最近はWEBセミナーも一般化して、先日は診療合間で予防歯科関連のセミナー受講をしました。
オンデマンドなので途中でストップもでき便利です。
大阪大学歯学部予防歯科教授、天野先生の講演で、基礎分野の教授ですが臨床的に分かりやすく解説され、人気の講師です。
歯周病と虫歯の予防の話で、最新情報を楽しく分かりやすく解説頂きました。
いくつか、スタッフとシェアしたほうが良いトピックがあって、まずは牛乳では虫歯ができる?
乳糖といわれる、他の糖と比べて虫歯が出来やすい糖ではありませんが、含まれています。
また母乳や牛乳にはカルシウム、リンなど加えてカゼインという成分が含まれています。
カゼインには、虫歯の再石灰化などに役立つカルシウム、リンの歯への供給を助ける働きがあります。
虫歯予防を謳っているガム、リカルデントにも配合されています。
ちなみに、母乳と比べて牛乳はカゼインが多く含まれます。
母乳は就寝前に時間もかけて飲むという環境の違いもあって、乳糖優位になり、虫歯の原因にはなります。
牛乳ですと、通常はコップで短時間で飲むこともあって、こちらは心配いりません。
カルシウムやリンが含まれている牛乳ですが、虫歯予防までの効果は期待できないものの、カゼインが多いので大丈夫ということです。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net