唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
台風、帰省、除染
たくさん書く事、書くべきことがあるような気もするが、眠いのでかい摘んで。
実は昨日から一泊二日で帰省してきた。台風の中をもの好きな!と思われるかも知れないが、以前から予定されていた身内の祝い事があったので取り止める訳にもいかず決行した次第。特に急ぐ必要もなかった帰りには、台風18号が福島を通過するまで実家で待機。TVの台風情報と外の様子を見て郡山より北に過ぎ去ったタイミングで出発し横浜に向かったのだが、クルーズコントロールを100km/hにセットして巡航した結果、230kmを18.0km/Lと云う過去最高の燃費で走り抜けることが出来た。
さて、横浜への出発直前に撮ったのが今日ご覧頂く一枚。この写真を見て、これが何なのかすぐにお気づきになるのは福島県の中通り地方にお住いの方だけだろう。除染作業で剥ぎ取った表土を保管するためのコンクリート製の「ドラム缶」である。庭の表土を数センチ剥ぎ取ることで放射線の値は確実に低くなったようではあるが、剥ぎ取った表土はこのように自宅の庭の隅に置かれたままなのである。「臭いものには蓋」を地で行くような、何とも云いようのない光景であるがこれが現実。
最終処分場はおろか、除染作業で剥ぎ取った表土を一時的に保管する中間処分場の設置すらその目途が立たない結果がこの有り様なのである。こんなものを一体全体いつまで家庭で保管しなければならないのか。我が国の政府には、国民の健康・安全・安心を守るために今すぐに為さなければならない事が山ほどある。オリンピックだなどと浮かれている暇はないのだ。
Website「恩田の森Now」に14日撮影した写真を掲載いたしました。稲刈り間近の森の様子をどうぞご覧ください。
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