パナソニックの便器って・・・

 松下電器産業株式会社が、今年10月1日付で社名をパナソニック株式会社(英文標記:Panasonic Corporation)に変更し、同時にブランド名をパナソニック(Panasonic)に統一するとの事。

 これまで同社は、会社名は松下、白物家電(冷蔵庫や洗濯機、炊飯器など、かつては白かった電気製品の総称)はナショナル、電子機器類はパナソニックと、三つの名前を持っていたわけだが、10月からはパナソニック一本となるわけだ。

 会社名とブランドを統一するのは良くある話し。古くはソニー。1955年にブランド名として「ソニー」を使い始めたが、その3年後には、それまでの会社名である東京通信工業(通称:東通工)をソニーにあらためている。1984年に、それまでブランド名として使っていたマツダに社名を変更した東洋工業、1987年に社名をヤマハに変更した日本楽器製造あたりが有名。松下が創業者の名前を捨てようとしているのに対して、マツダとヤマハが創業者の名前に回帰しているのが対照的で面白い。おっと、大事な会社を忘れていた。日本光学も1988年にブランド名のニコンに社名を変更しているぞ。

 それにしても、パナソニックのPCとかデジカメ(ちなみに「デジカメ」は1989年に三洋電機が出願した登録商標)というのはわかるけれど、パナソニックの洗濯機とか冷蔵庫、便器までがパナソニックって、慣れの問題だとは思うけど、なんかピント来ないな。
 
 例によって記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、ふわりふわりと飛んできて、目の前の石垣の上に着地した綿毛。はてさて、何の綿毛なのでしょうか。
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