MC68000 Maniacs!
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三才ブックスより出版されている「ドリームキャスト コンプリート ガイドブック」をゲット。

好んでセガ関連のレトロゲームを集めたりしていますが,何故か一番新しいはずの「ドリームキャスト」のラインナップが非常に弱かったりするので,ちょっと勉強をする意味で購入しました。セガのゲーム機の中でも一番の「短命」であったドリームキャスト。我が家でも「シェンムー」以外ではほとんど稼動しておらず,2006年に「UNDER DEFEAT」が発売されたあたりで倉庫から引っ張り出して復活。以降,海外モノの新作ゲームを楽しみながら,ゆっくりと実機環境を整えてきました。ここ数年でHDMI接続環境も整備できたので,ソフトウェアのラインアップも強化したいと思ったのですが,メガドラやサターンと違って,どんなソフトがあったのかあまり知らなかったりするのです(笑)。

掲載されている総ソフト本数は500本。短命と言われる割にはソフトの本数は出ているんですね。2001年にハード事業撤退となった訳ですが,以降もソフトは発売され続け,国内では最終的に2007年3月まで発売が継続されました。後半の方のラインナップはギャルゲーだらけで今更中古品を購入しようとは思えないタイトルばかり。やはり晩年に集中して発売されたシューティングゲーム関係を中心に収集するのが無難そうですね。実は,2009年以降もセガ非公式の海外版ソフトが開発され続けていて,2009年「DUX」,2012年「FAST STRAIKER」,2013年「STURM WIND」,2014年「NEO XYX」とシューティングゲームばかり出ていました。このあたりは「ドリームキャスト コンプリート ガイドブック」には載っていません。非公式は除外・・・ということなんでしょうね。

個人的には非公式ソフトのレビュー記事も読みたかったところです。
ちょっとだけ残念。(´・ω・`)

本書の後半ページに掲載されている「本体・周辺機器」のセクションが個人的には楽しくてお薦め。本体やコントローラー,ビジュアルメモリのバリエーションが大量に掲載されている他,その他の周辺機器についてもマイナーなものまでしっかり掲載。さらに未発売の周辺機器情報まで掲載されています。ちょっと気になった点としては・・・ドリームキャストには標準で「32Kbps モデム」が装備されていますが,アップグレード版として「56Kbps モデム」が流通していたように思うのです。これもやはり非公式パーツなので掲載なしという事なんでしょうかね。「56Kbps モデム」自体はいまだに手元にあるので,売っていたのは間違いないです。


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ドリームキャストであれこれやっている割には,実は持っているソフトがかなり少なかったりします。本体購入はしたものの,リアルタイムで遊んだソフトは6本(スペースチャンネル5,クレイジータクシー,ソウルキャリバー,シェンムー,首都高バトル,UNDER DEFEAT)のみ。2009年頃,秋葉原で海外オリジナルのドリキャス新作ソフトが売られているのを知り,それにハマり始めてから中古のソフトをあらためて数本購入しましたが,それでも現在持っているソフトは,海外モノを除いて僅か15本しかありません。レアなものは「BORDER DOWN」くらいしか持っていませんでしたが,昨年くらいに「L.O.L」という若干高めのソフトを入手しました。アメーバー(?)みたいな謎の生物が主人公のロールプレイングゲームのようです。パッケージの裏に「ロープレ」と書いてあるのでおそらくRPG。この書き方で良いんでしょうかね(笑)。

予備知識が何もなく,マニュアルを読んでもほとんど情報がないので,遊び方もよく解りません。主人公を操作すると,ペタペタ・・・といった感じで移動します。他の生き物を見つけては,Aボタンで攻撃(?)を仕掛けて,でかいヤツに殴り負けてゲームオーバー・・・ってのを繰り返すのみで一向に進展がなく,購入以降ずっと棚の中で眠っていました。で,先日になって,ドリームキャストのRGB→HDMI接続のテストをしようと,久々に起動をしたのですが,21pinRGB出力非対応とされているタイトルのはずなのに,ドリームキャスト→KARAT DC用RGBケーブル→RGB21pin音声反転中継ケーブル→FRAMEMEISTER→HDMIケーブル→液晶テレビという接続でもちゃんとプレイできていますよ!?一応,オープニングデモからゲーム序盤(自分と同形の生物が儀式で進化してマップ外へ出ていくあたりまで)をプレイしましたが,映像や音が途切れることはありませんでした。映らないと思っていたのでさすがに自分も意外でした。

