、その場合には間違いが起こらないように、月をMayJunJulなどと書くようにしております。

 そう云えば、アメリカは世界で(ほとんど)唯一、インチとポンドを使い続けている国でもありますね。日本のような長い歴史を持つ国ではないのにインチとポンドにこだわる理由はなんなのでしょうか。何のために国際規格があるのかを考えれば、ISO規格とは違う規格を頑なに使い続けるのは、独自の歴史や文化、個性とは別の問題のような気がします。

 日本では郷秋<Gauche>が小学生の頃に尺貫法からメートル法に完全移行しました。母が「この物差し(鯨尺)を使っちゃいけないのかしらねぇ」と云っていたのを記憶しております。多少の混乱はあったのかも知れませんが、まあ上手く移行できたのではないでしょうか。ただ、今でも土地や家の面積は「坪」の方が広さ加減を掴みやすいのは、畳文化の中で育ってきた世代だからでしょうね。

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