MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



CPD-L133 は,SONYの VAIO PCV-M350L3 に採用されていた 液晶ディスプレイです。

今となっては貴重ともいえる 13.3インチの TFT液晶マルチスキャンディスプレイでありますが,現在,自分の「欲しいものリスト」の上位に進出しつつある製品なのです。1998年頃の製品なので 新品での入手は難しいと思いますが,とりあえず 中古品でもかまわないので入手しようと考えています。

今更,なぜこんなものを・・・?

実はこのディスプレイ,水平周波数 15KHz と 31KHz に対応しているらしいのです。つまり X68000 の代替ディスプレイとして使用できる可能性があるわけですね。X68000と DOS/Vでは ディスプレイのコネクタ形状が違っていますが,変換コネクタが存在するので,この点については心配なさそう。まあ,映るとはいっても 実用に耐えるレベルかどうかが定かではないのが不安と言えば不安ですね(笑)。(CPD-L133 は,実際に X68000での動作実績があるようです。)

とはいえ,13.3インチの TFT液晶なら 他にも用途がありますので,持っておいても損はないかなと。
SE/30 の外付ディスプレイにしちゃうって手もありますし。

他にも対応できるディスプレイはあるようですが,31KHz のみ対応か,31KHz/24KHz のマルチ対応 という場合が多く,15KHz/31KHz のマルチ対応というのは貴重だと思います。これである程度,実用できる範囲の映像レベルが実現できるのであれば 非常に嬉しいのですが・・・。

X68000に 液晶ディスプレイってのが,なんとなく良さげですよね。
結果が 良い悪いは別にして。(≧∇≦)


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「PHALANX」といえば ズームが 1991年に製作した X68000用の横スクロールシューティングゲームであります。スーパーファミコンや GBAなどにも移植されたゲームなのですが,実は「TINY PHALANX」というラインナップも存在しました。これは,PHALANXを 全3ステージ(たしか)のミニシューティングにアレンジしたものです。

「TINY PHALANX」は,やはり ズームが 1995年に製作した PlayStation用の対戦格闘ゲーム「ZERO DIVIDE」の隠しフューチャーとして収録されています。ZERO DIVIDE起動時において,「2Pコントローラの START と SELECT を押しっぱなしにしながら PlayStationの電源を投入する」と,ZERO DIVIDE のかわりに TINY PHALANX が起動する仕掛けです。なお,操作は そのまま 2Pコントローラを使用する事になる点に注意して下さい。

ゲームは 当然の事ながら X68000用「PHALANX」を意識した展開となっています。

ただし,ステージが少ない分 非常にシビアな敵(障害物)配置となっており,敵の出現パターンを十分に記憶した上で 綿密に攻略パターンを組み上げないと,なかなかノーミスクリアは難しいと思います。しかも,2周目以降は 敵機破壊時に いわゆる「撃ち返し弾」を吐くようになり 難易度が急激に上昇するため,オマケとはいえ,かなり手応えのあるシューティングゲームに仕上がっているのです。

ZERO DIVIDE も随分とやり込んだ記憶がありますが,
TINY PHALANX もかなりやりましたよ。(≧∇≦)

当時は 4~5周はできていたハズなのですが,さっきやってみたら 2面で全滅。以降,何度やっても 2面で全滅(泣)。かなりやった割には 頭の中に パターンが全く記憶されていなかったようです。やり込み直してもいいのですが,オマケソフトにそこまで時間を割くかどうかが最大の問題ですね(笑)。

まあ,これやるために 中古の ZERO DIVIDE 買ってきたんだし。やりましょうか・・・。
ちなみに PSX でも 普通に動きました。


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電波新聞社から発売されていたアナログジョイパッド「XE-1AP」をゲットしました。

現在のゲームパッドには 当然のようにアナログ入力機構が装備されていますが,XE-1AP発売当時は アナログ対応のコントローラは非常に珍しく,まして パッドの形状をしているものなど皆無に等しかったと記憶しています。「カブトガニ」を思わせる特徴的な外観に,前後左右各方向に 256段階(8bit)の出力をもつコントロールスティックと,前後方向に 256段階(8bit)の出力をもつスロットルレバー,8個のトリガーボタン+スタート,セレクトボタンを装備しています。

まるでラジコンのプロポを思わせる様相(笑)。サイズも 約20cm×18cm とかなり大きく,単一のゲームパッドとしては常識外の大きさであります。また,新品時の価格も 13,800円という恐るべき金額。「インテリジェントコントローラ」と銘打っているだけに高級品なのはわかりますが,たかがゲームパッドがこの金額では どう考えても相当の「マニア」にしか売れなかったのではないでしょうかね?