ゲームとしては・・・世界にいる様々な生物たちとコミュニケーションを取って「仲良く」なって,コスモボールというアイテムを貰って,なんだか儀式っぽいことをやって,自分が進化していくゲーム・・・といった感じのようです(笑)。仲良くなれる条件は生物ごとに異なるのだとか。動くヤツに殴りかかってはダメなゲームだったんですね。

独特のCG世界がなかなか面白いゲーム。実はBGM担当が坂本龍一だったりします。
これは買っておいて正解だったかな。(`・ω・´)


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「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」のテスト編その5です。

前回記事にて FRAMEMEISTERを介した「ドリームキャストのHDMI接続」にトライしました。21pinRGB出力をHDMIに変換しての液晶テレビ接続は成功しましたが,選択したドリームキャスト用21ピンRGBケーブル(KARAT製)に「音声の左右が逆」という不具合(?)があったため,若干不満の残る結果となっていました。不具合の存在はケーブル購入前に知っていたので,そもそも KARAT製ケーブルを買わなければよかったんですけどね(笑)。とりあえずHDMI接続がそれなりに可能であることが確認できたので完全に無駄な買い物ではなかったかなと。で,すぐさま本命の「穴場開発事業団」製ケーブルを購入・・・と思ったら,ドリキャス用21pinRGBケーブルはアマゾンでは品切れの様子。公式WEBページの方でも品切れ扱いのアナウンスとなっていました。これはしばらく我慢するしかなさそうだと半ば諦めかけたのですが,非常にピンポイントでタイムリーな商品「RGB21pin音声反転中継ケーブル」を発見(笑)。これは買うしかないでしょう。

21pinRGBの「延長ケーブル」のような見た目の製品で,ケーブル内部で音声の配線を逆転してあるのだそうです。ドリームキャスト→KARAT製ケーブル→音声反転中継ケーブル→FRAMEMEISTER・・・といった感じで,まさに「延長」的な使い方をします。ステレオピンジャック用の延長ケーブル(?)が一緒に付いていますが,もともと本製品はサンコーレアモノショップ製「RGB21→HDMI変換」向けにリリースされている様子。サンコーレアモノショップ製品の場合「音声が左右逆になる」他に「HDMI端子に音声が載らない」という仕様になっているため,音声はヘッドフォン端子から別途取り出してやる必要があり,ステレオピンジャックケーブルが付属されているみたいですね。今回必要なのは 21pinRGBケーブルのみ。ステレオピンジャックケーブルは不要です。

自分が試した限りでは,ドリームキャストからの 21pinRGB出力の音声が,
ちゃんと左右反転されてHDMI出力に載っているのを確認できています。

海外製の21pinRGBケーブルでは音声の左右反転がよくあるようなので,
本製品はいろいろと使えそうですね。(`・ω・´)


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「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」のテスト編その4です。

だいぶ前に「ドリームキャストのHDMI接続」という記事を書きました。ドリームキャストの映像出力を,VGAアダプタ経由で安物の「VGA to HDMI アップスケールコンバータ(上海問屋製)」に接続し,手っ取り早くHDMI化しちゃおうという企画だったのですが,音声については VGAアダプタから別途に取り出してアップスケールコンバータに入力してやらねばならないうえ,VGAケーブルとHDMIケーブルが同時に必要だったりと,ケーブル類がかなり煩雑な状態になっていました。現在は「FRAMEMEISTER」があるので,これを活用すればHDMI接続は簡単に実施可能。設定変更の必要はなく,S端子ケーブルを接続するだけで基本的にOKです・・・が,せっかくなので21ピンRGBケーブルを試してみたいじゃないですか。

