真のチャンピョン、フェルナンド・アロンソ

 戦闘力が劣るマシンながらもこれまでドラーバーズランキングトップを維持してきたアロンソだが、韓国GPの結果により、トップの座をセバスチャン・ベッテルに譲ることとなった。その差は6ポイントだが、レース後のフェルナンドのコメントが素晴らしい。

 「確かにベッテルはいま絶好調で、今回も最高の週末を送ったけれど、でもこうしてすべてが順調に進んでいる時には必ず落とし穴があるものなんだよ。そうした時には着実にポイントを重ねていたほうが優位に立つ、そんな例をこれまでいくつも見てきたからね」
 「このレースを前に4ポイントリードしていたのが大きな意味を持たなかったのと同様に、6ポイント上回られたことも大した意味はない」
 「これから100ポイント獲得可能だし、すべては僕たちが今後のレースでどれだけ改善できるかにかかっている。僕たちは決して最速ではないマシンで、タイトル争いの真っただ中にいるんだ」

 まっ、このくらいじゃないとF1のチャンピョンは務まらない。チャンピョンにはチャンピョンの風格が必要なんだよ。自分に不都合なことが起こるたびに同僚や他のドラーバー、チームを批判するようなドライバーはチャンピョンにはなれない。この超ポジティブな、大人なコメントを見れば、実際の結果がどうなろうとも、2012年シーズンの真のチャンピョンとして相応しいのはフェルナンド・アロンソ以外には考えられないだろうと、郷秋<Gauche>は思うぞ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「コスモスが咲いていました」と云う証拠写真(^^;

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