『初恋のきた道』 チャン・イーモウ監督 ☆☆☆☆
2000年の中国映画。これは『するめ映画館』で糸井重里が好きな映画として挙げていた作品で、ピンク色のカーディガンがいいとか泣けるとかかなり思い入れを語っていたので、つい私もDVDを入手してしまった。主演のチャン・ツィイーは『SAYURI』で観たことがあったが、この映画ではまだ少女といっていい年齢であることもあり、かなり印象が違う。とりあえず . . . 本文を読む
『Guilty』 Barbra Streisand ☆☆☆☆
バーバラ・ストライザンドのヒット・アルバムをご紹介したい。発表は1980年、プロデューサーはビージーズのバリー・ギブ。収録曲がグラミーを授賞したりもしている。私はこのアルバムをリアルタイムでは知らないしバーバラ・ストライザンドのファンでもないが、「Woman in Love」を聴いてみたらよく知っているメロディだった。多分、当時 . . . 本文を読む
『憎悪の依頼』 松本清張 ☆☆☆☆
松本清張の短篇集である。清張の短篇集はたくさん出ているが、本書はその中でも特に短い作品が多く収録されている。どうやら初期の短篇集らしい。短いだけでなく、ミステリといえるかどうか、という短篇が混じっているのも特徴だ。それらの点で、清張ファンやミステリ・ファンが読むと物足りなく感じるかも知れないが、個人的には結構気に入った。掌編が好きということもあるし、ま . . . 本文を読む
『ザ・シューター/極大射程』 アントワーン・フークア監督 ☆☆
原題はただ「Shooter」なのに、邦題は「ザ・シューター」と「ザ」が付いている不思議。つまり原題は「狙撃手」という一般名詞だが、邦題は「ボブ・スワガーというこの狙撃手」ということだろうか。まあ別にいいが、あの『ゼロ・グラビティ』といい、邦題をわざわざ原題から変える時に担当者はちゃんと意味を考えてやってるのだろうかと時々不安に . . . 本文を読む