自分の場合,2000年頃に 大型量販店の在庫処分で「奇跡的に新品で店頭に並んだ XE-1AP」を購入したのですが,自宅の引越しの際,誤って処分(!)してしまい 一時的に手元からは無くなっておりました。個人的に好きなアイテムでもあった事から,今回あらためて中古品を入手し直した感じです。

動作検証には X68000用「AFTER BURNER」,「METAL SIGHT」,「OVERTAKE」を使用します。

XE-1APを使用する前に,まずは コントロールスティックと スロットルレバーの センタリングをしなくてはいけません。「AFTER BURNER」の コンフィグ画面では アナログ入力状況を数値化して表示してくれるので,これを利用して実施すると簡単です。256段階を 16進表示しますので &H7F~&H80 あたりが中心点ですね。センタリングは 本体裏面にある CH0~CH2 の調整ボリュームをドライバー等で回しながら行います。

調整が終了したら,早速検証です。

「AFTER BURNER」は,起動後「OPT1」を押さないとコントロールがアナログに切り替わらないので注意。やはりアナログでやると全然違います。本来得意なゲームではないので マウスプレイだと 8~9面が限界なのですが,アナログの場合,15~16面あたりまで持ちこたえる事ができました。ミサイルをかわす際に微妙なコントロールがしやすくなるのがメリットです。XE-1AP にはかなりマッチするゲームだと思います。逆に「METAL SIGHT」については,あまり緻密な動きを必要としないゲームだけに アナログのメリットは非常に少ないと感じました。むしろ デジタルのダイレクトな操作感でプレイした方が 良い結果がでるゲームだと思うので,無理にアナログでプレイする必要はないでしょう。

「OVERTAKE」については,レースものながら なかなかの操作性向上がみられました。コーナーのRにあわせたステアリング舵角の調整ができることと,アクセルをパーシャル(中間)にして速度コントロールができることがメリットです。タイムアタックなどをしてみると,思いのほか 走るのが面白く感じます。しかし,XE-1AP では シフトチェンジボタンが妙な位置にアサインされてしまううえ,キーアサインの設定では シフトチェンジボタンが変更されないため,シフトをオートマチックに設定しないとまともに走れないのが難ですね。

使い勝手はなかなか良いですよ。PSのアナログレバーよりは(個人的に)全然操作性が良いです。
まあ,高級品ですからね。(≧∇≦)

最近 気になる点としては,XE-1APに対する世間の風潮が「メガドライブ用」であること。いやたしかに 対応ソフトはあるけれども。末期の頃は「SEGA」のシールが貼られて店頭にならんだけれども。とりあえず対応機種記載の筆頭は「X68000」なんですよ。これ。

メガドライブ専用じゃないのよ。


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MDXWin は,X68000の MXDRV用データを Windows環境上で再生可能とするエミュレーションソフトウェアです。

X68000には MXDRVという 有名な FM音源ドライバがあり,多くのユーザー達が 腕を競いつつ MXDRV対応の音楽データ(MDX形式等)を作成しまくっていたため,当時のパソコン通信ネットワーク上には 膨大な数のミュージックファイルライブラリが存在していました。MDXWin は,その膨大なミュージックリソースを Windows環境上で そのまま演奏可能にしてしまうソフトウェアです。

製作者である Moonlight氏が,フリーソフトウェアとして公開しています。

MDX形式のデータについては,現在でも インターネットの随所にて入手可能です。Google あたりで「MDXデータ」などのキーワードで検索をかければ,すぐさま 幾つかのサイトがヒットすると思うので,あとは 目当ての曲目をひたすら探すのみです(笑)。