ということで,ドリームキャストの「21ピンRGB→HDMI」接続にトライです。

ケーブルは KARAT製「DC用RGBケーブル」の中古品をゲットしてきました。KARAT製ケーブルは「音声が左右逆になっている」とのことだったので,できればこれは選択したくなかったのですが,取り急ぎ入手できるものがこれしかなかったので仕方なしです。そのうち「穴場開発事業団」製のヤツを買おうかと思います。ドリームキャストは,ビデオ出力以外に「VGA出力」,「RGB出力 TYPE1」,「RGB出力 TYPE2」があるとのことで,ソフトによっては RGB出力に対応しないものもあるみたい。とりあえず,ドリームキャスト→(21pinRGB)→FRAMEMEISTER→(HDMI)→液晶テレビ といった感じで接続してみましたが,タイトル画面とメニュー画面は問題なく出力されました。

音声も一緒にテレビから出力されるので接続が楽です。
左右逆問題は・・・シューティングゲームとかをやっている限りはあまり気にならないので,当面はこのままで。

手持ちのゲームを一通り試してみました。
以下のタイトルについては,問題なく映像が出力され,ゲームプレイが可能でした。

・セガラリー2
・デイトナUSA 2001
・スピリットオブスピード1937
・クレイジータクシー
・スペースチャンネル5
・ソウルキャリバー
・ジェットセットラジオ
・ボーダーダウン
・レズ(Rez)
・ラジルギ
・レインボーコットン
・ティンクルスタースプライツ
・アンダーディフート
・ソニックアドベンチャー2

海外製のセガ非公認ソフトもちゃんと動きました。

・DUX
・高速ストライカー
・STURMWIND
・ネオザイクス

おまけ。これも動きました。

・鈴木裕ゲームワークス


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「SPIRIT OF SPEED 1937」は,2001年4月に株式会社アクレイムジャパンより発売されたレースゲーム。メルセデス154や,アルファロメオ12C,ブガッティ35Bなど,1930年代のサーキットシーンで活躍したクラシックレースカーを操作し,当時のレイアウトを再現した各国のサーキットを疾走できるという,非常にマニアックなゲームであります。車両のセッティングなどといった細かい設定項目は存在せず,ただひたすらレースを戦うのみ(笑)。レースモードは,クイックレース,シングルレース,シナリオレース,チャンピオンシップの4モード存在します。シナリオレースのみ,あらかじめ決まったシナリオに沿ったレースが展開する「キャンペーンモード」的な内容ですが,それ以外は普通のレースゲームと同じような内容になっています。もともとはPC向けの洋ゲーがベースのようですが・・・当時のドリキャス向けゲームとしては,内容が渋すぎる感じがします。

とにかく色々とシビア。クラシックカーなので車の限界が低い,という意味なのでしょうが,コーナーでの操作が粗いと簡単にスピンします。ドリキャスコントローラのアナログスティックでプレイすると緊張感抜群です。加えて言えば,燃料残量,車体ダメージなどが存在し,ガス欠やダメージ蓄積によるリタイアが発生する可能性もあります。当然ながらピットインによる燃料補給,車体修復が可能となっています。さらに言えば,敵車がレベルが結構高く設定されていて,初見でぶっちぎりできるほど甘くはありません。難易度設定がイージーでも選択したコースによっては,なかなかトップに追いつけないままレースが終了する・・・といった事が多発します。慣れるまではシングルレースでオーバルコース(楕円形の周回コース)を選んでプレイするのが良いと思います。

コクピット視点に切り替えて爆走するのが妙に気持ちいいゲーム。
敵車も勝手にミスって事故ったりするリアルさがあるので,個人的にはかなり楽しめています。
グラフィックは粗めですが操作性は思ったより悪くはありません。(≧∇≦)

