どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション-@大丸ミュージアム』なのだ

2009年09月14日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<江戸の幟旗(のぼりばた) 庶民の願い・絵師の技>を見たぼくらわ 東京駅からすぐにある 大丸ミュージアムで開催している<イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション->を見たのだ


この展覧会わ てっきり東京会場への巡回がないと思って 静岡まで見に行こうか 迷ったくらい 見たかった展覧会なのだ


ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

やっぱり ボッティチェッリ<聖母子と天使>だと思うのだ


ぼくらわ 知らなかったけど 『ボッティチェッリのお師匠さんわ フィリッポ・リッピで この絵画わ その影響が 色濃く見られる』と解説に書いてあったのだ

聖母とキリストが頬を寄せ合い 優しい眼差しで キリストを見ている様子が良かったのだ

他にも ジョヴァンニ・ベッリーニの<聖母子>や ルカ・ジョルダーノの<セバスティアヌスの殉教> フランソワ・ジェラールの<戴冠式のナポレオン>などが良かったのだ


この展覧会わ 28日までの開催なので イタリア絵画に興味のある方わ ぜひなのだ ボッティチェッリの作品わ 中々見ることないので 行ったほうがいいと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


大丸ミュージアム <イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション-> 9月28日(月)まで ※最終日は、16:30まで(17時閉場)

http://www.mainichi.co.jp/event/culture/000479.html




展示構成

1章 光と闇のドラマ -17世紀の宗教画の世界

2章 日常の世界をみつめて -17世紀世俗画の世界

3章 軽やかに流麗に -18世紀イタリア絵画の世界

4章 ナポレオンとボナパルト一族

5章 フィッシュ美術館所蔵のコルシカの風景画家

フェッシュ美術館とは、ナポレオンの生まれたコルシカ島にある美術館で、ナポレオンの母方の伯父のジョゼフ・フェッシュ枢機卿の個人コレクションが基礎になっているそうで、絵画57、彫刻4、参考資料18の合計79点を展示しています。


気になった作品

1.サンドロ・ボッティチェッリ 聖母子と天使


髪を結い上げヴェールをかぶった聖母のヘアスタイルは、当時のフィレンツェでは既婚女性特有のもの。(解説から)

キリストと聖母が頬を寄せ合い優しいまなざしでキリストを見ている聖母がなんか良かったです。でも、天使の目線はそっぽを向いている。なぜなんでしょう?


2.ジャヴァンニ・ベッリーニ 聖母子

この方、私は知らなかったのですが、ルネサンス絵画の天才の1人ヴェネツィアの有名な画家一族に生まれだそうです。

光輪は、中世以降の伝統に従って打ち出し装飾を施している。(共に解説から)

聖母の視線が伏し目がちなので、優しさと憂いを秘めた表情に思える。


9.ルカ・ジョルダーノ 聖セバスティアヌスの殉教

闇の中で血の気のない肌のセバゥティアヌスが光を帯びて浮き上がっている。


作品の解説に書いてあったのだが、作品番号No.1、No.2のルネサンスの作品は、聖人をまんべんなく照らす「普遍的な光」で描かれ、作品番号No.9のようにバロックの作品は、1つの方向から強い光を差し込み、闇の中から人物を浮き上がらせている。


13.グレゴーリオ・フェッラーリ 帰還途上の休息

18世紀のジェノヴァ絵画で最も有名な画家の1人。

すべての人物の表情が優しさに溢れている。この聖母の表情は、前に西洋美術館で開催された<パルマ展>でも見たような気が・・・。


29.ジュゼッペ・レッコ(帰属) 亀と魚のある静物

ウミガメのいる静物って、初めて見ました。しかも裏返しになってるって・・・。


32.ベネディト・ルティ 難破船を救う聖女カタリナ・トマス


荒々しい波の中、必死で何かにつかまる人々。聖女が宙を飛び、マストを掴んで転覆しないようしている。

聖女カタリナ・トマスは、船乗りの守護聖女だそうです。


38.エティエンヌ・パロセル(通称:ル・ロマン) キリストとサマリア女


47.フランソワ・ジェラール 戴冠式のナポレオン

当たり前だが、威厳を感じる。玉座やコートにNのマークがある。(ナポレオンのN?)


52.ロレンツォ・ベルトリーニ エリザ・ナポレオーネ像

大理石の彫刻。端正な顔立ちでウットリします。


67.ナポレオンのデスマスク(鋳造)

死後2日後に石膏の型取りをし、翌日に2つの型にブロンズを流し込んで作ったそうです。


会期は短いですが、ルネサンス期の絵画が見れるのはあまりないので、この機会に行ってみてはいかがでしょうか?

大丸ミュージアムは、20時(木・金曜日は、21時)まで開館してますし(だたし、入場は閉館の30分前まで)オススメだと思いますよ。


↓2回目の感想も載せるのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/60123c95b838063c5bb91633c8757f0d


今回も素晴らしい作品が見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て良かったです。

ありがとうございます。



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