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葉っぱを撮ってみた


EPSON GT-X820で「撮影」

 ある研究者の依頼により撮影した「葉っぱ」である。全体に紅葉した葉っぱの中にところどころ緑の斑点が出来ている。この緑の部分が「カクカクシカジカでナントカカントカ」なのだそうだ。要するに、研究資料として正確な色表現が最大のポイントとなる撮影だ。

 蛍光灯照明の屋内でさっそくD800で撮ってみた。葉っぱは白い紙の上に置き、同じ紙を使ってWBデータを取得し正確なWBで撮影。PC上のモニターに写る葉っぱと現物を比べながらPSで多少の調整をしてプリント。

 結果は、アウト。全然が違う。さて困った。郷秋<Gauche>はモニターとプリンターとをキャリブレーションするような上等なPCシステムを持っていない。cut & tryを繰り返すしかないかと思いながら、ふと、スキャナで撮ってみてはどうかと思いついた。

 郷秋<Gauche>が現在使っているスキャナはCCDフラットベッド方式で、薄型のスキャナ(CIS方式)と比べると被写界深度が深い。ならば多少波打っている被写体でもピントは合うかも知れないと思い早速試してみた。結果は、合格。

 「撮影」のポイントは、A4の原稿台の真ん中に被写体を置くことと、波打つ被写体をつぶさないように原稿台の上に二膳の割り箸を置き、原稿押さえを浮かすこと。PSで何の調整もしないままプリントしたものを被写体現物と比べてみても、まったく同じ色。

 スキャナは、実は「高性能スロースピード・デジタルカメラ」なのだと気が付いた郷秋<Gauche>であった。

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