余談ですが・・・このゲーム,当時はあまり売れなかったみたいですね。嘘か本当かは判りませんが「ドリームキャストは世界いちいいい!―ドリームキャストソフト完全カタログ」という本に掲載されている「2001年8月までに発売されたドリームキャスト全ソフトの販売本数データ」によれば,今回の「SPIRIT OF SPEED 1937」は累計僅か「87本」しか売れていない事になっているのだとか。こんなことまでわかるものなんですかね?? いずれにせよ本当だとしたら・・・凄いリザルトですよね。


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うちの「ドリームキャスト」は全盛期に購入したものではなく,2001年頃(たしか)に発表された「ドリームキャスト生産中止」の
発表を受け,在庫処分のため一気に安くなったところを購入したものです。1998年の発売からわずか3年程度しか販売されなかった悲運のハードですが,現在でも海外のソフトメーカーが年に1~2本のペースで新作をリリースし続けており,海外ソフト大好きの自分にとってはいまだに「現役」扱いのハードであります。これらの海外ソフトのほとんどは「MIL-CD」に対応した本体が必須です。自分の場合,前述したとおり販売期間の極めて後期に入手した本体であるため,MIL-CDの対応について少々不安がありましたが,海外ソフトが問題なく動いているところをみると「MIL-CD対応」のものと思って良いみたいです。

購入当時はあまり使用する機会のなかったハードですが,結構大事に保管していたので故障箇所等はありません。ただ・・・2006年~2009年くらいの3年間,友人宅に貸し出されている間に随分と「痛み」が進行してしまい,黒色のパーツに交換している本体上面カバー以外の本来「白色」の部分が,全て黄色く変色してしまっています・・・。貸し出し先が結構ヘビーな喫煙者だった事もあるので仕方がないのですが,CDのピックアップ部分などへのダメージ蓄積が心配です。ということで,たまたま自宅近所のゲームソフト屋さんで良さげな中古本体を発見したので,早速「予備機」としてゲットしてきました。

箱・説明書なしで,付属品はコントローラ1個と,AVケーブル,電源ケーブルのみという構成。価格は4,000円台中盤。ビジュアルメモリも振動パックもなしですからちょっと高めかもしれませんが,購入のポイントは「本体が異様なほど綺麗」だったこと。よく見てみるとCD蓋部分にちょっとだけ擦り傷があるのですが,本体の変色具合はほとんど感じられない程度です。今となっては「新品」と比較する事ができないので本当に変色していないのかは正確には判りません。でも,2台並べてみると,同じ「白」とは思えないほど,予備機が白い事に間違いはありません(笑)。ちなみにコントローラもすごく綺麗です。

現在試運転中ですが,バッテリーはさすがに弱ってるみたいです。
海外ソフトも普通に動いたので,MIL-CD対応についても心配はなさそうな感じ。
すぐに壊れてしまわない事を祈っています。(≧∇≦)


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数年に1回のペースでリリースされ続けているドリームキャストの新作ゲーム。「AnimeJapan2014」への遠征ついでにまたまた1本買ってきました。「NG:DEV.TEAM」の新作「NEO XYX(ネオザイクス)」であります。以前「高速ストライカー」をリリースしたチームですね。このゲーム。パッケージこそ洋ゲーですが,デモ画面やステージ切替時の演出はあきらかに「東亜プラン」。グラフィックも音楽も90年代の日本のメーカーが本当にやりそうな感じに仕上がっています。ゲーシステムの方も当時のシューティングらしくショット+ボムのスタンダードなものを採用していて,洋ゲーとしてはなかなか「異質」なゲームになっています。

話のタネには最適な「NEO XYX」ですが,このゲーム,難易度がかなり高いので要注意。全ての敵が,徹底的に嫌な角度,嫌なタイミングで弾を撃ってくる感じなのです。それこそ日本製のゲームのつもりでプレイすると,あっというまに敵弾に追い詰められます。自分はドリキャスパッドの十字ボタンがめちゃめちゃ苦手なので,パッドに振り回されている感は確かにあるのですが,それを差し引いても・・・難しいです。よっぽど弾避けが上手くないとクリアできませんよこんなの。何度かプレイして1面は無傷で抜けられるようになりましたが,2面の中ボスを無傷で倒せる気がしません。鬼畜ゲームの攻略が好きな人にはお薦めです。鬼畜って意味では・・・「DUX」には敵いませんけどね(笑)。

