どうなるホンダF1

 F1の世界は魑魅魍魎の世界だと、何度も書いた。そこではちゃんとしていたはずの契約書でさえも、何の意味も持たないただの紙切れになってしまうことだって起こり得る。既成の事実であったはずのことでさえそうなのだから、噂など何の意味も持たない。何の意味も持たないはずの噂であっても、気にならずにはいられないのが今のホンダホンダF1の行く先である。

 買収先として次々に上げられる名前。つい数日前にはヴァージン・グループが本命であるかのように報じられていたが、今では「環境とコストが問題」とかなんとか、随分後ろ向きのコメントが流されている。

 そこに飛び出してきたのがチーム首脳陣によるマネジメント・バイアウト。つまり、雇われ社長であるロス・ブラウンがホンダから株式を購入して、自らが経営者になって独立すると云うのである。さらに「噂」によれば、もう一人の首脳であるニック・フライが、このマネジメント・バイアウトには関与していないと云うではないか。

 ロス・ブラウンによるマネジメント・バイアウト。いいんじゃないか。何がいいって、ニック・フライがいないのがいい。ホンダを追い出された佐藤琢磨に対して「これ以上ホンダにこだわるな」と、郷秋<Gauche>は云ってきた(って、勝手に書いただけだけど)。それは、ホンダF1にニック・フライがいたからである。そのニック・フライがいなくなった「元」ホンダF1なら、琢磨が活躍できる余地が大いにあるんじゃないか。

 ブラウンさん、ニック・フライ抜きでマネジメント・バイアウトを進めてくださいな。そしてドライバーには是非、佐藤琢磨を! それにしても、開幕戦まではわずかに1ヶ月。大丈夫かしらん。
 

 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、かつらの森の小川にも満たない小さな流れ。良~~~く見て欲しい。実は画面右端に何故かたわわに実った柚子の木がある。その柚子の実が、採る人もいないまま零れ落ち、斜面を転がり小さな流れにその実を浮かせているのである。って、説明しないと判らないような写真を載せるなよ!って感じですよね(^^;。
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