カセットコンロ耕うん機

 ホンダの新製品はインサイトだけではない。もう一つ注目したいホンダの新製品は、小さな耕うん機「ピアンタ」だ。このピアンタ、49.4cc空冷4ストローク単気筒OHVエンジンを搭載しているのだが、燃料がガソリンではなくカセットコンロ用のガス(ボンベ)なのが新しい。

 カセットコンロ用のガスを燃料に使うということは、給油の時にガソリンをこぼして衣服に匂いが付くこともないし、残ったガソリンの保管に気を使う必要も無い(クルマに入れちゃえば良いのだが)。畑を耕す時に使ったボンベに残ったガスは、収穫した野菜で鍋物を楽しむ時に使えるから無駄にならない。

 カセットコンロ用のガス(ボンベ)と云うのは鍋物シーズンのスパーなんかじゃ特売の目玉商品になっていたりするから結構安く手に入る。だけど、エンジンの燃料にカセットコンロ用のガス(ボンベ)を使おうという発想はこれまであっただろうか。アウトドア用のストーブなんかはあったけどね。

 でも、この「ピアンタ」はちょっと高い。だって、ガソリンを使う一番小さな耕うん機「プチな」が68,000円なのに「ピアンタ」は105,000円もする。189万円のハイブリッドカーを作るホンダなんだから、もう少し安くして欲しいものだよね。って、郷秋は買わないからどっちでも良いけど。
 


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森にある、小さな石の祠。一ヶ月程前にも同じような写真をご覧頂いていますが、あれは椿の花が咲き始めて間もない頃。はやり満開の今頃の方が見栄えのする写真になりますね。

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