ちなみに,ゲームの難易度は一切変更する事ができません。完全に「玄人」向けなので,間違って買っちゃわないように気をつけましょう。ゲーム自体の出来はかなり良いので,この難易度の高さが逆に残念。せめて難易度変更ができれば弾避けスキルがなくても楽しめるのですが。国内ではこのタイプのシューティングゲームの新作はほぼ望めない状況なので,存在自体はかなり貴重だと思います。

NEOGEO版もあるらしく,秋葉原某所で実際にプレイ可能なのだとか。
う~む。「NG:DEV.TEAM」恐るべし。


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ドリームキャストの映像出力をHDMIにアップスケールしてみました。

現在使用している液晶テレビにはビデオ端子&S端子の入力が付いているので,通常ドリームキャストの接続には純正のS端子ケーブルを使用しています。正直なところただゲームをプレイするだけならS端子接続で十分なんですが,HDMIセレクタにできるだけ接続を統一できた方が管理が楽なので,以前から一度やってみたいと思っていました。もちろん画質の向上が図れれば嬉しいですが,思いつきの企画なので予算は可能な限り最小限。綺麗に映ることよりも,HDMIで繋がることを主目的とします。要は・・・安いアップスケールコンバータを使うよ・・・って事ですね(笑)。

で,今回ゲットしてきたのは,上海問屋の「VGA to HDMI アップスケールコンバータ(DN-HHM330)」です。製品名のとおり「VGA出力をHDMI出力に変換」してくれるアダプタになります。価格は5,000円程度。ネットの評判は「それなりに良い」といった感じ。VGAでの入力が必要な機器なので,ドリームキャスト側の映像出力には「XK-DC2000」のVGA出力を使います。XK-DC2000の映像出力切替スイッチを「PC」側に設定しないと映像が出力されないので注意です。音声は同じくXK-DC2000のビデオ端子から取り,ステレオミニジャックに変換してアップスケールコンバータに入力します。これで音声もHDMI経由でテレビ側から出力されるようになります。(映像出力切替スイッチが「PC」になっていても,音声に関してはビデオ端子側にも出力されているみたいです)

出力結果はというと,これが予想以上に綺麗。映像も音声もHDMI経由で問題なく出力されています。いくつかのゲームを試しましたが,反応の遅延や途中で解像度が切り替わる・・・などのトラブルも発生していません。画質が向上して感じるのは,ドリームキャスト側の映像出力をS端子接続からVGA接続に変更しているためだと思います。コンバータを通したことで画面に若干の「縦縞」がでているので,気になる人は注意。また,画面上下が結構ギリギリまで使われるので,ゲームによっては若干「切れる」かもしれません。この件についてはコンバータ側での微調整が不可能なため,どうしても気になる人はもっと上位のコンバータを購入するしかないと思います。

一応,出力結果を比較してみます。(左:S端子,右:VGA→HDMI)



結構差がありますね。テストのつもりだったけど,このまま使った方が良いかも。
画面を接写しているので若干のズレはご勘弁のほど。


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「STURMWIND」は,redspotgamesより発売されている横スクロールシューティングゲーム。約1年ぶりに発表されたドリームキャスト向けの新作になります。洋モノですが国内仕様のドリキャス本体で問題なくプレイ可能。ただし「MIL-CD」に対応した本体が必要となる点は注意が必要です。ゲーム内容は,R-TYPEとサンダーフォースを掛け合わせた感じ。3種類の武器を切り替え可能なメインショットと波動砲(ため撃ち)を駆使しつつ,機械なのか生物なのか解らない敵群と戦います。背景は美麗な3Dグラフィックで描かれており,もの凄く派手な演出が仕込まれています。メガCD版の「シルフィード」のように,ゲーム進行に合わせてムービーを再生しているものと思われますが,あまりにも緻密に書き込まれているので,衝突判定のあるオブジェクトと背景の区別が付けづらくなっているのが少々残念なところ。



