食べられてしまう花


 花は食べません。正確に云えば、食べられてしまう草。葉っぱを食べつくされてしまうので花を咲かすことなくその生涯を終えてしまうのです。はい、食べるのは人間さまで、食べられてしまうのは春菊さま、というお話しです。

 冬の間の鍋物に欠かせない春菊ですが、葉を食べつくさずに放っておくと今どきになってこんな花を咲かせる春菊です。地中海沿岸が原産と云われる春菊ですが、ヨーロッパでは花を観賞する植物で、食べるのは日本人くらいらしいですね。

 この、云わば「トウがたった」春菊ですが、とても鍋物では食べられない程に硬くなった茎を「きんぴら」にすると大そう美味しいのだと教えてくださったのはこの写真を撮らせて頂いた畑のオーナーのOさん。それ以来毎年いま時期の春菊を頂いて来て「きんぴら」にして美味しく頂いております。作り方は簡単で、出来るだけ硬そうな茎を5センチほどに切って、ゴボウのきんぴらと同じように炒め煮にするだけです(^^)

恩田の森Now
昨日、恩田の森で撮影しました写真をこちらに掲載いたしましたので、ぜひご覧ください。
 

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