しかし,目当ての曲目を探してサイトを徘徊するのは かなりの時間と労力を要するもの。こういった苦労を軽減するため,MDXWin には,あらかじめ「MDX Online」という機能が実装されています。インターネット経由で MDXOnlineサーバに接続すると,楽曲名が記載された「カタログ」が自動的にダウンロードされます。ダウンロードされたカタログから 目当ての曲目を選択すると,今度は楽曲ファイル自体を MDXOnlineサーバよりダウンロードし,自動的に演奏が開始されるというシステムです。

ダウンロード対象曲は 何千曲のレベルで準備されているので,
間違っても 聴き尽くしてしまう 事はないと思います(笑)。

個人的には「日本テレネット」や「日本ファルコム」,「ゲームアーツ」,「T&Eソフト」といった,80年代~90年代の 日本のパソコンシーンを牽引してきたメーカーの楽曲が多く登録されている事に感動しました。また,アーケードゲームメーカーでも「ナムコ」や「タイトー」,「セガ」といった大手はもちろん,「東亜プラン」や「SNK]のように消滅してしまったメーカーの楽曲が聴ける点にも注目ですね。

ゲームミュージックファンであるなら,一度試してみても損はないソフトだと思います。
ちなみに ゲームミュージック以外の楽曲も登録されているので念のため。(≧∇≦)


【関連リンク】

 ・草の根通信やプログラマーのページ ・・・ MDXWin の情報など


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OVERTAKE は,1992年に発表されたズーム製の F1レースシミュレーションゲームです。

FOCA公認のソフトウェアであり,92年シーズンのチーム,ドライバーが全て実名で登場するあたり 製作元の気合が必要以上に伝わってきますが,残念ながら ゲームとしての完成度はお世辞にも高いとは言えず,当時のコンシューマ機向けのレースゲームと比較しても,秀でたものはサウンド面だけだと言わざるを得ない内容でした。

オープニングデモは 相変わらずの秀逸さ。ゲルハルトベルガーのアップで始まるあたりが 個人的には嬉しい(セナ&ベルガーのファンでした)ポイントであります。セナが全然出てこないのが気になったものの,チャンピオンシップモードのエンディングに出てきたので良しとしましょう(笑)。オープニングデモが良ければ ゲーム内容にも期待してしまうのが当然ですが,いかんせん 肝心のレースシーンがあまりにもつまらない仕上がり(爆)。そもそも,マシンセッティングを初期設定のままで 予選をキャンセルし,決勝最後尾スタートで 2周目でトップ独走になるようなゲームでは,ゲームバランス云々の話ではないような気がします。

それと,悪名高い「ピットイン/ピットアウト」の処理。なぜここだけポリゴン処理なんでしょうね(笑)。はじめて見た時はマジで「壊れた?」と思いました。あんなことするなら,潔く「画面切替」して いきなりピットメニューを表示させた方が全然マシだったでしょうに・・・。

はっきりって PCエンジンの「F1サーカス」の方が,F1シミュレーションとしては数段上だと思いますね。

とはいえ,今になってみてみると X68000というプラットフォーム上でのパフォーマンスならば これ以上はどうしようもなかったかなと思うのが正直なところ。世の中のレースゲーム(に限ったことではないが)が 3Dポリゴン系に流れてしまう以前のゲームであれば,大体この程度の仕上がりでではなかったでしょうか。

擬似3Dの F1レースゲームの最高峰を挙げるなら,個人的には メガCD用「ヘブンリーシンフォニー」を推します。OVERTAKE から約1年後に発売されたゲームですが,レースシーンについては,擬似3Dにもかかわらず ちゃんと空間を走行している「感じ」が演出されているのが凄いところ。ビジュアル的にも粗く FPSも低いため眼がついていかず,唐突な動きに悩まされるのが問題点ではありますが・・・。

結局「OVERTAKE」が ズーム社最後の X68000作品となってしまいました。


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先日「X68000 Complete Book」を発見した際,X68000関連のグッズも同時に発見。

残っていたのは,マイクロキャビンの「めぞん一刻」に同梱されていたステッカーと,アルシスソフトウェアの「Knight Arms」に同梱されていた「封筒セット」の2つであります。X68000関連グッズというよりは,ゲームソフトに同梱されていた「おまけ」ですね。

