「ソウルスター」は,1994年にビクターエンターテイメント株式会社から発売されたメガCD専用の3Dシューティングゲーム。メガCD最高峰のゲームといえば「SILPHEED」が真っ先に思いつくところですが,この「ソウルスター」も(当時としては)かなり高度なグラフィック処理を実現しているゲームです。自機を後方から見た視点で展開するスタンダードな3Dシューティングですが,ステージ構成は 強制スクロールステージと全方向スクロールステージに分けられます。前者は普通の3Dシューティングゲームと同じです。後者は決められた範囲の空間を自由に飛びまわる事ができる点に特徴があります。ただし,方向転換は左右のみで,上下方向は「飛行高度の変更」のみ可能。上下方向への方向転換はできません。
メガCD後期のソフトではありますが,この時期としては かなりスムースな3次元処理を実現しています。敵機や障害物が接近してくる際,擬似3D処理にありがちな 拡縮処理のガタつきが かなり抑えられている感じです。また,背景の敵要塞(?)がどんどん接近してきて,そのまま要塞内に突入する演出があるなど,この当時であれば,そこまでやる必要がなかった部分も しっかりと作り込まれています。処理落ちもなく,良質のゲームとして評価される要素は十分に持っているのですが,自機の操作性が良くないために せっかくのゲームを台無しにしている感があるのが非常に残念でなりません・・・。
あえてそう作ったのだと思いますが,宇宙空間での自機の動きが入力に対して常に1テンポ遅い感じがします。これにより,妙な「慣性」がついているように感じてしまい,細かい動きが難しくなっています。自由スクロールシーンはさらに操作が難しく,自機の方向転換のためには,斜め前(斜め後)の入力が必要。上下方向の高度調整のためには,Cボタンを押した状態で方向ボタンを使わなければならず,あえて言うなら「ソダン的な操作性の悪さ」を露呈しているのです。この部分さえ改善されていれば,さらに面白いゲームになっていたと思います。
現在は,宇宙空間から敵要塞に突入し,自由スクロールシーンで 中枢コンピュータを破壊するところまでしかプレイしていません。その後,ワープゲートを起動して後続のステージへ進むのですが,操作性になかなか慣れられずワープゲート起動前に爆死してしまうのです。もうちょっと練習すればクリアはできそうなんですがね・・・。
って,やる気満々じゃないの。俺。(≧∇≦)
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