操作系は,Aボタンでメインショット,Xボタンでため撃ち,Yボタンでパワーアップ時に装備されるオプション(?)のフォーメーションを変更できます。Bボタンはボムです。トリガーについては,右で武器セレクト。左で前方ショットと後方ショットの切り替えです。武器のパワーアップやボムの補充は,ゲーム中に登場するアイテムを獲得する事で行います。自機が被弾すると「使用中の武器」を失い,自動的に別の武器に切り替わりますが,すぐには自機が撃破されません。被弾した時点で「武器をすべて失ってしまった」場合に自機が撃破され,残機が消費されます。つまり,保持している武器数が「ライフ」の替わりになっている,という事です。

武器アイテムは結構な数が出てくるので,被弾後のリカバリーは比較的楽なのですが,とにかく「背景」が見辛く,激突判定のあるオブジェクトをしっかり覚えていないと,知らないうちにダメージを食らいます。また,敵の出現パターンもかなり厳しく,ワープしてくる敵が「自機と同じ場所」に出てくるような嫌らしい動きはざらにあります。自分たちがゲーセンでプレイしていた「理不尽に難しいゲーム」ってこんなだったよな・・・。と,当時を思い出させてくれるゲームですね(笑)。ボスは完全に「初見殺し」なので,パターンを覚えていないと攻略は難しいと思います。

今だからいろいろ言いますが,当時このクオリティのゲームが出せていれば,ドリキャスはもっと「延命」できていたでしょうね。洋ゲーとはいえ,シューティングゲームとしてはかなり遊べるレベルなので,現役ドリキャスユーザーにはお薦めです。いまだに新作がリリースされるのは嬉しい限り。「新しいゲーム」をプレイするのはやっぱ楽しいですよ。


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まだプレイした事がなかったドリームキャスト版「デイトナUSA 2001」をゲット。

サターン版が個人的にあまり楽しめなかった事もあり,当時は全く食指が伸びませんでした。「デイトナUSA」というゲームは「筐体ありき」のゲームだと(今でも)思っているので,激重ステアリング+4速マニュアルシフトが装備されたアーケード筐体がないと,楽しさが大幅にスポイルされる感じがします。それは最新版の「デイトナUSA HD」でも同じ事。アーケード版と比較的近い操作が実現されてはいますが,パッドで遊ぶ以上,操作性に満足する事は無いかもしれません。デイトナUSAの移植はそんなもんだ・・・と割り切って考えると,この「デイトナUSA 2001」というソフトは,アーケード移植版としてかなり頑張っている部類です。動きもスムースで映像も綺麗。素直に購入していれば,間違いなく大ハマリしていたと思います。

鬼門はやはり操作性。ドリキャスパッドのアナログスティックの特性だと思いますが,バネの反発が強めで微妙な操作がちょっと難しい感じです。ちょうど良いところで上手く「止められない」のがツライですね。「デイトナUSA 2001」の場合,アナログスティックのキャリブレーションが可能なので,ある程度は解決が可能・・・と思いきや,この設定もまた微妙に難しい(笑)。デフォルト設定では,ちょっとでもステアリングを切り過ぎると,あっという間に車体がスキッド状態になってしまうので,これを落ち着かせる方向にセッティングしないとゲームになりません。試行錯誤を繰り返して,なんとか「HD」に近いところまでは持ってきました。

設定はこんな感じ。



これでもまだ油断すると車体が暴れます。「HD」と比較すると操作の安定度が段違い・・・。ドリキャスパッドの限界でしょうかね。とりあえず中級コースを完走(4周)できたのでセッティングはフィックスしました。ステアリングコントローラ等での操作を前提にバランスをとっているのかもしれませんが,多くのユーザーはパッドでプレイするのが普通だと思われますし,パッドを優先にバランスを取るべきじゃないかと。

まあ・・・昔のゲームに注文を付けても仕方がないですが(笑)。


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