他にもいろいろあったはずなのですが,あえて保存しようという意図があった訳ではないため ほとんど失われてしまいました。今回のアイテムは「たまたま」残っていただけでしたが,保存状態だけは良かったらしく 痛みはほとんどありません。とはいえ,特に利用価値のあるものではないですし 他のコレクションがある訳でもない以上,発見してもあまり嬉しくはありませんが(笑)。

それよりも,92年に ズーム社から送られてきた ファンクラブ入会案内のハガキが残っていた事のほうが貴重だと思います。官製ハガキにプリンター印刷,宛名は手書きという素晴らしさ。いったい何通投函したんでしょうかね・・・。92年の「OVERTAKE」のリリースを最後に,X68000での ズーム社の活動は終わってしまったため,結局,ファンクラブには入会せずじまいでした。

そういえば,ずっと「工事中」になっていた ズームのサイトに動きがありました。
なにやら「大変長らくお待たせいたしました。まもなく再開いたします。」の文面が掲載されています。

とりあえず以前の状態までは復旧してほしいところです。
なにか面白い事をやってくれないかな・・・。(≧∇≦)


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我が X68000環境において,何故か今まで CD-ROMドライブとは縁がありませんでした。

当時,単なるゲームユーザーだった自分にとって,CD-ROMドライブや MOドライブは まだまだ高価なデバイスであったうえ,様々なソフトハウスがリリースしたソフトウェアの提供媒体は 5インチフロッピーディスクが常識的だった時代にあり,自分的に 大容量メディア自体を必要としていなかったというのが実際のところです。

途中から 外付SCSIの HDDを使用するようになりましたが,
CD-ROMドライブと MOドライブは 結局のところ(現役時代の)最後まで使用する事はありませんでした。

しかし,ここ最近で実施していた 一連の「ゆみみみっくす」関連記事に対し,「ゆみみ☆えっくす」を用いれば X68000でも 弓美に会える・・・とのコメントを戴いた事から,ここにきて初めて CD-ROMドライブ接続を真剣に検討。以前からやろうとは思っていたものの なかなか実行に移せないでいたのですが,なんだか「ゆみみみっくす」を X68000環境で動かしたいだけの理由で 環境整備に踏み切った感じですね(笑)。

CD-ROMドライブは SE/30用に使用していた「PIONEER PCP-PR24」を流用。

外付HDDから単純にチェーンして接続しようと思いましたが,PCP-PR24 の SCSIコネクタが ピン状のハーフピッチ50pin仕様であり,外付HDDと形状が異なる(ハーフピッチ50pin)ため,接続ケーブルは別途購入しました。

X68000側に組み込む CD-ROMドライバについては「CDDRV.SYS」を使用。

計測技研製の「CDDEV.SYS」が入手できなかったので,現在でも入手可能である 山崎淳氏製作の「CDDRV.SYS」を選択しました。基本的には互換ドライバですが,後発な分だけ データキャッシュ内蔵等 性能的に向上しているのが特徴です。設定も非常に簡単。基本的には CONFIG.SYS に DEVICEエントリ を追加記述するだけで OK。

 (例)DEVICE = ~CDDRV.SYS /I[SCSI-ID] /B[BUFFER SIZE] /S[num]

ここまでの作業で PCP-PR24 を無事認識。試しに「ゆみみみっくす(MCD)」の CD-ROMを放り込み DIRをかけてみたところ,問題なく中身を閲覧する事ができました。残念ながら「ビジュアルシェル」では認識してくれませんでしたが・・・(泣)。

とりあえず,X68000への CD-ROMドライブ接続は達成されました!(≧∇≦)
おめでとう!俺ッ!

「ゆみみ☆えっくす」のネタは また後日。


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本日で「MC68000 Maniacs!」を開設して ちょうど 1周年目となりました。

毎日更新とはいかなかったまでも,平均して 2日に 1度のペースは維持できていたのではないかと思っています。設定したテーマに対する 自分自身の知識や技術力が中途半端なままの運営となっていたため,ご来訪いただいた方の中には,記事の内容に 疑問や不満を感じた方も多かったのではないでしょうか。

稚拙な文章しか書けず,大変申し訳なく思っております。

今までお付き合いいただき,コメントや トラックバックを下さった皆様に対し,
この場を借りて 厚く御礼申し上げます。

今後とも「MC68000 Maniacs!」をよろしくお願い致します。


平成17年5月1日
FunnyPlace


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